Goolge八分からの復帰方法。ページランク3への長い道のり
Google八分サイトは2度とインディクスに復帰しないと言う神話は間違い
このネタ帳ブログが、5月1日についにページランクが付きました。
0からいきなり4です。
そしてもう一つ、私が独自ドメインを取得して運営している
http://e0166.com/がページランク2から3になっていました。
私が感動したのは、ネタ帳ブログの4よりも、このe0166.comのページランク3です。
実はe0166.comドメインは、Google八分だったと言うのが感動の理由です。
Google検索エンジンインディクスから削除され、一切検索結果に出なくなったドメインです。
Google神話には、一度削除されたサイトが復帰する事はないと言われていますが、実際はそうではないと言うことですね。
それが今、ページランク3と言う事に感動せずにいられません。
今回はそんなGoogle八分にされた経緯と、Google検索インディクスに登録され、ページランク3までの道のりをご紹介しておきます。
Google検索結果から削除された理由
さかのぼる事3年前、2004年4月。
当時は1stレンタルサーバーからサーバーをレンタルしていました。
ここではPHPは使えたのですが、月々の料金プランを上げない限りSQLが使えませんでした。
サイトの内容は、北海道旭川をナビゲートする検索サイトを作ろうと考えました。
企画としては、検索エンジンです。サイト名は『北蝦夷』です。
登場したのは、Yomiサーチエンジンです。
Yomiサーチで検索すれば出てくる事でしょう。非常に有名なWebアプリケーションです。
最初はCGI版を使用していました。
そしてGoogleページランクは1になりました。
『北蝦夷』と検索すればトップに。『北海道 遊ぶ』で検索しても、とりあえず上位に表示されていたのです。
ところが日に日に肥大化するデータ。
SQLが使えないのはちょっと・・・。
そこで当時、始めて自分のところでサーバーを立てて、運営していたドメインがありました。そこではもちろん自分達で立てたものですから、SQLが使えます。
ここで出した結論はCGIのYomiサーチをSQL対応のPHPへ変更しようと言う事になりました。当時からPHPであれば多少いじれましたので、PHP化を考えたんです。
ここで行ったSQLの導入方法に問題がありました
システムはいたって簡単です。

つまり、e0166ドメインはトップページしか存在しておらず、そこから発生しているリンク先は全て、もう一つのドメインだったというわけです。
それは、ドメインをサーバー間で移行すれば、ページランクが破壊されるのではないかと言う噂を耳にしていたからです。
当時はGoogleに関しても知識が無く、今考えれば明らかなスパムサイトの構成です。
メインのドメインを育てるために様々なドメインを取得し、トップページからメインドメインに飛ばすしくみですね。
2005年3月、Goolgeから消えた
これまで『どうやってサイトを見たらいいの?』と聞かれれば、『北蝦夷って』検索してねと言ってきました。
ところがある日、Googleで検索しても1ページ目に出てこなくなりました。
おかしいと思い、Yahooで検索すると出てきますが、3ページ目。
Googleでも次々とページを開いていきましたが、14ページめくっても出てきません。
Googleの検索アルゴリズムが変わったのかと思っていました。
いままで一番上に出ていたにもかかわらず、一切出てきません。
見るとページランクは0になっていました。
そして2ヶ月が経過しましたが、Googleでは一向に検索される気配を感じません。
今でこそGoogle八分という言葉がありますが、当時の私は知りませんでした。
4ヶ月が経過、2005年7月。
ようやくGoolge八分という言葉を知りました。
そして、私は『やってしまったな』と。
復帰への第一ラウンド敗退
まず私はここでSEOに関するあらゆる書籍を読みあさった。
確かにGoolge八分になったところが復帰したなどと言う話は聞いたことがない。
まず、今出来るところから始めてみようということで、SQLが稼動している自社サーバーへドメインの移行を行いました。
つまり1stレンタルサーバーの解約です。
完全に移行し、再度Googleにサイトの申請。
2005年11月 Google検索結果には出ない。
