WEB制作現場で、データを取り扱うときの5つのポイント
2007年08月31日 公開
Webには様々な情報が存在する。
また、APIの公開によって、大きなところで言えばYouTubeなどのデータベースから『ある程度の』データを拝借する事が可能です。
では、こういったデータを扱う前に、何をまず考えなければいけないのか。
それは独自データを生み出すことです。
ウェブサイト作成時には、やはりオリジナルデータとは何なのかを考えなければならない。
これらオリジナルデータを持たずして、Webの価値は見出せない。
ではオリジナルデータとは一体なんなのかについて考えてみたいと思う。
今回の説明では、文章も一つのデータとして考えてみてもらいと思います。
例えば簡単そうで難しいのがブログの記事も一つでデータです。
これらを生み出すことで、一つのデータベースが出来上がります。

記事のデータとは、記事のタイトルや、タグ、カテゴリなどの付箋をつけて保存し、これらを効率よく提供することでより価値が高まるといわれている。
これらの他に、動画などを作って排出したり、独自プログラムを作成し、無償公開したり、オリジナルの画像などを作って分布というものがある。
これらの行為は、個人の色を強く排出する事ができる為、多くの個人ユーザーが行っていることです。
また、自分をアピールする為の最適な行為とも言える。
これは既に出来上がったデータを自らが選別し、それを提供するという行為。
1で出来上がったデータを選別し、オリジナルのまとめとして提供したりというのがいい例です。

記事単位で考えると、私のブログでもよくやるまとめ記事というのもこの部類に入ると言える。
また、ジャンル特化リンク集サイトや、検索エンジンもこれに入る。
検索範囲を絞り、何かに特化した検索エンジンも、やはりそれはオリジナルとしての価値が高い。
PHP検索サイトや、無料のアイコン検索サイトなどは、こういったジャンル特化のデータをデータベース化しているからこそ、独自データとして価値が高いといえる。
登録は何でも登録していると、価値が薄いものになると言われる。ですから、登録するリンクも自分で選別する行為に価値が生まれるということになる。
システムを使った選別を利用する事も同じ。
ブックマークするという行為を一つの選別としてシステムに委託し、ブックマークされたものに価値を見出して提供する。
こういった『はてなブックマーク』や『livedoorクリップ』等のソーシャルブックマークサービスもこれにあたる。
はてなブックマークの人気エントリ一覧ページは、選別されたデータだからこそ価値が高い。

アメーバヴィジョンが行っている、動画に対してGOODやBADボタンの設置も選別方法に使用している仕組みの一つ。
GOODが多いければよい動画としてプログラム上で識別し、それを一覧表示することで、価値の高いデータが生まれる。
あるシステムによって選別し、提供するという行為も、オリジナルデータの提供と言える。

主に2チャンネルが代表される。
また、人力はてなや、Yahoo知恵袋などもこれに分類。
システムを一度作り、ユーザーに投げる。
ここでのユーザーの発言から、他のユーザーの回答などのやり取りが、のちのち貴重なオリジナルデータとして残る。
質問掲示板の形を取っている人力はてななども、オリジナルデータとして提供する事が出来るものになる。
どのようなデータを収集するか、どのようなシステムでデータを提供してもらうかが、重要なポイント。
日本で最もこのスタイルで成功しているのがやはり2ちゃんねる、ニコニコ動画の生みの親ひろゆき氏ではないだろうか。
動画そのものの徴集から入り、その動画に対するコメント表示機能もシステム開発者側のアイデアと技術によるもの。
また、グルメ情報サイトなども、店舗データベースに対して、ユーザーのコメントを徴集し表示することでさらなる価値を高めている。
いわゆるマッシュアップと呼ばれる行為。
他のサイトが既に作ってあるデータを使って、別のサービスへと加工し、提供するサービス。

