ホームページを作る人のネタ帳

ブログ必勝法は、ユーザーが求めている情報を届けることではない

ブロガーの必勝法
ブログ運営の秘訣とかってしょっちゅう見かけるんですけど、そこに書いてある内容の一つに、ユーザーが求めている情報を届ける事が必勝法であるかのように書かれている。

でも、実際それが必勝法かというとそんなことは絶対にない。
むしろそれに縛られるとなんにも書けなくなると思うわけですよ。

今回はそんな必勝法について考えてみたいと思います。

ユーザーは結構いいかげんに口をだす


ネタ帳を書き始めて10年になりましたが、読者は、本当に色々な事を言ってくれます。
タイピングミスから、誹謗、中傷、応援、感想、激励、意見、論破、本当に色々です。

で、実際のところすんごい貴重風な批判なども多数いただきます。
ところがググってみると、確定情報ではなかったり、デマだったりと強者揃いです。

さらに言えば、ユーザーは「これならこういう情報を書いてくれればもっとアクセス集まるのに」と、まるでその情報さえあれば勝てるのではないかと思わせる力強いメッセージもあるんですが、実際はそんなことはなくて、こういう情報を書いてくれ→ぐぐったら出てくるという落ちが付いている。

かのマクドナルドで、ユーザーアンケートにより、ヘルシーなものを増やしたほうがいいという圧倒的な意見から、ヘルシーなものを増やしたが、全然売れなかったという話があります。

まさにその通りで、だいたい多くの人が予想出来る内容では、ブロガーって生きていけないんだなぁこれが。

他人のフィールドで仕事をする人はうだつが上がらない


例えば食べログには、こんな口コミがある。
『マクドナルド失敗の核心 -顧客心理を読み違えた外食産業雄の末路-』by ミニミニ大作戦 : マクドナルド 徳山店 - 徳山/ハンバーガー [食べログ]
ここまでの壮大な意見とまではいかないが、人の記事のコメント欄に、ブログの1記事分くらいの強いメッセージを書いてくれる人がいるんだけど、本気で意見を通したいなら、自分でブログやメディアなりなんなりを立ち上げて、そこに書けばよろしいのにと思ってしまうわけですよ。

こんなバズってる記事に意見出来るおれすげーだろ的なスタンスの人、少なくともそういう人は一定数いて、アクセスの集まるブロガーなら一度は体験していることかと思います。

なので、そういう意見まで含めてしまうと、ユーザーが求めている物を探し回るだけで一日が終わってしまうわけです。これだ!とおもったユーザーの貴重な意見も、実際に書いてみると、プスーっと終わるわけです。

で、あればですよ。

結局信じられる意見って、アクセス数だと思うんですね。
まず書く、出す、結果見る。
書く、出す、結果見る。
さらに書く、出す、結果見る。

これしかないんじゃないかと。

もちろん記事を美しく書く方法とかね、読みやすくする技法とかね、扱えばバズりやすい旬のモノってのは間違いなくあります。ありますけどね、大事なのはそこじゃなくて、幾つかの失敗を繰り返すことだと思うんですよ。
つまり、良くも悪くも自分の行動結果からしか必勝法って見つかんないんですよ。

あと、人気ブロガーとそうでないブロガーの大きな違いって、
読者が求めている情報ではなく、その時点では読者は求めていないのに、読むと必要性を感じて、「これを待っていたんだ」と錯覚させる力だと思うんです。

ブログサロンはいったり、必勝法の記事読んだり、本屋でブログの本漁ったりして、読者が必要な情報を探し出すなら、その体験をそのまま書いたほうがよっぽどアクセス上がるんですよ。なんなら今はまってる趣味で、自分が気づいた本質やコツなんかを書いたほうが読まれる記事になるんですよ。

なのに多くの人は他人のフィールドにのり、他人の意見を借り、他人の嘘か本当かわからない話を実行しちゃうんですよね。
多分、そういうの止めないといつまでたっても結果が出ないと思います。

それでも才能の差は間違いなくありますよ


ひとから学ぶことも大事ですけど、それ以上に試して駄目だったことを蓄積していったほうが、良い結果が出るのは本当なんですけど、才能やセンスって普通にあります。特にブログって如実にわかります。

私が個人的に一番キライな言葉が、才能とかセンスって言葉。
その理由も簡単で、大体こういう名称で呼ばれる人って、途方もない努力している人が多いので、単に自分の努力が少ないことを認めない人たちが勝手につける名称だから嫌いなわけです。

お前は文才ないと騒ぐわりには、書かないよなって言う人死ぬほどいます。
別に書けと言いたいんじゃなくて努力しないのに自分には才能がないと喚くのが嫌いなんす。

でもね。それでもね。
色んな人に出会って、人の記事もたくさん見ていくと、やっぱり感じるものが有ります。

この人には何したって勝てないわって人が確実に一定数います。細かい所がオリジナリティに溢れた表現を使い、なんなら「あ、この記事あの人の記事だ」って内容でわかってしまう恐ろしさ。

逆にもう2年も書き続けてるのにアクセス数が一日5UUとか、むしろそのほうが難易度高いんじゃないかと思う人もいる。

そん時はもうブロガーやめてYoutuberやってみたらいんじゃないかな。とりあえずやり続けて駄目だったら、違う事したほうが良いと思う今日このごろでした。

それでは、また。

おまけ


2007年ごろにブログは料理に似ていると書いたことが有りますが、最近食戟のソーマを一気読みしたところ、あぁ、ほんとに似てるなぁと感じた今日このごろです。料理を記事と思って読むと、「あぁ、ね」となるでしょう。
@yamada_nt
Posted by@yamada_nt
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