AdSenseで稼ぐにはアクセス数よりもSEOが重要か
また、はてなや、ライブドアといった大手サイトでもAdSenseを採用。
こういった舞台裏で活躍する広告配信システム『AdSense』について、色々と検証を行った結果、ソーシャルブックマークサービスからの訪問者よりも、圧倒的に検索エンジンからの訪問者のほうがクリック率が高いという事がわかった。
今更といえばそれまでですが、これからAdSenseを利用しようと考えている方のためのメモとして残しておきたいと思います。
検索エンジンからの訪問者はクリック率が高い
日ごろから、はてなを利用している人ならわかると思いますが、ほとんどAdSenseをクリックしないと思います。
逆に、どこかのブログで紹介され、そこから訪問してきたユーザーや、検索エンジンから訪問してきたユーザーというのは、非常にクリック率が高い。
こういったユーザーが求めているのは、検索が主なメインであるため、そこに情報が無かったらAdSenseでも何でも良いから次の情報を探したいと考えているからではないかと思います。
この性質を利用すると次のようなサービスが、かなり多くの稼ぎを出しているのではないかと思う。
稼ぎ頭、はてなダイアリー
常時利用者の多いユーザー達が見るページ。
はてなで言えばブックマークサービスです。
これらのページのAdSenseクリック率は恐らく相当低いと予想できる。
これは、常時使われるサイトの宿命ともいえる部分。
ところがはてなは相当AdSenseで稼いでいると考えられるポイントを持っている。
例えば『AdSenseとは?』とGoogleで検索すると一番上に現れるのは、はてなダイヤリーです。

これを開く事で、次のようなページに飛びます。

よく考えるとこれは、恐ろしく効果が高い仕組みだという事に今更ながら気がつきました。
情報を知りたい。
そんなユーザーが検索する用語として、○○とは というのは非常に一般的な言葉です。
これらの情報をデータベースと化し、Google検索結果のトップに出る事の意味を考えれば、これがどれだけクリック率が高いかが伺える。
Google AdSenseとは 【AdSense】 - 意味・解説 : IT用語辞典というIT用語辞典も、そう考えるとかなり稼げる仕組みと言える。
○○を探しているユーザーをどう直撃するのか
最近、うさんくさい情報商材サイトが効率よくユーザーを集めるスパム方法として、もっとも使われているのが意味不明なブログです。
タイトルが『mixi情報』であったり、『mixi プロフィール』というタイトルであったりするけど、中身はただの自動的に生まれるリンク集。
これらのサイトも実は○○について知りたいユーザーを確保するために設置されているという事がわかる。
以前、SEO相互リンクという検索を行い、相互リンクしてくれるところを探した事がありましたが、そのときも、よくわからないページを見つけた。
そこにはAdSenseがあり、『ページランク5からのリンクです』とかいうリンクを踏んだ事があります。
何らかの形で直撃するためには、GoogleやYahooからの検索結果への掲載のされ方というのも覚えておかなければいけない。
例えばブログで考えると次のような処置が、AdSenseに有効である事がわかる。
それはタイトルの表示方法。
私のブログの場合。
『*ホームページを作る人のネタ帳』というブログタイトルが存在します。
ブログは一般的に、次のようなタイトルを生成していく。
『(ブログタイトル) (ブログの記事タイトル)』
という具合に生成されます。
FC2テンプレートの中には、ブログのタイトルを排除するものもありますが、一般的なテンプレートはブログタイトル→ブログ記事タイトルという流れです。
整理して考えましょう。
検索結果に表示されるタイトルの文字数というのは結構少ないです。
例えばGoogleで『アイコン 無料』と検索すると、2番目に私のブログ記事が出ます。

よく見ると37文字です。
半角数字を使っているので、全角タイトルはもっと短かくなるはずです。
そう考えたとき、私のタイトルが、ブログ記事タイトルよりも先に来た場合次のような表示結果になります。
*ホームページを作る人のネタ帳 2007年上半期人気無料アイコン配布ぺー...
どちらがクリックされやすいかという点ですね。
先にタイトルがくるよりも、後ろに持っていったほうが、断然効果が高い。
つまりタイトルを
『(ブログの記事タイトル)(ブログタイトル)』という風にした方が誘導率が高くなり、最終的にはAdSenseの効果も高くなるということになる。
また、記事のタイトルを付けるときに、もしも数字を使う場合は
全角数字ではなく、半角数字を使ったほうがいいという事も、今回の事でわかりました。
プログラムの紹介や技術的なレビューよりも、一般的な人が興味を持つ記事のほうが効果が高い
これも私のブログ内での経験でしかありませんが、mixiやモバゲー、情報商材の中身を暴露したときのクリック率は異常です。
つまり、ソーシャルブックマーク向けの記事というのは、やはりAdSense効果が薄い事がわかります。
まとめて考えると
アクセス数とAdSenseクリック率は別の次元の話になりそうです。
タイトルでは、アクセス数よりSEOという若干矛盾した言い方をしていますが、AdSenseを使用する方のSEO対策の重要性がここにあります。
つまり、私がこれまで行ってきた『ジャンル一本化』というのは、あくまでもアクセス数を上げるためのものであって、収益の事などは考えられていないという事になる。
逆に、ノンジャンルで色々なことに対して記事を作り上げるという事は、それだけ検索キーワードの幅が広がるため、AdSenseクリック率は高まるという事になるのではないかと思います。
webサイトを作成するときも、やはりサイトタイトルはあまり重要ではなく、ページ単位でのタイトルを優先させていく事で、大きな効果を生むでしょう。
(よく稼いでるなとか言われますが、そういう理由から私のAdSense収益はすずめの涙ですよ)
海外で、猫の写真などを中心にアップロードしているサイトがありますが、AdSense広告の成功例としてよく使われます。
こうした一般向けのコンテンツが、アクセス数を稼ぎ出したときには、恐ろしい効果を発揮するといえますね。