あなたはUNOの本当のルールをいまだしらない。嘘や騙しが鍵となる大人の公式UNOルール
2014年08月25日 公開

Web業界で今流行っているといえば、そう、UNOだろう。
しかし、UNOやろうというわりには、
- 最後の1人になるまでみんなやめないローカルルール勢ばかり。
- 点数ってなに?って人多い。
- 最後はドロー4で上がってはいけないという都市伝説がいまだに適応されている。
- 残り手札4枚だろうとUNOと宣言しなければならない場面もあるのを知らない。
- チャレンジルールってなに。
- 数字の0が他のカードより少ないのには意味があるのを知らない。
これらにいつも疑問を感じていた。
色々と調べた結果、キッズ用公式ルールと公式ルールと、日本UNO協会の競技ルールと、それぞれのローカルルールが入り乱れてしまっているのが原因ということがわかりました。
今回はまず、大人のUNOルールを覚えていきましょう。
ちなみにUNOカードと、UNOアタックは違う種類のカードが入っているため、ルールが変わります。
今回の大人のUNOはあくまで「UNOカード」のほうです。
はじめに決めなければならない大人のルール
それは多くの地域でも採用されている2枚だしルールの有無です。
これは日本UNO協会の競技ルールで、公式に認められているものの、公式ルールではないというわけのわからない状況のため、先に決めなければなりません。
また、この2枚だしルールが有りの場合、それに付随して、UNOと宣言するルールも変更になります。
2枚出しルールとは
例えば場に緑の1がでていた場合

1のカードであれば、何枚でも同時に捨てることが出来るルールのことです。
本来の公式ルールでは、「どのようなカードであったとしても1枚しか手札から出してはいけない」というルールがありますが、日本UNO協会の競技ルールでは2枚だしルールがOKとなっています。
2枚出しルールが有りの場合は「数字の手札であれば、同一の数字の場合に限り何枚でも出せる」という事になります。
特殊なスキップやリバース、ドロー2などは、従来の公式ルール通り、1枚しか出せません。
また、2枚だしルールの有り無しで、以下の様な仕様の変更があります。
2枚だしルール無し
1枚ずつしか手札から捨てられないので、最後の1枚となる一歩手前で「UNO」と宣言します。
つまり、手札が2枚で、これから片方を捨てようという時に、UNOと宣言する形です。これをもし言わなかった場合、誰かに「UNOと言っていない」という指摘をいれられると、ペナルティとして2枚カードを拾わなければいけません。
この指摘は、次の人がカードを捨てるまで有効で、その瞬間まで誰かに指摘されるとペナルティが発生します。
また、2枚だしルールを使用しない場合は、ドロー2返し、ドロー4返しはありません。
前の人がドロー2やドロー4を出した場合、手札にドロー2、ドロー4があっても、有無も言わさず引く形となります。(のちに説明するチャレンジは可能)
2枚だしルール有り
例えば現在手持ちのカードが、黄色の1、緑の1、青の1、緑の4という4枚のカードを所持していたとします。
場の札が緑色なら、ここは緑の4をきります。
すると、次のターンでは、黄色、緑、青のいずれかであれば、同時に捨てることができ、上がれます。
この状況では、最初の緑の4をきる時、「UNO」と宣言する必要があります。指摘によるペナルティはありませんが、ここでUNOと宣言しなければ、次のターンで同時に3枚のカードを捨てて上がることが出来ません。
また、2枚出しルールの場合UNO協会の競技ルールが適応され、ドロー2を出したら、次の人はドロー2を出すことで枚数が累積されて、その次の人に回すことが出来ます。ドロー4も同様に、次の人がドロー4を出すことでさらに次の人に累計8枚引かせる事も可能になります。
要するに、この通称ドロー返しは、ドローカードを重ねるごとに、1人に大きな負担をかけるルールです。しかし2枚だしが可能なら、逆転のチャンスが増えるというメリットがあるため、2枚出しとセットになっているルールであることを先に理解する必要があります。
とりあえずこの2枚出しが決まったらレッツスタートです。
日本ルールと国際ルール
大人のUNOはいかにして相手から点数を奪うかを競うライアーゲームです。
その辺については後々紹介しますが、最初に決めるのは、その点数を日本ルールで競うか国際ルールで競うかを決めます。
通常は日本ルールで、「何回戦行うか」を決めます。例えば5回とか10回とかですね。
決まった回数を戦った後、最もポイントを稼いだプレイヤーの勝利となります。
国際ルールの場合は「何点奪ったら勝ち」となります。
つまり最初に上限400点とったら勝ちと決めたら、誰かがその400に達した時点でそのプレイヤーの勝利となります。
カードはそれぞれ7枚
まず親を決めます。
親はカードをシャッフル後、場に一度おき、右隣のプレイヤーが一度カットします。
カット後に、親は一枚ずつ左隣の人から順にカードを配ります。

