ブログのネタが無いという人はニュースを分解、再構築ができない|ネタ作りのコツ
2012年03月06日 公開

ブログに書くネタがどうしてもないという場合にどうしたらいいのかを簡単に解決していきます。
特にネタがない人に限って言えば、「いつ、どこで、だれが、何を、どうしたか」に囚われ過ぎる傾向にあるので、今回の方法で、そこを広げていけばいけるんじゃないかと。
ネタが無いなら「なぜ」をつかいこなせ
そもそもネタがなぜ無いのか?
5W1Hでしたっけ「いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どうしたか」意外と軽視されがちなのがこの「なぜ」です。
ブログと言ってもメディアとして書かれている場合は特に「いつ、どこで、誰が、何を、どうしたか」を中心にみなさんはブログを書いています。とくに「いつ」を常に最新の情報に付加価値をおき、出来事を書き記す方法が一般的です。
中小企業の「お知らせ」は全て自社のプレスリリースのみになるため、これほど他人の興味を引きにくい情報はありません。
では、なぜ皆さんはこの「いつ、どこで、誰が、何を、どうしたか」のみを使い、「なぜ」を使わないのでしょうか。それは皆さんがよく目にするニュースの殆どはこの形に集中されるからですね。
つまり「何者かが、何かをおこさないかぎり、何も書けない」という結論です。
しかし、この「なぜ」をマスターしていくと、かなりのネタが降ってきますので、今度は書く時間がない・・・という状態になるはずです。
そうです。
この「なぜ」にも色々と使い道があるんですね。
5つのなぜを使いこなそう
- なぜ、その人(私)はそう思ったのか
- なぜ、この人(私)はそんな事をしたのか
- なぜ、この出来事は注目されているのか
- なぜ、この出来事は感動したのか
- なぜ、この商品は便利なのか
- なぜ、その人(私)はそう思わなかったのか
- なぜ、この人(私)はそんな事を出来なかったのか
- なぜ、この出来事は注目されないのか
- なぜ、この出来事には感動できなかったのか
- なぜ、この商品は不便なのか
この5つ。
ここから上の5つの反対の部分に疑問を抱くことです。
ほぼ出揃いました。
ここから物事の本質に迫ります。
「なぜ」以外にもネタを作る方法はまだまだあるのですが、この「なぜ」が良い理由が一つあります。「なぜ」の「回答」を調べたり、作ったりする事で、「謎と答え」が手に入るのです。
謎を作り、それに対して回答を作る形式が最も手軽にネタを作ることができるので、おすすめできます。
とりあえずサンプル
ひとまずCnetJapanあたりから、本日人気の出来事記事をもってきましょう。
Yahoo! JapanのトップページがiPadに最適化--タイムライン形式に
Yahooはなぜタイムラインにしようと思ったのか?
↓
1)タイムラインの方が人の興味のあるものを出せる。
2)どうして人の興味のあるものを出す必要がある?
3)その方がユーザーが喜ぶ?
イマイチネタにならなそう。次。
Yahooはなぜ今までタイムライン形式に出来なかったのか?
↓
1)前社長がSNSもしたことがなかったからでは?
2)いまごろTwitterやFacebook等と連携しだしたのがいい証拠では?
いける。
タイトル1「Yahooタイムライン化。前社長辞任から新たな展開が始まる」
タイトル2「どうして今までYahooはiPadに最適化することが出来なかったのか」
候補2の方が謎として問いかけて回答も用意できるのでいけるかも?
食べログ、やらせ対策強化に合わせモバイル版も刷新--ランキング表示はすべて有料に
なぜ、食べログはそんな事をしたのか?
↓
1)ステマが多すぎてランキング意味がない
2)ステマを処理することが事実上できなくなっった
3)もはや廃止しかない
4)廃止じゃひどいから課金にしよう
4)ランキングの無い食べログってもしかしてiタウンページじゃね
タイトル1「どうして食べログはiタウンページと化してしまったのか」
電話帳を開いて調べるがごとく。食べログからさらに注目店舗ランキングが有料化してしまった。
その理由は・・・。
タイトル2「ステマ業者の勝利となってしまうのか?食べログのランキング有料化」
ランキングが有料化しても結局そこにステマ業者が居る限り、その審議が正しいものである保証がなく、ランキング化に意味はあるのだろうか?食べログからしてもいい迷惑となる存在、ステマ業者の痛恨の一撃。
こんな感じで。
出来事を拾ったら意外と道が広がっていきますよね。
ここから更に、なぜステマ業者は減らないのか、それはランキング上位にしたい業者がいるからとか、色々なものが見えてきます。
そして自分でなぜなのか?と問いかけると、その答えを自分で知らない場合は、調べなければなりません。
自分で調べる事にブログの価値が見いだせます。なぜなら人はブログを書けば書くほど成長出来るからです。自分への恩恵、成長はおそらく書いている人達みんなが感じている事です。
出来事が分解できればなんだってできる
全ては分解、再構築の繰り返しが、ネタを増やすコツになります。
一つの出来事をとっても、その背景となる「なぜ」をぶつけることで、その情報を求める人に合わせた形に再構築することができます。
食べログの出来事ひとつとっても、これを、飲食店経営者が求める情報にするためにどうすればよいかを考えたり、Web屋が求める情報とはどんなものかを考えると、そのブログのカラーに合わせた形に落としこむ事が出来るのです。
自分の読者はどんな人か。もしくはどんな人に来て欲しいのか。
一つの出来事も、その読者にとって、実は別の価値が有るということを分解して、要点をまとめる事で、「新しいあなたの記事」となるのです。
初心者が簡単にプロっぽく記事の内容を仕上げるテクニック
こちらの記事にも、要点分解トレーニングがありますので、活用してみてください。
そしてここまで書いておいてなんですが「なぜ」の「回答」は人それぞれの思想や考え方に影響されます。その為、あまりにもきつい書き方をすると炎上する恐れも、無いとは言い切れません。
しかしこの考え方こそが、エッジの効いた鋭い記事を作る一歩となるため、チャレンジしない手はないと思います。
それでは、また。