隣のクラスの同級生の顔が誰一人としてわからない世界というお話
2020年11月11日 公開

どうでもいい雑記を聞いて欲しい。
つい先日、親戚の家にいった時、現在小学1年の男の子とスマブラをしていたわけですよ。
その時、まぁ世間一般的にはどうでもいい話かもしれないんですけど、結構衝撃を受けた話を聞いてしまいまして。
どういう話かというと、まずこの少年。
隣のクラスの誰一人として顔がわからないというんですよ。
クラスメイトの顔も半分以上わからない
そこまで深く考えなくても理由は察してもらえると思います。そうです、マスクです。
そもそも同じクラスのクラスメイトですら、給食の時にマスクを外した顔をチラッと見るくらいで、仲の良い友達の顔しかほとんど見ていないというんです。
1学期が終わる終業式の日、ようやく先生の提案でマスクを外し、同級生のみんなの素顔を一斉に見たという話でした。
なるほどなるほど・・・・。
そんな少年が、隣のクラスの人の顔を記憶できるわけないですよね。
でもなんとなく「あ、あの人同じ学校の人だ」っていうのがわかる人が数名いるらしいんですが、その理由が、マスクが毎日同じだからという回答でした。
手製の布でできたマスクを毎日洗って使っている子は、それがシンボルとなっている。というかむしろ、それを顔として認識しているレベルの話ですよね。
なので、その家の2軒隣に同級生が住んでいるんですけど、その子が隣のクラスの子と知るまで、二ヶ月かかったそうなんですよ。これって近所でマスク外した同級生を見かけても、同じ学校の人なのかどうかすらわからないって話になるわけですよね。
中にはマスクのしすぎで耳の裏に血が滲んでしまう子もいるみたいで、まだ肌もしっかり出来上がっていない小学生であれば尚更ですね。いや本当にあのウィルスがもたらした影響がこういう風に出てきてしまうんだなと感じた次第です。
今はこういうマスクフックなるものが人気だそうで、耳にかけずに首にかけれるようにしたり、耳の負荷を減らすようにしているとのこと。ただ、その学校は最初、マスクに余計なものをつけるのを禁止としていたようで、PTAで相当揉めた挙句ようやく解禁になったのだとか。その謎の禁止ルールなんなんですかね。
そもそも収束するかどうかすらわからない日々ですが、近所で遊んでいても誰も顔がわからない、顔の認識はできないけど、マスクを見て人を判別できるっていうのは、私たちが考えている以上に、全く違う視点の世界にいるのかもしれないですね。
それでは、また。