ホームページを作る人のネタ帳

「官邸ホームページ」が高いという人はある意味普通かなと

首相官邸
なんだろ。一点だけ腑に落ちないモヤモヤとしたものがあったので、その一点だけ吐き出してすっきりしないと集中できなくなってしまったので書く。

事の発端はこれね。
首相官邸ホームページ、4500万円かけリニューアル - MSN産経ニュース

とりあえず価格の高い安いについてはなんも思っていない


私の意見としては、本当に4500万かける必要があったのか?
コストパフォーマンスどうなってんのか?あたりをツイッターでつぶやいた感じ。値段たけーよとはおもってはない。

多分色々と情報を整理してすっきりさせようと考えて、あれこれやるとこんくらいかかってもおかしく無いとも言えますし。

ただ「あれを高いだろ、安くできんだろ」という意見を見て、あぁそういう意見もあんのかと考えていた。
そこに以下の記事。

「官邸ホームページ」のdis記事に思うこと | おごちゃんの雑文
あれを「高い」と言うのは、まぁ自分の感覚と合わせての話だから、高いと思うことはまぁいいだろう。でも、それを「かくかくしかじかで高い」とかゆーコメントを寄せてる業界人、お前らそんなに自分の仕事を安く言いたいのかと。あるいは、そーゆー記事を嬉々として書いている新聞社、それは自分とこの制作会社への圧力のつもりかと。「ぼったくり」とか言ってる奴等は、そんなにウェブ業界をブラックにしたいのかと。


「所詮ホームページ」 |Webリテラシ |KAITOKU
「そんな価格になるわけ無いだろw」「俺なら○○万でやる」「ぼったくり」「この価格であるのに○○の機能も無いのか」
こういった類の残念発言である。
何故そこで”安売り”をしたがるのか?
ココで言う"安売り"とは、「価格を値引く」と言う意味では無く、「自身の携わっているシゴトを卑下し安いモノと位置づけてしまう」と言う意味である。

考え方としては概ね同意。

ただこれが、Yahooとか楽天がやったならの話だけど、マネタイズもしないサイトと、一般サイトをごっちゃに考えられている発言だ。それを一括りにしちゃダメだよ。

イメージとしてはこんな感じで想像してみて


とある企業に入社したあなた。

そこの社長は4500万で、Webサイトを外注しました。どう見ても4500万円の元を取れるようなものではありません。広報活動だから別に良いという風潮がありました。

しかし、財政は毎年赤字です。さらに財政困難のため、社員一人ひとりから消費税の値上げという名目で給料からお金を差っ引こうという会議まで開かれていました。

そこであなたはWeb制作が出来る経験から、社長に言いました。

「もっと私が安く作れます」と。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 

うん。こうして見るとやっぱり至って普通の発言にしか見えないんだよ。

自分たちの国のことでしょ?

どっか別の国や企業がどんなものをいくらつぎ込もうがなんも思わないかもしれないけど、結局この「無駄」って自分に帰ってくるわけだから、少なくとも国民としては「高すぎるアホ」と言いたくなるのはしかたないんじゃないかなーって思うし、思ったならちゃんと発言していいと思う。

それに対して、自分たちを安く見せたいのかと言いうのはあまりにもナンセンスだ。

※1

自分たちは誇りをもって仕事をしているわけだから、広報活動の一環で、それを上回るような利益をだせそうにないのに、こんな金額で仕事をだそうとしている人を見たら注意したくなるのもうなずけます。

あとね、ついでだから言っちゃうんだけど、イメージ戦略だからという理由で子供向けの無駄なものまで生まれました。
首相官邸 for Kids

なにが無駄かは見たらすぐわかるだろうけど、小学生のコンテンツに作るなら、少なくとも漢字にルビふるか、漢字使うのやめないとダメだよね。どうせ作るなら少なくとも小学生が読めるもの作ってください。キッズ向けでさらにキッズが使えないんじゃ報われなさすぎでしょ。

皆さんはどう思いますか?

それでは、また。

追記
※1について

広告もない、コミュニティが形成されるわけでもない、キッズページでカードを販売するわけでもない、物が売れるわけではない、そういう0マネタイズサイトに4,500万かけちゃダメなんだって。わかるでしょそれくらい。必要な事を必要なだけ発信するのに、最新の技術なんて必要ないんだよ。(外交問題もあるので無利益とは考えてませんけど)
経営者なら当たり前すぎて、今回の件に目が飛び出てもおかしくないでしょ。政治は日本を経営することじゃないの?いつから皆それを当たり前のように許すようになったの?

※1には上記が有りましたが、ここ読み返してみると、私はこのサイトのコストパフォーマンスを知るすべがないので、ただの根拠のない批判になっている上、私が書きたかった記事の主旨もここで大きく変わってしまい消させて頂きました。
@yamada_nt
Posted by@yamada_nt
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Comments 3

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底辺WEB製作会社のアルバイト  

首相官邸ホームページなら億単位で受注してくれ

首相官邸のホームページならもっと高い金額で作って欲しかった。WEBサイト製作という敷居を高くして欲しい。なぜなら、世間でのWEBサイト製作・ホームページ作成という仕事は、『数万円で、オシャレで、使い勝手がよくて、入れたい情報全部入れて、かつ早く仕上げて』なんて無茶な要求がまかり通っているから。当たり前のように修正を繰り出し、あげく『これぐらいなら金は払わなくていいだろ?』的な風潮を崩さねば成らないから。WEB関連事業を万札数枚で完璧にできると思われたら、世のIT事業者たちは過労死してしまう。せめて、価格だけでも上げてもらわないと報われない。死んでも死にきれない。だから、首相官邸ホームページなら、ただそれだけでも、今回の金額では安いと思う。

2012/04/05 (Thu) 20:16

180度反対です  

No title

引用した二人の意見を読み間違ってます。
外注する側の話ではありません。
受注する側の話です。

2012/04/05 (Thu) 20:52

KOBAYU  

No title

はじめまして。いつもブログ見させてもらってます。

前に会社の朝礼で先輩が似たような記事について紹介してたので、前からなんだかなーと思ってました。

僕もこの金額は適当じゃないと感じます。ただ、4500万という値段ばかりに目がいくと何かとてつもない値段に感じるけど、そのお金が市場を回り回って結局法人税やら何やらで政府の懐に入ることを考えると、4500万という数字にムカッ腹を立てるのは少しアンフェアなのかなってふと思いました。

それじゃあどれだけ差し引いた価格が妥当なのかというのは計算がすごく面倒臭そうなのでこの辺で考えるのはやめときます。ただそんな風に思った、というだけの話です。

きたない文で失礼しました。

2012/04/05 (Thu) 21:02

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