ホームページを作る人のネタ帳

ソーシャルメディアで拡散しやすい記事を発掘したり、ターゲットに届いているかを確認する方法

ソーシャルメディア対策
Analyticsによるアクセスアップシリーズ第3段となりました。
検索経由で訪れるユーザーと、ソーシャルメディア経由で訪れるユーザーは、基本的に全く別の意思を持っていると言えます。

前者は調べたいときに訪れるわけですが、後者には「楽しみたい」「同意したい」「拒否したい」「広めたい」という様々な感情を持っています。

それはタイムラインに、誰かが偶発的にシェアした時にあらわれて、そこでタイトルが評価され、その時、何らかの理由で記事に訪問してくれます。勿論、ソーシャルメディアで拡散されるポイントがいくつかありますが、今回は、どの記事がどのソーシャルメディアで拡散されやすいのかを調べ、明日へ繋がる対策を考えてみましょう。

新記事へのインスピレーション


Analyticsによって、過去記事を編集するテクニックをご紹介して来ましたが、今回は新記事へのメスを入れる事になります。つまり、これから書くであろう記事をどうすれば良い結果を生むのかという対策として使えるテクニックです。

また、ソーシャルメディアからの流入は常に生き物の用に動いています。
この方法は、前回紹介した全体のランディングページを見つけるものではなく、生きたソーシャルメディアのランディングページを発掘するものですが、その用途は全く別の意味を持つということです。

どのターゲットに向けて書いているブログなのか?
どの媒体で広めたいものなのか?
それはどのSNSに向けた記事となるのか?

どんなソーシャルメディアに向けて書いているものなのかを把握し、そのターゲットに合わせた知識設定を行い、言葉を選び、そして成果につなげるためにどうすればよいのかを考えるためのものとなります。

ソーシャルメディア向けランディングページの発掘方法


今回のポイントは、流動的なソーシャルメディアの拡散状況を知るため、前回前々回のような集計期間にはなりません。ここで集計するポイントは現在から過去6ヶ月程の集計期間です。

別に1年でも構わないのですが、ユーザーは生きていますので、1年前に良かったものでも、今となっては大した価値の無い物になっている事が多く、参考にするなら6ヶ月~9ヶ月程度と言えます。

ただし、もう一つ重要なポイントが有りまして、SNSの情報は2ヶ月ごとにサイクルするという法則があります。

つまり、2ヶ月前から、過去2ヶ月の情報を集計するという、もう一つの考え方があることを覚えておいてください。

実は、全く同じような情報でも、2ヶ月寝かせる事で、もう一度拡散の起爆材となる情報になるというワンインテリジェンス・ツーサイクルという法則があります。例えば「再掲載」という形で、もう一度TwitterやFacebookに流す昔の記事のうち、最良の記事を探しやすくなります。

期間を選んだら次の操作を行います。
トラフィック>ソーシャル>ランディングページ
ソーシャルメディア対策
このソーシャルメディアランディングページは、通常の集計と違う点があります。
それは、新しい記事の方が有利だとか、古い記事の方が集計期間が長くて強いとか、そういう考え方は一切通用しないということです。

一般的な集計では、集計期間が長ければ長いほど、昔の記事のほうが有利であるという事が言えますが、ソーシャルメディアでの拡散に関しては、パッと拡散して、すぐに収束を迎えます。

つまり、記事本体がもつ「共有され、広められる拡散力」を知るための情報となります。
拡散力をはかる数値
このことから、純粋にその記事が持つ戦闘力を調べることが出来るわけです。

記事のURLをクリックすると内容を確認出来ます。
ソーシャルメディアの内容
上の記事の場合ははてなブックマークユーザー向け記事だったりしますし、記事によっては別の結果になることもあります。
記事による特性の違い

これらの情報を元に、どの記事が、どのサービスで話題になりやすいか、もしくは現在の自分のブログはどのソーシャルメディアにファンが多いのかを確認することが出来ます。

傾向と対策


現時点で、どの媒体にファンが多いのかを把握します。

その上で、そこで広まりやすい記事を発掘し、記事の傾向を考察し、描き上げるという一つの手段があります。
また、それとは別に、逆になぜ別のSNSでは広がらないのかを考え、弱い方を強化するという方法もあります。

勿論当たり前のことですが、これらはこれから記事を書くための対策となりますので、一般的なブロガーがそんな面倒臭い事を考える必要はほとんどありません。
そんなことに時間を費やすなら、書きたいことを書いたほうが良いかもしれません。

しかし、アクセスに伸び悩み何とかしたい、企業ブログとしてターゲットを決めているから、そこに向けた記事を書きたい、広がる記事を書きたい、こうした欲求がある場合に、この対ソーシャルメディア対策が効果を発揮するということを頭の片隅にメモっといていただければと思います。

ここでもつかえるソーシャル・ネットワークユーザーフロー


ある程度の使い方は第2回を参照してもらうことにして、ソーシャルメディア用のユーザーフローもあります。

トラフィック>ソーシャル>ユーザーフロー
ソーシャルユーザーフロー
ここで表示されているSNSを選択し、「このセグメントを表示」を選びます。
セグメント表示
こうすることで、各ソーシャルメディアのユーザーが選ぶあなたのサイトのランディングページを知ることが出来ます。

よく見たら「一番対策したいmixiがないじゃないか!」という人がもしいたら、以下の設定アイコンから追加出来ます。
設定でmixiを追加
これによって、現在ではまだ弱い部分を強化するために利用することも可能となります。

おまけ


最近なにかと話題になっている「Pocket」ですが、例えば以下の記事。
周囲に迷惑をかける自信過剰とはなにか?正しく自信をつけるための考え方
こちらは218人のユーザーにPocketされていますが、実際にそこから訪れたユーザーはというと・・・。
Pocket
17人しかいなかったりします。

今後どうなるかわかりませんが、現在のところメディアハブとしてはほとんど機能していないため、この辺はまだ爆発力を持っていないということですかね。

なにかのヒントとなればと思います。

それでは、また。
@yamada_nt
Posted by@yamada_nt
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