ホームページを作る人のネタ帳

吾輩はブログである。読者はまだいない。どうしたらいい?

ブログのコンテンツとは
最近は東京、福岡なんかに出向き、セミナーをする機会が増えたおかげで、多くのブロガーさんやアフィリエイターさんと出会う事ができました。

そこでの親睦会などでの会話のうち、どうもなにかしらの「違和感」を覚えました。

なんだろう、このモヤモヤはなんだろう。
ずっと考えていました。

しかし、やっとその答えが見えてきたため、文章として、それは自分の為にも残しておこうと思いました。

表現できない違和感


私が感じていた違和感。

それは現在多くのブロガーさんが抱えている悩みの根源にあるもの、「アクセスを増やしたい」という共通した想いについて、若干のズレがあることでした。しかし、それは直ぐに言葉として表現出来るものではなく、さらに言えば、一体自分はなににズレを感じているのかすらわかっていなかったのです。

この正体に気付くきっかけとなったのは、のほほんとニコニコ動画を見ている時でした。

あるおっさんのゲーム実況を見ている時、おっさんへのコメントが随分ひどく荒れた回があり、それをみてはっとしたわけです。。
そのおっさんの動画は視聴回数300,000を超え、コメントは3200、それはもう人気の動画と言ってもいいでしょう。

もとより動画が荒れる最大の原因は「少数の新参荒らし VS 元からいるファン」の言い争いです。
この構図はブログも同じでして、ある一定の人気を獲得することで、様々な媒体で紹介されるようになります。わかりやすく言えば、はてブでトップになったり、他のブロガーが紹介してくれたり、今まで見てなかった人たちがTwitterで紹介したりという状況が自然に発生します。

これまでのブロガーや主を見てきた人たちとは違う、新規のユーザーがどっと押し寄せ、その時、その瞬間感じたことだけを残し、そして去っていきます。

勿論、元からいるファンとしては、何でネタにマジレスしてんの?とか、1から見直してこいといったコメントが増えます。それに対して、新規ユーザーはそんな面倒臭い事いってんじゃねーとか、おっさんを守ろうとする姿勢にホモといった表現で罵倒しあいます。

さて、この荒れた回の翌週、主が言った言葉に少し感動してしまったのです。

おれの辛いことってそこじゃねんだよ


荒れた動画の翌週、もちろん荒れてます。
しかし、おっさんは言いました。

「よくバカとかしねとか言われる批判コメントがあって、それに対してお前らすげー援護してくれて、それに関してはもうホント感謝しまくってるというか、ほんとにすんごい嬉しく思っているよ」

ここまではわりとどこでも聞けるセリフなんですがこの次から。

「でも違うんだよ。おれにおってみると、そのアホだのバカだのホモだのと言っている連中の存在もすっげー嬉しいの。みんな知らない人も多いだろうけど、実況4年やってて、今作までほんっっとに誰も見てくれてなかったんだわ。おっさんだし。」

「最初の1年なんて視聴回数10、マイリスト0とかずっと続いてたわけ。そんな誰にも相手にされてねぇ時代に比べたらアホでもバカでもすげー嬉しいんだよ。おれらみたいな奴らって多分、罵声や批判されるより、誰にも相手にされないのが一番つらいと思うんだよな。」

勿論この瞬間「キモ」のコメントが殺到したが、「お、お前のこと好きになったぜ」といったコメントもつき、見ている私としても「あー。そうか。嫌われるより無関心がきついんだな」と捉えることが出来ました。

ここではっと気が付きました。
そうか、そこかと。

ブログのリリース、さて読者は0スタートなのか?


今と昔を比べてもナンセンスなのはわかっています。しかし今と昔の違いから、ひとつの思い違いが生まれているのではないか、という仮説にたどり着きました。

例えば現在、はじめにTwitterやFacebook、mixiといった媒体を利用している人からしてみると、読者はゼロスタートではないということです。

私の住んでいる旭川におきましては、私のネットに関する話が出来る人というのはまわりに5人しかいませんでした。それも同じ職場で働いている人で、ブログをスタートする時は、その人達には告知しませんでした。

勿論Twitterもありませんでしたし、mixiはありましたが利用していませんでした。

最初に書いた記事がGoogle検索にすぐに引っかかるわけもなく、まさしくゼロスタートだったと言えます。
最初の2ヶ月なんて、本当に誰も見に来てはくれません。1日のアクセス数は5未満で、全部私じゃないのと疑いたくなるほどの状況。

