WEBの新しいデザインに挑戦とユーザビリティ無視と
日本航空の鶴を使ったマーク、ティファニーの広告デザイン、楽器メーカーであるナカミチのコンセプト設計――これらのすべてに携わった日本人のデザイナーを知っているだろうか。米国ニューヨークに本拠を置くKatsuji Asada氏がその人だ。世界的なブランドのデザインやアートディレクションを数多く手がけるAsada氏が、新たな活躍の場としてウェブの世界に飛び出した。
こんな記事が注目を浴びている。
きっとすごい人に違いない。
でも、はたして何人の方がこの記事を見て『ありえない』と言ったのか。
私の周りでは全員だった。
何がありえないのか。
注目のポイントはここです
『軽く作ることに気をとられて』をどうやら否定している。一緒にやったデザイナーの方もすごく若い方で、「今までそういう考え方をしなかった」と。今までは技術の人たちがそばにいて、ものを軽く作るということに気を取られて、「優しい」とか「シンプルだ」というところがずれちゃった。
何がやさしいのかも自身のホームページを見ても全くわからないんです。
http://www.asadadesign.com/

1)常にJavascriptエラー
2)トップページが扉
3)扉だと思ったら上のメニューに気がつく
4)メニューを開いてもわかりにくい
5)ユーザーにどこが優しいのか考えてもわからない
これを優しい、シンプルだと言っているなら、確実にWEBユーザビリティは二の次だと考えていると思えてならないんです。
WEB制作する人ならきっとわかるはずです。
デザインに年齢は関係ありません。
でも私の周りにはRSSの表示をやめろという年配の方が多いのも事実。
プログラムが露出しているみたいで、見た人がなんだと思ったらこまるだろうという意見です。RSSがわからないから起こる問題です。
僕はFlashのことも何もわかっていないんですよ。だから逆に、あまり気にしないでわがままを言わせてもらえる。
つまりFLASHがわからないという一言ですんでしまっていいのかという事です。
WEBデザイン(ユーザビリティ含む)と、デザインを一緒に考えてはいけないと思うんです。
前回紹介したデザイナーが作るFLASHは、確かに『すごい!』という感動は生まれるかもしれませんが、それを使いやすい、優しい、シンプルと呼べるのかどうか。
はてなコメントを見ると、これは私だけが感じていることかもしれません。
もし、新しいWEBが生まれる予感がするという方がいましたら是非コメントを頂ければと思います。また、その通りだと思う方もコメントを頂ければ、今後の私のWEB制作の参考になりますので、どうかユーザビリティについてのお考えを聞かせていただければと思います。