完璧 vs 中途半端 はネットでは中途半端が圧倒的に勝つ法則
2013年02月04日 公開

時に多くのクリエイターが完璧を求めるあまり
結局完成せず終わってしまうなんていう不毛なドラマは膨大に存在します。
あなたも、そこのあなたもそんな経験があるのではないでしょうか。
または、誰かに指摘されて恥をかきたくないっていうプライドが邪魔をすることも多々あるでしょう。
この「完璧」の、まるで逆を走る「中途半端」は、一見するとダメな印象が強いです。事実ダメな事が多いんですけど・・・しかし、ネットでは、この中途半端が、多くの完璧を打ち破ってきています。これは紛れもない事実でして、本当に完璧であるがゆえに足をすくわれて、中途半端に負けるのです。
そこにネットのマーケティングが潜んでいると感じますよね。
ドジな奴は気になる
あまりに完璧な人間よりも、ドジな人のほうが人間的であり、気になってしまうという法則です。
つまりネットにおいても、完璧すぎるイラスト、文章、制作物、ゲーム、言葉は、スルーされることが実はかなり多いのです。というのも、中途半端でも、どこか光るところがあれば、そこはみんな認めざるを得ません。
しかし、その他の部分においてダメなところが多い場合は、多くの人はそのダメなところを、「ダメ」と言わされてしまうのです。
気がついていない人も多いですが、皆知らず知らずのうちに、言わずには居られない人間のサガに逆らえず、言わされているのです。
言われたら広がる世界
現実とはかけ離れたこのネットの世界において、「発言する」ことは、「広める」ことと同義語になります。本人は全く気がついて居なくても、他人を煽ればそこに注目が集まる仕組みになってきていると言うことです。
良い意味でも、悪い意味でもこの仕組ができつつあります。あいつは嫌いだ、嫌いだから悪口言ってなるべくあいつのブログを貶めてやろうと企んでも、逆にその人のブログを自分が宣伝している事になっているということですね。
また、その人に悪いところがあっても、良いところもしっかりあれば、どんなに攻撃しても、守ってくれる人達が沢山います。これに関しては、中途半端よりも、完璧であればあるほど効果が高くなります。
完璧な人を攻撃すると、逆にその完璧な人のバックが突如として現れて、ふるぼっこされるわけです。
そういう意味では、中途半端な人ほど攻撃しやすい対象はいないです。
そして攻撃されればされるほど、実はかなり良い情報が無料で手に入ります。
多くの人が感じている改善点を、無料で聞くことができるからです。これ以上無いポジティブな考えが求められますが、攻撃されることで、さらに多くの注目を集めます。
つまり完璧を目指すのは当然ですが、完璧であり続ける必要はない
だってにんげんだもの。
この一言につきます。
例えばこれからWeb制作をして公開するにしても、ブログを始めて記事を書くにしても、イラストを書くにしても、あなたが現在リリースする時点で、完璧超人である必要は全くもってないということです。
むしろあなたは挑戦者であり、リリースしてなんぼのもんじゃという気概があれば、十分に「今ある完璧」をおさえて、上を目指すことができる環境にあるということです。
これはTwitterやFacebookの影響ですが、悪い環境ではありません。
この環境を利用して、今ためらっているそのやりたいことを、今やっておいたほうがいいと、私は無責任ながら言いたいと思います。例えば私のように、あまりにも美しく完璧に文章を書きすぎる必要なんてないってことです。
親愛なるあなたへ。がんばってくださいね。
それでは、また。