読者が0。
果たしてこの状況をひっくり返すためにどうすればよいのか。それがどうして1日最高16万PVという数字を出せるようなブログになったのか。

大事なのはアクセス経路ではない


私がブログを見てもらうための方法を模索した結果、最初に考えついたのは今は殆ど使われなくなった「トラックバック」です。

既にアクセスのある媒体の言葉をわざと引用したり、紹介したりして、トラックバックを送ります。
この結果、若干ですがやっとアクセスが増えました。

しかし、直ぐに熱はさめ、いつもの5アクセスです。

こんな方法を取っていくうちに、ある一定の法則が完成しました。それは、まず記事にコンテンツ力があるかどうかです。つまり、どれだけトラックバックをおくろうが、そもそもその記事に何らかのコンテンツが無ければ駄目だという結論に至ったのです。

こちらの記事に、トラックバック先とは違うコンテンツがあれば、再訪問者が増えるという結果がうまれたわけです。

つまり
コンテンツ>アクセス経路>アクセス
というのがはじめに考えるべきことだということです。

ヒットしても悪口ばかり


多くのブロガーさんとの会話の中で、私も昔よく炎上してました。批判とか凄かったですというと、みなさん、ほぼ全員驚かれます。この事にも引っかかっていました。

私は当初3ヶ月の間、本当に誰にも見られること無く、静かにコンテンツを貯めて行きました。
もちろんですが、たまにヒットした記事は、そのほとんどが「批判的なコメント」ばかりです。

これは上で紹介したニコニコ動画と同じ理論です。急に場違いなところで紹介されると、そこから一気に人が流れてくるからです。

「どこの誰だかわからん奴が、勝手なこと言ってやがる」と言わんばかりに、悪口を言われ続けました。

特に、現在のはてなブックマークは、Twitterと連動したことで驚くべきほどにクリーンで爽やかなコメントが増えました。これははてなの大きな功績の一つだと私は思っています。

昔はそんな甘いものではなく、本当に2chのようなノリで好き勝手言われていました。

「この作者はどこかメンヘラ」「考え方が虫以下」
勿論、情報を確認しないで書いたものもあり、その結果こうしたコメントが付いたというのもあります。さらに言えば、物の見方を全員が納得できる形にするのではなく、一方的な見方で記事を書いていたのもあります。

つまり、半分は納得して、半分は納得出来ない様な、自分の主張を込めた記事も多々有りました。だからこそのコメントだと言えます。

時には、はてなブックマークしないでくれてもいいのにと思ったこともありました。

しかし、私はこの時、確かに喜んでいました。私の書いた記事を、どのような形であれ読んでくれた人がいたという事に、半分納得できない批判すらも、嬉しかったのです。

その最大の理由は、アクセスが0の時のほうが、批判よりも辛かったからです。

最近感じた違和感の正体とは


ここでようやくわかりました。
多くのブロガーさんや、アフィリエイターさんに質問される内容の殆どが、「アクセス経路」と「アクセス数」であり、コンテンツが最後に追いやられているのではないかと言うことです。

アクセス経路>アクセス数>コンテンツ
つまり、アクセス経路の作り方、増やす方法、テクニック、こうしたものに目が行き過ぎているんじゃないかということです。

これ、私もそうですが、アクセスが少ないという事実が辛いからこのような考えにいたってしまうんですよね。ブログランキングに頼りたいという気持ちもこうした事実から目をそむけたいという思いからだと思います。

ですが、アクセスを気にするよりも、面白いコンテンツを作りたいという情熱がある人の方が、遥かに伸びています。

つまり、アクセス0でもいいからコンテンツを作ってやろうっていう思いが強い人の方が、結局この業界で生き延びているわけでして、最初からアクセスについて考えると、検索エンジン対策はー?キーワードはー?被リンクはー?内部リンクとかどうするー?という具合に、なにか別の道に進んでいってしまうのではないかと思います。

もしもコンテンツを作れないと思ったなら、とりあえず情報を整理、まとめるというものからチャレンジしてみるといいかもしれません。ネタ帳の昔の記事もそうですが、自分でコンテンツ作り続けることができなくても、一定のカテゴリの情報をまとめるだけでもいいのです。

そうすると、意外と見落としているコンテンツも見えてくるわけでして、だんだん楽しくなってくるかと思いますよ。

セミナーでは、コンテンツの具体的な作り方なんかをお話してたりしますので、今度どこかで機会があれば是非参加してみてくださいね(笑

それでは、また。
@yamada_nt
Posted by@yamada_nt
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