ブログで生活している私が意識している『ブログでやらない事8つ』
2014年01月07日 公開

他人のやらない事にフォーカスを当てて学ぶのは、やっていることを学ぶのと同じように栄養価が高いと考えています。
例えば、年収5,000万にするためにやったこと、という記事と、年収5,000万にするためにやめたことという記事があるとすれば、その両方に価値があると思うわけです。
というわけで、今回はブログで飯を食っている私の、ブログで『やらない事』をまとめたいと思います。
多分思い出すとまだまだあると思うんですが、代表的なもの8つをどうぞ。
やらないように意識している事
1)1記事多テーマ
これはアカン。
ブログの基本とも言えるものです。
記事のタイトルが「ブロガー勉強会に参加してきました」とした場合、
おはようからはじまり、ブロガー勉強会に行ってきたという話題から、内容の羅列、最後に帰りにラーメンを食べた上、そのラーメンの評価までぐだぐだと。
これでは、いつまでたってもリピーターもつかず、うだつのあがらないブログになってしまいますよね。
1記事、1テーマ。
これはぶれちゃいけない。
2)1記事1リンク1コメント
私が書いている他のブログではやりますが、ネタ帳ではやらないようにしています。これはブログ業界のタブーというよりも、ネタ帳ポリシーなので、やっちゃいけない事に分類するものではありません。
どういう記事かというと、例えば面白そうなWebサービスなどがあった場合、それを1コメントで紹介して記事を終えるスタイルです。
これは、Twitterなどの瞬間的アクセスは、更新頻度をあげることが出来るため、総合PVは上がりますが、検索エンジンからのアクセスが増えにくく、将来的に苦しくなるというのが感想です。
ですから、なるべくそのサービスのどこがどう良いのか。使ってみた感想はどうだったのか。
特に、物事というのはスタートに恐ろしくエネルギーを使いますので、そのサービスをどのように始めたら簡単になるのかといった部分にフォーカスを当てて紹介するようにしています。
3)1記事3転以上はしない
記事を書くとき、自分が思い描くストーリーがあります。
3転とは、起承転結の転の回数です。
どこから話が始まり、どこで引きこみ、どこで驚きを入れて、どこで説得するのか。
大体は驚きに転を仕込みます。
具体的に言うと、おおよそ皆さんが認知しているであろう情報から入り、途中で急遽「しかし」「ですが」といった切り返しでその認知をひっくり返したり、言われてみたらわかるけど言われるまでわからなかったという様な情報と繋げたりするパーツです。ブログの主軸とも言える部分だと思っています。
こうしたストーリーを考えた時、通常は1テーマに、だいたい1転というのがブログ業界の暗黙の了解です。
最近ではむしろタイトルで驚き(転)があり、中身がスッカスカという記事もやたらと増えてきましたよね。別に悪くはないと思います。
各個人がTwitterやブログといった自分メディアを持っている時代なので、こうしたタイトルだけの記事は、他人が料理する為のリソースとなるからです。
ですが、私はわりと多転派で、一記事にいくつかの驚き、逆転を書くことがあります。
ありがたいことに、こうした逆転記事を、美しすぎるとか、うますぎるといった褒め言葉をいただくこともあり、1記事1転が全てではないということを証明している部分でもあります。
それでも、あまりにも話しが転びすぎると、話の主軸がぶれてしまい、いわゆる1記事1テーマから逸脱することになります。こうした理由から、私が書く記事は3転以上しないように心がけています。
4)挨拶だけの記事には絶対しない
個人ブログ、企業ブログにとって最も不要だと思っている記事、それが挨拶だけの記事だと私は考えています。
お正月の挨拶もそうですが、挨拶だけの記事などインターネットにはまったくもって必要ないです。
仮に、あけましておめでとうございますから入り、その記事がもつ本来のテーマへ繋げるならまだしも、挨拶だけで終わるような記事は、相手の大切な時間を奪うだけの存在で、そんなものは本当に必要ありません。
ただし、タレントブログだけは別です。
ブログに価値があるのではなく、人に価値が有るブログの場合、「おはよう」というたったそれだけの情報にすら、価値を見出す人はいます。大好きなあの子と同じ時間に起きたと興奮する人だっているのです。
でも、Twitter、Google+、Facebookでやればいいと思いますけどね。
5)リンクをはる理由を書かない事はしない
まとめ記事なんか書くときに、リンクを貼ります。
この相手のリンクには、価値があるんです。
例えば、Web制作者や、Web業界新入社員のためのベストエントリ48個 2013総まとめでも大量のリンクを貼っていますが、それぞれのタイトルだけのリンクよりも、ブロガーが『なぜそのリンクを貼ったのか』という理由が重要なコンテンツだと思っています。
また、私からしてみると、その相手先へのリンクを踏んでもらうことで、この記事の価値が初めて生まれるわけですよ。
このまとめ記事の価値は、どれだけ相手にアクセスを流すことが出来たかにかかっているわけです。そういう面でも、相手にアクセスを流せるようなコメントを付け足したいと考えています。
6)なるべく『まぁ』は言わない
まぁ、そういうことです。
なんとなくですが、『まぁ』っていうのは何の根拠も理論もなく、ただ単に自分の意見が言いたいだけの時に使うアホみたいな言葉なので、可能な限り自粛するようにしています。たまに無意識に使ってしまう時もありまして、気をつけてもこいつは記事の中に入り込んでくるんですけどね。
でもまぁ、やっぱりこの言葉は頭が悪そうに見えますよね。
7)前記事の強化、補正は絶対しない
初心者ブロガーがやってしまいがちなあれです。
アマチュアとプロの決定的な違いです。
ブロガー初心者の場合、前書いた記事が、例えばすごくヒットして、人気記事になったら、その記事に足りなかった部分や、もっとこういう部分もあるといった補強を行い、もう一度似たようなテーマの記事を連続して新たに書く事が多いです。
今まで他人の記事を数万と見てきましたが、これをやると、あぁこれは初心者だと直ぐにわかります。当たり前ですが、私も昔やったことがあります。しかしこれは、ほとんどヒットしません。過去のヒットに引きずられた、どうでもいい記事になるパターンが9割です。
もしやるなら3ヶ月寝かせましょう。3ヶ月後、おんなじような記事を書いても、何故かヒットするのがこの業界の常です。
また、若干炎上してしまった記事の後にも、記事のいいわけ的なものを次の記事に書いてしまうパターンもあります。これも初心者の時にやってしまいがちですが、そんな言い訳には価値も説得力もなく、火に油を注ぐようなもの。
他人の考えを受け入れつつ、黙って次の記事を新たに書きましょう。そのほうが、精神的にも楽です。
2007年にブログを始めて、約1年半くらいついついやっちゃってましたが、いい思い出です。
8)ダラダラ書かない
ようするに最後まできちんと記事を読んでもらう為に、記事を読む人の呼吸を聞き逃さないようにする。
私自身、ダラダラと書かれた記事は、たとえ知りあいのブログでも絶対に読まないからです。
というわけで私が意識している事は3つ。
- 1)見出しから見出しまでの距離、大事
- 2)呼吸をしてもらうために、改行
- 3)画像の配置によって生まれる休憩タイム
手っ取り早くブログの記事を最後まで読んでもらう為の3つの基礎
以上、8つのやってはいけない事でした。
やるべきことと、やらないように意識する事っていうのは、表裏一体だと感じます。
皆さんはやらないようにしていること、ありますかね?
それでは、また。