1年があっという間に終わると感じる人の脳は低スペックPC化している|脳を加速させてアイデアを絞りだす結構カンタンな方法
2013年10月03日 公開

いつも普通に活動して、普通に生活しているうえで、あまり気にすることもない存在というのがありまして、その一つが、脳の活動です。
脳がどのような活動をしているかなんて、実際にはどうでも良い話かもしれませんが、事実脳に刺激を送り続ける事で、様々なアイディアが生まれやすくなり、また、記憶力にも効果が現れます。
もっと言えば、計算するスピードが変わるわけですが、計算するピードが変わるということは、同じように物事を想像して処理するスピードも変わるということです。
今回はこの脳に少しだけ刺激を送り、よりクロック数の高いCPUを手に入れる方法をご紹介いたします。
人生において脳に最も刺激となるドーパミン
脳科学者・茂木健一郎いわく、ドーパミンが適度に出る行為は、初めての体験、挑戦のときに最も出るとされています。ドキドキとは、結果の一歩手前の状態であり、結果がわからなければわからないほどドキドキが高まります。
例えば大勢の前でしゃべるといった講師の場合も、初めての時にこそ脳が活発に活動するということです。
特にこの物質が出ている時の脳は激しく活動し、記憶力も高まります。
一番わかり易い例として、初キスが上げられていました。
多くの人は、2回めのキスは一切覚えていないものですが、初キスだけは、場所、雰囲気、時間、相手の事などを、鮮明に記憶しているケースが多く、確かに思い返すと2回めのキスは覚えていませんが、初キスだけは別物だなと思います。
定期的にドーパミンを出す
活動的な脳を作るために、定期的なドーパミンを上手く引き出すことがコツとなります。
実際に、脳を使わない状態が続くことで、あなたの脳は、ポンコツPCのようになります。
・起動に時間が掛かる(集中力を高めるためにある程度の時間が必要となる)
・途中でフリーズする(集中力が続かない)
・処理落ちする(セーブ機能が働かず忘れることが多い)
・マルチタスクで重くなる(一つの作業を終えて、次の作業を行うときに多くの時間を必要とする)
・計算が遅い(脳の処理が遅い)
逆に脳を上手くコントロールできれば、これらの状態を引き戻す事ができるということです。
では実際にどのようにコントロールすればよいでしょうか。
ヒントは最初の項目で説明した通り、自分がアウェー側に常に立ち、初めての経験を定期的に詰むことです。
毎日同じ事を繰り返すのではなく、変化を取り入れることです。
例えば・・・
- 通勤時に、違う道に挑戦する。
- 1駅前で降りて、新しい道に挑戦する。
- 一度も行ったことがない場所へ旅行に出かける。
- 掃除をする時に毎日違うところを探すように心がける
- 恋をする
- 自分に興味のない情報を取り入れるようにする
- 可能な限りいつもやっていることを、時短できるかを考え続ける
特に営業部に一人はいる女遊びの激しい営業マンとか、わりと成績が良かったりしますよね(笑)
初めてのことが多ければ多いほど時間の流れが遅くなる
人は全て、一日24時間とされています。
しかし、これを、早いと感じるか、遅いと感じるか、実は人それぞれなのです。
例えば、小学校の頃や、中学、高校に比べて、社会人になると、時間が早く感じられるという人が多いです。
1年があっという間に終わってしまうと感じている人は、昔のほうが、時間が長く感じられたと解答します。
これは、デビュー効果といって、生まれて初めての体験が脳の刺激となり、その体験が多ければ多いほど、時間が長く感じる事ができる現象です。
つまり、幼少の頃のほうが、初めての体験が多く、初めて仕入れる知識が多いため、時間が長く感じられると言うことです。
もし「最近あまりにも時間がすぎるのが早い」と感じるなら、それは脳がより低スペックPC化している事を意味しています。この状態ではよりよいアイデアも出すのに一苦労です。
脳には、様々な情報が並行して存在しています。別の事柄を別の情報とつなぎ合わせることで面白いアイデアも生まれやすくなります。
そのためにも、より高スペックな演算が可能な脳に鍛えるべく、苦手で避けていること、やったことのないことに挑戦してみてください。
記憶力が同意に高まる為、同じ一年でも、より濃い一年になることでしょう。
それでは、また。