たまに自分のカードを一枚目として配る親もいますが、これは不正が簡単に出来るため、禁止されています。
7枚全て配り終わったら、真ん中に山札を置き、ここで親が一枚めくります。
このめくられたカードは、ワイルドカード、及び、ドロー4のみ、場に戻し、シャッフルをやり直します。
例えばそれ以外の記号がでた場合、それは親が出したカードとして進行します。
ドロー2なら、左の人が開幕から2枚引かなければいけません。
スキップなら次の人を飛ばして進行します。
リバースなら、右隣の人からの進行となります。
数字が出たなら、そのまま次の人か進行する形になります。重要なのは、親はめくるのみで、カードを最初に出すのは次の人からということです。
同じ色、同じ数字をだして消化する
捨て場に出ているカードと同じ色、もしくは同じ数字を、プレイヤーは順番に出していきます。
それがなければ、カードから1枚引くことになります。
その引いたカードが出せるなら、出してもいいし、出さなくてもいいです。これはプレイヤーが選択することができます。
チャレンジ(ダウト)ルール
ドロー4は、色を指定した上に、次の人に4枚のカードを持たせるという極悪極まりない切り札です。
ですが、これには出す為の特殊なルールがあります。
ちなみに、UNO協会の競技用ルールに付随したルールで、説明書にも書かれているルールです。
例えば場のカードが青の3だったとします。

この時、手札に場のカードと同じ青いカードを持っていたら、ドロー4を出すのは反則というルールがあります。
しかし、出してはいけないわけではありません。
場のカードの色のカードを手札に持っているにも関わらずドロー4を出した場合。
次の人が何も言わなければ、そのまま何事もなかったかのように色を指定した後、次の人がカードを4枚引いて終わります。
しかし、次の人が「チャレンジ!」と宣言したら、あなたは手札全てをその人に全て見せなければなりません。
当然手札には青いカードがあるので、ペナルティとして4枚引き、ドロー4も合わせて回収します。
逆に、もしも青いカードを持っていないのに、「チャレンジ」と宣言された場合、宣言した人がペナルティとして6枚引く形になります。
上がりはどんなカードで上がっても良い
最後はドロー4で上がってはいけないというローカルルールが非常に強いですがそんなことはありません。
どのカードで上がっても勝ちとなります。
というのも、UNOの本当の面白さは、強いカードを最後まで持っていれば持っている程、リスクが高まるというゲーム性にあります。
次の章で詳しくご紹介しますが、例えば最後に上がりやすいワイルドカードを持っていたけど、誰かが先に上がってしまった場合、マイナス50点となります。
このことから、いつ強いカードを切り捨てるかの判断を、周りのプレイヤーの手札の枚数と相談しながら消化する必要が出てくるのです。
誰かが終わったら即終了
だらだらと最後まで戦うことはありません。
誰かが終わったらその時点で終了となり、残った人の持っている手札によって、ポイントを獲得することが出来ます。

ワイルドカードとドローフォーはそれぞれ50点です。

記号カードはそれぞれ20点となります。
この他の数字のカードは、数字がそのまま点数となります。
つまり、黄色い2のカードは2点、赤い9のカードは9点となります。
他のプレイヤーが終了した時点その勝負は負けとなります。
持っている手札の点数を集計し、その点数分の負債を抱えることになります。
また、その負けた分のポイントは勝者のプレイヤーに加算されます。
同じ負けでも、ドロー4を2枚、記号カードを2枚持ったまま負けると、140ポイントのマイナスとなります。
逆に、数字の低いカードを8枚持っていた場合、例えば数字の2を4枚、数字の3を4枚持っていたなら、マイナス20ポイントとなります。
枚数を大量にかかえていても、マイナスをおさえるように作戦を立てることで、負債を軽減することが可能になります。
また、通常同色の数字カードは2枚ずつあるが、0が1枚ずつしか用意されていないのも、この点数方式にレア度を持たせる為のものです。0数字カードは、全くリスクのないカードとなっているため、重要なパーツとなっています。
ライアーゲームとなる特徴
ドロー4がらみのチャレンジ(ダウト)もそうですが、数字の点数も馬鹿になりません。
なぜなら黄色い1と、黄色い8のカードを持っていたら、数字の高いほうが負けた時のリスクがあるので、8から出すのが普通です。
しかし、ここで数字の1を出したなら、他の人はこう考えます。
「あ、こいつ黄色もってないんじゃなね」
つまり、若番を出したら、高い数字を持っている可能性が極めて低いため、自身が持っているカードの内容を相手に知らせる事も出来るということです。
また、明らかにクズカードで勝負にならない場合は、極力勝負を捨てて、マイナスポイントをおさえることで、最終的なポイント差を埋めることも出来ます。
一筋縄ではいかないルール、それがライアーゲーム「大人のUNO」です!
是非お試しあれ。
それでは、また。