無断で他人の写真を販売、異議申し立てページへいく→マルウェア感染→そう、Wallpartならね
2015年08月12日 公開

というわけでWallpartというサイトが今話題となっている。
このサイト、あえてURLははらないので、興味があって見に行く場合は自己責任でお願いしたい。
なぜ話題?
簡単に言うとこんな感じ
- 他人がネット上にアップした写真を適当に表示する。
- その写真にとても適当に値段をつけて販売しているかのように表示する。
- その写真が自分がアップしたものなら当然、著作権異議申立てページに行く。
- そこでマルウェアに感染する
- 感染したPCの情報を抜く
実にシンプルではあるけど、えげつない。
基本的な目的が、情報収集にあると言われています。
また、収集した画像には、Google検索を利用して正確が画像名を表示しているとか。
Many of these images are banners, pngs, and advertisements that were never meant to be printed int he first place. Furthermore, every image that is displayed on their search results page contains the exact same title and description found through Google's search function. Here are a few searches I did for "Chase Jarvis", "Trey Ratcliff", and of course I had to search "Patrick Hall" as well.
This Website Will Steal Your Photos and Then Hack Your Computer
なんか私のセミナー前の画像とかもあったウケル。

また、Twitterでも比較的広まってきているが、みんなURLをご丁寧に張っているので、今回は埋め込み式ではなく、キャプチャーで紹介します。

https://twitter.com/seRina____/status/630527205924167680

https://twitter.com/29reye/status/630690872594554880

https://twitter.com/konegi12/status/630690040377511937
この方のように、買おうとしたら情報を抜かれるので注意、と思っている方も多い。
それだけなら良いのですが、著作権異議申立てを行うときにも情報を抜こうとしているので注意です。
そもそもサイトに興味本位で行くべきではありません。
と言っても、私が見た8月12日18時時点では、異議申立てページにマルウェアはありませんでした。ただ、404ページになっているリンクなどもあるので、もしかしたら消されたか、一時的に消している可能性もありますね。
また、申し立てページから、その先に関しては見ていません。
情報を入力して、送信ボタンを押した先に何があるかまでは、さすがに未確認なのでご注意を。

とりあえず、サイトに行くのもやめた方がいいってことです
例えば以下のように、マルウェアが仕込まれている可能性のあるサイトを、
フォトグラファーやモデルの人に向けて、「写真が勝手に販売されてます!自分を検索してください!」と注意している方も多々おります。はい、Twitterで「Wallpart」で検索するとたくさん居ることがわかるはずです。

https://twitter.com/JyurikoJyuri/status/630305405684482048
こうした善意も、相手に利用される事になるっていうのも悲しいものです。
現在、オンライン署名プラットフォーム「change.org 」では、このサイトを閉鎖に追い込むキャンペーンを行っています。
これに参加してみると、素早く閉鎖に追い込めるかもしれません。
https://www.change.org/p/remove-wallpart-com-stealing-people-s-work-without-persmission
それでは、お気をつけて。