ロボットの形跡を分析するアクセス解析を導入。
Googleボットは2週間に一度、確実に訪問してきているにも関わらず、検索結果にはでない。
これはもうあきらめるしかない。
そう思いました。
ドメインの移行を行い、スパムの形式を全てやめても復帰する事はないと言う事ですね。
また、上記作業を行った結果次のようなことがわかります。
・ドメインがGoogleの判断基準
当たり前かもしれませんが、サーバー移行のため、ドメインの移行を行ってもページランクが変動する事はありません。
逆に言い換えると、新たに取得したドメインが、既に八分ドメインである可能性もあるということになります。
どちらにせよ、スパム形式を放棄しても復帰する事はありませんでした。
完全なる敗北です。
e0166.comで行っていた旭川検索エンジンの企画は終了した
2006年2月 旭川を検索する『北蝦夷』企画の終了となった。
この先、Googleからの恩恵が無ければやっていく意味がないと判断したのです。
今度はこのドメインを解約し、新たなドメインを取得するのはどうかという話が出ました。私はそのときSEOに関する読みあさった知識と、ドメイン復帰への好奇心があったため、このドメインを何とかして八分から脱出させたいという意思がありましたので残す方向にしました。
これまでの流れを考え、ある方法を思いついた
先ほど記述した中で『Googleはドメインを判断基準としている』という当たり前の原則から考えると、一度八分になったドメインを運悪く買い取ってしまったら、それはかなり最悪な事です。
運が悪いだけで、Googleから開始直後から八分にされる結果になるからです。
でもよくよく考えると、それはあまりにも最悪すぎる事です。
つまり、そこに救済するなにかがあるのではないか。
そう考えると、100%サイトリニューアルが妥当ではないか?
まず、サーバー内に含まれる全てのファイルを完全に削除。
次に、サーバーが一切更新されない時間を3ヶ月置いてみた。
もしもドメインが放棄され、次の人が買い取る時期がそれくらいではないかと言う判断です。
完全なるリブート
2006年5月。
成功するホームページ作成上級者マニュアルを開設。
今までの趣旨を一切捨て、新しいテーマで挑戦してみました。
これを始めようと思ったきっかけはSEOの書籍の影響もありましたが、なによりも、Google八分されながらアクセス数を稼げるようになれば、なんとなくかっこいいかなと言う変な理由がありました。
第一に大手の高ページランク保持検索サイトへの登録申請。
1日1件は相互リンクを増やそうと考えました。
また、私はホームページを作る人ですから、サイトリニューアルを行うサイトがあったら、その高いページランクからのリンクを貼ってもらえるようにお願いした。
その数ざっと20件。
この時、私がそれまで趣味で運営していたブログとサイト11個を全て、ホームページ作成に興味のある友人達に委託した。
ホームページ作成以外の仕事もガンガン入ってきたため、手が回らなくなったからです。
そこからの被リンクも結構大きな影響があると考えています。
ページランク1と言う数字がついたけど、検索結果にはまだでない
そして、2006年10月1日。
ページランクが、朝と夜だけ1になると言う不思議な現象が起こった。
ついに!!
と、思ったのもつかの間。
検索結果には、サイト名でそのまま検索してもまだ出てこない。
記念すべき復帰
2006年11月21日。
『ホームページ 上級者』で3ページ目で登場した。
長い道のりでしたが、ついにインディクスへの登録が完了したようです。
結論から言うと、サイトを100%リブートすると言う事は『サイトの復帰』という言葉は合いません。
あくまでも、ドメインを復帰させる手段です。
全てのコンテンツも変更し、違うサイトとして始めたからです。
もしもサイトのリブート以外の方法で復帰が成功された方がいましたら是非とも教えていただけるとありがたいですね。
また、法的な処分によってインディクスから姿を消したものと、違いがあるのかどうかというのも微妙なところではありますね。
今年になって気が付いたのですが、Webマスターツールと言うGoogleが提供するサービスがあり、そこで八分を直したというコメントをGoogleに対して送る事が出来ます。
WEBマスターツール
Google八分の参考資料として。
以上です。