ブロガーのポリシーやスタイルについて「お前は今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか?」の人と語り合ってきた話
2013年08月01日 公開

誰々と会って何を話してきた系の話というのはそんなに多くの人の役に立つものではないですが、私なりに参考になった部分などをシェアしたいなと。
つい最近おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか?のうしぎゅう氏と、TwilogやSEOチェキ! 無料で使えるSEOツールの生みの親、ロプロス氏で、ジンギスカンを食べに行った時のお話です。
1時間で出て行きなっ!

最初に入ったお店が人気店で、入店には並ばなきゃならないし、入っても1時間で出されるし、熱いし臭いし煙たいし、油はとびまくって3人とも「あつっ、あつっ」しか言わないので、せっかく3人で会ったにも関わらず、無心でご飯をほうばり、終了。
ただし肉は最高に美味しかった。
そんなわけで、2件目は普通の居酒屋へ。
そんなイベントのおかげ(?)もあり、「飛び散る油」が共通の敵となり、よくわからない一体感が生まれ、とてもフレンドリーな空気となりました。
なるほどと。
実際にゆったりとしたお店に最初入るのは勿論正解だと思っていましたが、そうでもない捉え方もあるなと感じました。なんせ私はお二人に会うのは初めてですから、こうした共通の敵は有りだなと感じた次第です。
ブログポリシーの違い
私個人の考え方でもありますが、ブログの文章に「鉄壁」を求めていません。
もちろんタイプミスや、「の」の使いすぎ等、ちょっとしたミスなどはありますが、何度も読み直して修正したりするよりも、早く、一刻もはやくリリースしたいという謎のポリシーがありまして、すぐにリリースしてしまいます。
もちろん、突かれることもありますが、そういう方は大好きでして、ありがたいと思います。
また、その結果、自分が描いていたイメージとは違う印象を持たれてしまい、Disられたりすることもあります。しかし、こうした周りの意見というのは、私にとって次のネタになるヒントでもある為、何でもかんでもつけいるスキを無くそうという努力は行いません。
たとえその結果炎上してしまったとしても、精神的にはまいりますが、周りの意見からヒントを得れることも多く、結果オーライだなといつも思ったりしています。
これに対してうしぎゅう氏の考えは間逆なものでして、できる限り「鉄壁」を目指しています。
なるべく付け入る隙を減らし、可能な限り自分がイメージしたものと、読者のイメージを一致させることに一つのポリシーを持っていました。
だからなに?と感じるかもしれませんが、結果どのような変化があるかはカンタンに想像出来ます。
この先を読む前に、どんな結果の違いが生まれるか、ちょっとだけ想像してみてください。
ブログの出口が変わる
さて、出口とはなにか。
自分のブログがお城だとして、読者が入り口からがーっと入ってきます。
もし、鉄壁の牙城を築いていたなら、読者は、そのまま用意した出口から帰っていくことでしょう。
つまり、読み終えた後の反応が「ある程度みんな一緒」という事です。
この牙城というのは、例えば補足説明などがそれに当たります。
なるべく誤解を与えないよう、ケースバイケースを想定し、「こうした方はこうした方がいいです」「興味がない場合は参考程度に捉えてください」と言ったように、エスケープテキストを配置することを意味します。
私も法律に関わる時の記事は、「自己責任で」などという無責任なテキストを残すことがありますが、これらもエスケープテキストとなります。
では、牙城を築かない柔らかいお城だとどうなるでしょうか?
鉄壁を捨てる事で、書くストレスを減らす
入り口からはいった読者は、その後、ココが変だよとか、ここを修正した方がいいというコメントは別にして、読み終えた後に、それぞれの感想が、人それぞれ別の物になるという事です。
つまり、ブロガーが伝えたかったイメージとは、ちょっと違う印象を持ったり、全く別の捉え方をされる場合もあります。
さらに言えば、出口がバラバラなため、ソーシャルメディアから紹介されるコメントもバラバラだったりします。これって実は人によってすごくストレスになったり、精神的に追い込まれる事でもあったりします。
2007年からこのブログ運営してますけど、最初の頃は、「なんでそんな事一言も書いてないのに、勝手に決めつけて批判されなきゃならないのか?この人は文章もちゃんと読めないのに、なんでこんな堂々と偉そうなこといえるのか?」と思ったりもしました。
ですが、2011年あたりで「人はそれぞれ自分の正義と感性を持っている」という結論を受け入れることにしました。だからその人が何らかの事を、別の不特定多数に伝えるために他人が書いた記事を利用して、言葉を付け足したりして紹介する人も、純粋に面白くて紹介する人も、純粋に気分が悪くてDisる人も、全て私にとっては読者であるという意思を固めました。
その結果、記事を作るときのストレスが大幅に軽減されました。
結局どんなエスケープテキストを追加しても、世論と外れた事を書けば、叩かれるものは叩かれるので、それなら好き勝手書かせてもらったほうが楽なんですよね。
これって人それぞれでして、牙城を築いて、書いたあとの、読者の勘違いや一方的な偏見を減らす為のストレスケアをするか、書く前のストレスケアをするかの違いだと思いますので、どちらが正しくて、どちらが間違ってるとは思いません。(←エスケープテキスト)
ただ、そういう対照的な考え方をもったブロガーがたまたま同じ席でジンギスカンを食べたというお話ですから、自分はどっちかなぁと考えるきっかけになればと思います。

