ホームページを作る人のネタ帳

検索結果そのものが価値をもつという意味

グーグル、「ユニバーサル検索」モデルに対応した新デザインのサイトを披露

Mayer氏はデモのなかで、「Nosferatu(吸血鬼ノスフェラトゥ)」という1920年代のホラー映画を検索してみせた。最初の検索結果はIMDbという映画情報のオンラインデータベースへのリンク、2つ目は実際の映画そのものへのリンクで、2つ目にリンクされた映画はウィンドウ内で再生することもできた。また「I have a dream」と入力して検索すると、Martin Luther King Jr.氏が公民権を訴えた有名な演説に関連する情報が表示され、演説が収録されたビデオも表示された。動画情報はビデオ共有サイトのMetacafeなど、複数の箇所から取得されていた。

私が着目している点はユニバーサル検索の内容ではない。

そもそもGoogleは検索でのし上がってきたわけで、そのデータベースのランキングアルゴリズムを変えてリリースすることは非常に面白いことであり、それはGoogleにしか出来ないものかもしれない。

私が面白そうだなと感じたところはその検索結果の価値です。

検索結果の価値とは


例えばGoogleが提供している『Googleブログ検索』を例に挙げてみよう。
Googleブログ検索では、その検索したキーワードを含むブログ記事を表示する。

ポイントは『投稿日時』による範囲指定。

例えばPhotoShopというキーワードを含む1日以内の記事を引っ張り出そう。
Googleブログ検索『PhotoShop』

Googleはこの検索結果に対してRSSという価値をつけた。
PhotoShopの1日以内に書かれたブログ記事のRSS

ユーザーはこのRSSをRSSリーダーに追加すると、PhotoShopに関する新しいブログ記事を簡単に取得できることになります。

つまりこの検索結果には、通常の検索結果よりも、価値があるものと言えるのではないか。

はてなのタグ検索結果のRSS


さらにすごいと思うのははてなのタグ検索結果にRSSが存在していることです。
はてなブックマークタグ検索『PhotoShop』
人がブックマークした情報をタグ別に表示する機能はかなりすばらしい検索結果だと思う。
はてなブックマーク『PhotoShop』タグRSS

Googleブログ検索でも同じように、このRSSをRSSリーダーに追加しておけば、PhotoShopの有益な情報が手に入るというわけです。

あくまでもユーザーが便利と感じるもので、実際にこのRSSが提供元に有益になると言うポイントは殆ど見当たらない。
こういった奉仕のサービスもWEB2.0の大きな流れとなるんでしょうか。

ユニバーサル検索の検索結果の価値はまとめ力にある


この検索結果は実に面白そうだ。
動画などを含む様々な情報を提供しようとしている。

私がもし、他の人にこのサイトは面白いよと紹介するときには、ブログから『リンク』を貼るわけですが、例えばこの検索結果が本当にすばらしいものであれば、その検索結果に対してリンクを貼ることになるかもしれない。

検索結果がすばらしければすばらしいほど、そのリンクをはる価値があがります。

過去に、リンクを貼ってまで紹介したい検索結果というのはそうそうない。
ユニバーサル検索とは、ひとつのまとめページとなるのかもしれない。まだまだ使ってみないことにはなんともいえませんが、そういう意味では、かなりの期待を寄せずにはいられないです。
@yamada_nt
Posted by@yamada_nt
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