他のデータベース×自分のサービス=オリジナルとなるし
他のデータベース+また違う他のデータベース=オリジナルともなる。
ソーシャルブックマークを横断して集計、ランキングとして表示する、ミックスクリップというサービスもこれに当たります。
また、各種動画サイトのAPIを利用し、オリジナルの検索プログラムを提供しているところもある。
ようするに検索結果が色々な動画サイトの動画を掛け合わせて表示するサイトですね。
さらにそこにはてなブックマークのブックマーク数等を表示して、人気動画が一目でわかるようにしたりするサイトまで作れる。
自らデータを生む必要はなく、さらに膨大なデータベースから違うサービスを作るという事は、個人でも巨大なサイトを作れる可能性が秘めている考え方ですね。
例えばSNSの代表と呼ばれるミクシィ。
ここでは3のコメント徴集を利用し、そこにコミュニティーの仕掛けを作っている。
1のデータ生産も、ミクシィの日記システムで使っている。
日記→コメントという価値を『知合い』というシステムが盛り上げているのがわる。また、そこに足跡という付加データをつけることで、コミュニティーをより活発化させ、多くのデータ生産の手助けをしているのも見えて来ます。
データの採取方法、生成方法は上記4つがメインとりますが、これらのデータの流れを読み解くことで、WEBにおけるオリジナルとは何なのかというのが見えてくる。
Amazonの特価商品のみを検索できるサイトや、はてなの『これはひどい』というタグのついた記事だけをランキング化するサイト等、データそのものをどのように調達し、どのように選別し、どのように加工しているのかというポイントを、そういうサイトに出会ったら、あらかじめ抑えておくようにしてみましょう。
また違った視点を持つ事が出来ると思います。
文章や、そこが提供するサービスだけを使うにとどまらず、この流れを掴む事で、よりWEBサーフィンを楽しむ事が出来るでしょう。
どのような形でオリジナルが生まれているのか、という事を考えながらWEBを見ていけば、ほんとうに些細なアイデア一つで巨大に成長したサイトが沢山ある事がわかります。
最後になりますが、ブログの記事作成という視点でも同じ事が言えます。
なにかネタがあった場合、それをどのようにして紹介するのか?
付加価値に何を付けているのか?その人の発言か?他のサイトの言及か?
こういう一つの文章やデータの流れというのは、色々なブログから学ぶことも出来ます。
一度読みきったブログを、この流れを考えながら読んで見ると、また新しい発見ができ面白いですよ。
ではでは。
また、APIの公開によって、大きなところで言えばYouTubeなどのデータベースから『ある程度の』データを拝借する事が可能です。
では、こういったデータを扱う前に、何をまず考えなければいけないのか。
それは独自データを生み出すことです。
オリジナルデータこそ価値がある
ウェブサイト作成時には、やはりオリジナルデータとは何なのかを考えなければならない。
これらオリジナルデータを持たずして、Webの価値は見出せない。
ではオリジナルデータとは一体なんなのかについて考えてみたいと思う。
今回の説明では、文章も一つのデータとして考えてみてもらいと思います。
1)独自データの一番先端
例えば簡単そうで難しいのがブログの記事も一つでデータです。
これらを生み出すことで、一つのデータベースが出来上がります。

記事のデータとは、記事のタイトルや、タグ、カテゴリなどの付箋をつけて保存し、これらを効率よく提供することでより価値が高まるといわれている。
これらの他に、動画などを作って排出したり、独自プログラムを作成し、無償公開したり、オリジナルの画像などを作って分布というものがある。
これらの行為は、個人の色を強く排出する事ができる為、多くの個人ユーザーが行っていることです。
また、自分をアピールする為の最適な行為とも言える。
2)データの収集と独自選別提供
これは既に出来上がったデータを自らが選別し、それを提供するという行為。
1で出来上がったデータを選別し、オリジナルのまとめとして提供したりというのがいい例です。

記事単位で考えると、私のブログでもよくやるまとめ記事というのもこの部類に入ると言える。
また、ジャンル特化リンク集サイトや、検索エンジンもこれに入る。
検索範囲を絞り、何かに特化した検索エンジンも、やはりそれはオリジナルとしての価値が高い。
PHP検索サイトや、無料のアイコン検索サイトなどは、こういったジャンル特化のデータをデータベース化しているからこそ、独自データとして価値が高いといえる。
登録は何でも登録していると、価値が薄いものになると言われる。ですから、登録するリンクも自分で選別する行為に価値が生まれるということになる。
システムを使った選別を利用する事も同じ。
ブックマークするという行為を一つの選別としてシステムに委託し、ブックマークされたものに価値を見出して提供する。
こういった『はてなブックマーク』や『livedoorクリップ』等のソーシャルブックマークサービスもこれにあたる。
はてなブックマークの人気エントリ一覧ページは、選別されたデータだからこそ価値が高い。