ちなみにこのエスケープテキストは、見る人が見れば直ぐわかりますので、ここの一文要らないんじゃないのかなぁと思う読者は多いかもしれませんけどね。
あと、個人的には上の画像のように、鉄壁の布陣よりも、王裸単騎のような、ノーガードでがーっという人のブログって、ブロガー自身に賛否があつまり、好き嫌いがハッキリとするイメージもあります。
プロブロガーのうしぎゅう氏はどんな日常生活なのか
私はブログだけで食べてるわけではないので、うしぎゅう氏の日常生活は結構きになったりなんだりしてました。
じつはうしぎゅう氏、1週間分の記事を、1~2日で一気に書き上げるというのです。
これも私苦手でして、とりあえず書いたらいま公開しないとなにかこう、もやもやっとするものが収まらない性格で、何度もやりたいと思っても挫折を繰り返してきた習慣です。
やっぱりプロは違うなとおもったりなんだり・・・。
つまり、1周間の7日というサイクルの中で、2日をブログにあてて、他は違うことに集中するというやり方です。
こればっかりはやっても出来ないので尊敬すらします。ネタフルのコグレ氏のように、日々10記事とか書きあげる人も尊敬してしまうわけです。
ブログをさっさと終わらせることで、例えば別の仕事や、趣味、休日を満喫することができるというスタイル。ぜひ参考にさせて貰いたいなと思いました。
また、こうしたサイクルを作るためにあらかじめ作られている、記事作成に関するテンプレート化のお話も有りました。ある程度記事を作る時は、ひな形に合わせて起承転結をテンプレート化することで、スムーズに記事が書けるということです。
なるほどと思う点もありましたが、あまりにも私とはスタイルがかけ離れていたため、マネは出来ないなと思いました。勿論私のスタイルの話もしましたが、うしぎゅう氏も絶対真似出来ないといってましたけど(笑)
例えば私の場合、考え方をまとめてストーリーをつくり、どっと書き上げます。どちらかと言うと書くというより、描いています。頭でストーリーを描き、最後に書き上げる感じなので、1日の大半をベランダで過ごすこともあります。つまり書く時間より、考えてる時間のほうが多かったりします。
ここ、北海道は、東京や京都、大阪、福岡と違い、ベランダにいるととてつもなく涼しいのです。
あそこは頭が整理されますし、Twitterを眺めたりしていると、たまに人それぞれの悩みや問題に対しての苛立ちなどをつぶやいています。これらをiPhoneでだらーっと見ていると、いくつかの答えが頭に浮かびます。
前に書いた周囲に迷惑をかける自信過剰とはなにか?正しく自信をつけるための考え方やなぜ、人は忙しい時のほうがブログが書けて、暇になると書けなくなるのかはSNSで発言されていた人の悩みを拾い上げ、自分で考え、答えを出したものです。勿論これがその人に届かなくてもいいですし、全く見当違いの意見だったとしてもいいのです。自分の考えですから。
そんなわけで、テンプレート化したものを使うのではなく、頭の中が先にこれを言いたいと思ったらそのまま先に書いてしまうので、やっぱりブロガーといってもみんな違う生き物なんだなと感じた次第です。
1記事書く時間?プライスレス
うしぎゅう氏にまっさきに聞かれたのがこれ。
記事を言って時間をいうと超早いと言われました。
例えば今現在、ここまで書いた時間は18分です。
もうすぐ終わりますのできっと25分前後でこの記事が完成することでしょう。
しかし、これを書くまで、実は1日頭で考えてました。当然のことながら、「言っていいこととダメなこと」もあります。会話した内容全て公開などできませんし、もちろん会ったからにはぶっちゃけ話もあるわけでして、そんなものをストーリーの一部に入れられません。
書くこと書かないことをリスト化して、そのリストを見ながら頭で整理するわけで、結構時間かかっちゃいましたね。
結局書くのが早くても、1記事にかける時間は他のブロガーさんとあんまり変わらないか、それ以上かもしれません。みなさんはどんなかんじですかね?
あと、今回はブロガーをテーマに記事を書いているので、ロプロス氏の話があまりでてきませんが、しゃべってないわけではありません><
いっぱい喋る方で、とても面白い人ですので誤解なさらぬようお願いします(エスケープテキスト)
なにかの参考になればと思います。
それでは、また。