155位の中学生の子を65位にするために12日間で行った勉強法(前編)
2014年10月31日 公開

どうもYamadaです。
ひょんなことから中学生の勉強を教えることになりまして、徹底してやりました。
はい。徹底的に勉強というものを勉強しました。
実際にやり終わったあと、今回は勉強が楽しかった、前回は何をしていいかわからなかったから勉強しろといわれてもやる気がでなかった、というご感想を頂いた。
勉強しなさいは絶対に言わない方向で
正直に申し上げますと、嫁の「勉強しなさい」ばっかりで、もうそればっかりで、それ以上がなくて、もうほんとそればっかりなんですよ。
つまり、勉強をさせることが目的になっているんですよね。
でも勉強させることが目的だと、子供も親も何もかもが不幸になるといいますか、無意味です。
調べれば調べるほど、ほとんどの親は、勉強しなさいという人生で最も無意味な言葉を、子供が小さい頃から、ずーーーーっと言い続けているようです。
で、無意味なのにもかかわらず勉強しないと親はイライラしていくわけです。これは不幸と言っても過言ではない。
しかし、これは大きな過ちであると自覚することから始めます。
もちろん、勉強しなさいと言わないと始まらないこともあるわけですが、仮に言うとしても、間違っても怒ってはいけないという事です。
子供に勉強させることが目的ではありません。
子供の点数をアップさせ、可能であれば自分から勉強を自主的に行うように導くことが目的です。
なので、勉強のやり方をきちんと指導することを目的とします。
ひとまず以下の事を最重要項目として。
1)怒らない
怒ったら終わりです。いいとしこいて言われないと勉強もしないのかと親は言う。
しかし、勉強なんてものが嫌なことだと教えてきた親が、いくら勉強しろといっても子供は動きません。
そしてそして勉強が嫌なものだというイメージは、親が怒ることから始まります。
「勉強しろ!」と怒るということは結果的に、「勉強を自主的にしなくてもいいよ」と言っているのと全く同じです。
自覚しましょう。
子供が勉強しないのは、大体親の責任です。
子供の点数が低いのは、大体親の責任です。
まずはそこからです。
子供の点数を上げるには、子供を変えるのではなく、親が変わる事です。
2)テスト範囲を把握する
子供の点数をアップさせるために、最も重要なことが、子供のテスト範囲を把握することです。
例えば、あなたが留守の時に、子供は勉強をしたと言います。
さて、あなたは勉強の内容を確認しますが、それがテストになんの役に立つのかを知らなければ、なんの意味もありません。また、親が知らないと子供が理解している限り、子供は当然のように手を抜きます。
ですから、テスト範囲は、子どもと一緒に教科書のマーキング、学校のワークへのマーキングを必ず共同で行います。
これによって子供は、親はテスト範囲を知っているという認識にかわり、手を抜けばバレることも理解します。
親が把握する、たったそれだけ。これだけで、子供が手を抜いて、親が知らないのをいいことに、2時間机に座り、勉強したフリをする「人生において信じられないほど無駄な時間」を無くすことができます。
そんなことをするなら集中し、1時間でやりきり、もう1時間は自由時間としたほうが、はるかに勉強が脳に入ります。
3)行動スケジュールを一緒に決める
これもネットで調べただけですが、なんの唐突もなく、今日は時間があるから勉強しなさいと言う親はとにかく多いでようです。それに不満をもっている子供の声すら聞こえます。
こんなものは親の身勝手なルール違反です。
子供は子供なりに時間があるからこそ、今日はアレやりたい、これやろっかなと考えています。
そんな時に突然勉強しなさいと言われて、はいそうですかと言えるわけがありません。
また、子供の時間は親のものではありません。
まずは、親子で勉強スケジュールを決めましょう。
日付、学校の時間、部活の時間、塾の時間、遊ぶ時間、そして勉強する時間。
これらを書き出し、勉強する時間を確定します。
また、これによってトータル勉強時間がおおよそ予測が出来ます。
すでに(2)でテスト範囲を把握しているあなたなら、それをどうやって割り振りすればいいかを考えることが出来ます。できるだけ無理の無いスケジュールを考えましょう。
4)始めるときは簡単な計算か、文章作成から
よし始めるかと一緒に勉強を始めました。
この時、私はドラゴン桜で紹介されていた、トランプ計算を採用しました。
【ドラゴン桜式】勉強法まとめ - NAVER まとめ
また、これだけだと飽きるので、スイエンサーだかなんだかで紹介されいた、スリーワード文章作成を行いました。
トランプ計算
トランプとは、全ての数字を足すと364です。
一枚ずつトランプを引き、数字を足していきます。最後に364になればクリア。間違ったらやり直し。
慣れるまでは、黒のみでやってみましょう。数字は『 182 』です。
また、親子でやるなら親が黒、子供が赤で、勝負してみましょう。間違ったらやり直しなので、ものすごいタイムロスです。
正確に早くが求められるゲームですが、かなり効果的です。
また、頭のエンジンもここでかかるので最初にやるのはすごくいいです。
スリーワード文章作成
とりあえずパッと思いついたワード、もしくは目の前にあった適当なもの。
これらを3つ選び、短い文章を作成します。
【 ガム 】【 枕 】【 iPhone 】
『iPhoneをいじりながら枕をクッションの代わりにしてガムを食べた』
とか。
簡単なものでいいのです。慣れてくると1ワードを親が決めましょう。難易度が上がります。
大事なのは、日本語が正しいかどうかを判断することです。
これでエンジンかけます。
5)勉強中のルール
これは以下の記事を参考に。すんごいわかりやすいです。
特に文中に書かれている、以下の内容。ここ大事です。親が勉強を教えるときのテストがあったら、絶対テストでます。1、間違いを正さない
2、否定をしない
3、他人と比べない
4、できなくて当たり前の心構え
5、一度では覚えられないという心構え
親が子供に勉強を教える時、勉強の教え方 5つのルール!家庭でできる小学生のその他の勉強法
そして、4の出来なくて当たり前の考えもすごく気持ちが楽になります。既に習ったことや教えたこと。そして簡単なことで間違えてしまうと、
・ また違う。
・ さっき教えたでしょ。
こんなことばがつい出てしまうことがあるようです。
でも、これ最悪です。
子供は、こんな否定的な言葉を投げかけられたら、なんにも楽しくありません。
ワークで出来ないところが発見したら、喜ぶべきです。そこをこれから覚えて、翌日も覚えていたら、成長の喜びにつながります。勉強が楽しくなる小さな小さなきっかけです。
最後に5の、一度では覚えられないという心構え。
結局忘れちゃうんですが、忘れた事が悪いわけではありません。特に、これは個人差があるでしょう。覚えられないことだってあるんです。
でも出来なかったことを翌日できるようにする。これだけで、人はやる気を出すようになります。確実に。
というわけで、前編はここまで。
次回は、具体的に社会、国語、数学、理科、英語で行った事をまとめます。
後半に入る前に
子供に対しての怒り方と叱り方と褒め方の違いを理解していますか?もどうぞ。
それでは。また。