既に40万集まった学費募金支援サービス「studygift」での坂口綾優さんへの心配事
2012年05月18日 公開

大変ユニークな問題が話題になっておりまして。
その昔Google+日本一に輝いた Aya Sakaguchi さんという無名の大学生がおりまして、その方が学費が払えず大学をやめねばならない状態に陥ってしまいました。
そこで立ち上がったのが「liverty(リバティ)」。
学費支援募集サイト「studygift」を立ち上げ、彼女を支援することに。
募金したい人はすればいいし、したくない人はしなければいいのだが
学費が払えないなら俺たちが払う! 「studygift」はクラウド時代の「あしながおじさん」なのか - ねとらぼ
こういうのはしたい人はすればいいし、したくない人はしなければいいという単純な問題なのだが、どうも話題を作る為にこの女性がピックアップされたようにも感じてしまうのは、きっと私の目が汚いからなんだろうなと感じるところではあります。優秀なのに学費が払えず退学寸前……そんな学生たちを支援するために作られたサービスで、起業家の家入一真氏が代表を勤めるグループ「liverty(リバティ)」によって制作された。
しかし、1~2年のころは奨学金とアルバイトで学費と生活費をやりくりしていたが、現在は成績が下がったことを理由に奨学金を打ち切られ、学費が払えず大学をやめるしかない状態になってしまったという。一時は大学に通うのをあきらめかけたが、そんなおり、家入氏らに声をかけられ、Studygiftのサポート第1号となった。
まず写真の公開が必要かという最大の問題。

そんなもの美女と野獣がいれば、美女に票が集まるのは世の常だし、100,000円募金でGoogle+に宣伝しますなどというのは、彼女にしかできない問題であり、今後登録する人の敷居が跳ね上がるのは間違いないわでして、今回の一件は単なる話題の為に彼女が選ばれんじゃないかという疑いが晴れることはありません。
というかSNSで宣伝しますってそれ、もはや募金じゃ無い気もするけど。
ただ、Twitterなどの反応を見る限り、一番読者が気になっているのは、「成績が低下したため、奨学金を打ち切られた」に対する理由が全くない点っぽいけども。
また、お金をもらうということが、実際今後どのようになっていくかというのも、しっかり考えてからやるべきだったと思うんだけど。
仮に募金が全て集まり、しっかりとした学生生活を送れたとしても、世間ではそんな事は関係なしに、例えば良い車に乗っているという理由だけで批判する人が現れ、Google+で「海外旅行にいってきました!」「女子会でーす」などと無邪気な発言をするだけでふざけるなという人が現れるんだよね。しかも、募金してない人もそういうの祭り上げようとするんだよね日本て。
そのへんをちゃんとリバティ側の人は、説明しているのか、考えてやっているんだろうかという心配があります。
大丈夫なんでしょうか。
路上で赤い羽根募金とは違い、こうした個人名と顔までだされた状態の人というのは話題性も強く、ネットでは多分一気に広がるかと思いますので余計心配です。既に2ちゃんねるでも話題になっていますが、本当の問題は募金が終わったあとから卒業するまでだと思います。既にTwitterでのメンションをみるかぎり、クズ女だとか心ない言葉を吐いてる輩がいます。
暴言を個人が受ける精神的ストレスはなかなかのものですよ。吐きかけるなら個人じゃなくて、彼女を利用したリバティ側にシフトしてほしいところです。
個人的には、こういうアグレッシブな人はすごく好きですし、自分で考えて色々と展開していくなら応援したい。また、今後Webに関わる日本人は、ネットで陰口いわれようが、「ふざけんな」と言われようがそんなの気にしないような人間になっていくべきだと考えていますので、そういう面では、全てわかった上でやっているならどんどん直進してほしいと思います。
むしろ「私がリバティを利用しました」くらいの勢いがあると更に素敵です。
あと坂口さんの記事読む限り「奨学金を受けていた頃はまだSNSなどやっていなかった」との事なので、中、高、大学300名で行われた、「期間中、一度でもFacebookなどのSNSを開いた学生は著しく学力が低下する」という研究結果と合致している点も、あんまり見過ごすことはできないなぁと思いました。
Attention Alert: A Study on Distraction Reveals Some Surprises | Psychology Today
みなさんはどう思われますか?
それでは、また。