アメーバヴィジョンが行っている、動画に対してGOODやBADボタンの設置も選別方法に使用している仕組みの一つ。
GOODが多いければよい動画としてプログラム上で識別し、それを一覧表示することで、価値の高いデータが生まれる。
あるシステムによって選別し、提供するという行為も、オリジナルデータの提供と言える。
3)ユーザーからの発言などのデータ徴集

主に2チャンネルが代表される。
また、人力はてなや、Yahoo知恵袋などもこれに分類。
システムを一度作り、ユーザーに投げる。
ここでのユーザーの発言から、他のユーザーの回答などのやり取りが、のちのち貴重なオリジナルデータとして残る。
質問掲示板の形を取っている人力はてななども、オリジナルデータとして提供する事が出来るものになる。
どのようなデータを収集するか、どのようなシステムでデータを提供してもらうかが、重要なポイント。
日本で最もこのスタイルで成功しているのがやはり2ちゃんねる、ニコニコ動画の生みの親ひろゆき氏ではないだろうか。
動画そのものの徴集から入り、その動画に対するコメント表示機能もシステム開発者側のアイデアと技術によるもの。
また、グルメ情報サイトなども、店舗データベースに対して、ユーザーのコメントを徴集し表示することでさらなる価値を高めている。
4)別のサイトのデータを掛け合わせる・加工する
いわゆるマッシュアップと呼ばれる行為。
他のサイトが既に作ってあるデータを使って、別のサービスへと加工し、提供するサービス。

他のデータベース×自分のサービス=オリジナルとなるし
他のデータベース+また違う他のデータベース=オリジナルともなる。
ソーシャルブックマークを横断して集計、ランキングとして表示する、ミックスクリップというサービスもこれに当たります。
また、各種動画サイトのAPIを利用し、オリジナルの検索プログラムを提供しているところもある。
ようするに検索結果が色々な動画サイトの動画を掛け合わせて表示するサイトですね。
さらにそこにはてなブックマークのブックマーク数等を表示して、人気動画が一目でわかるようにしたりするサイトまで作れる。
自らデータを生む必要はなく、さらに膨大なデータベースから違うサービスを作るという事は、個人でも巨大なサイトを作れる可能性が秘めている考え方ですね。
5)1~4のデータの流れを読み解く癖をつける
例えばSNSの代表と呼ばれるミクシィ。
ここでは3のコメント徴集を利用し、そこにコミュニティーの仕掛けを作っている。
1のデータ生産も、ミクシィの日記システムで使っている。
日記→コメントという価値を『知合い』というシステムが盛り上げているのがわる。また、そこに足跡という付加データをつけることで、コミュニティーをより活発化させ、多くのデータ生産の手助けをしているのも見えて来ます。
データの採取方法、生成方法は上記4つがメインとりますが、これらのデータの流れを読み解くことで、WEBにおけるオリジナルとは何なのかというのが見えてくる。
Amazonの特価商品のみを検索できるサイトや、はてなの『これはひどい』というタグのついた記事だけをランキング化するサイト等、データそのものをどのように調達し、どのように選別し、どのように加工しているのかというポイントを、そういうサイトに出会ったら、あらかじめ抑えておくようにしてみましょう。
また違った視点を持つ事が出来ると思います。
文章や、そこが提供するサービスだけを使うにとどまらず、この流れを掴む事で、よりWEBサーフィンを楽しむ事が出来るでしょう。
どのような形でオリジナルが生まれているのか、という事を考えながらWEBを見ていけば、ほんとうに些細なアイデア一つで巨大に成長したサイトが沢山ある事がわかります。
最後になりますが、ブログの記事作成という視点でも同じ事が言えます。
なにかネタがあった場合、それをどのようにして紹介するのか?
付加価値に何を付けているのか?その人の発言か?他のサイトの言及か?
こういう一つの文章やデータの流れというのは、色々なブログから学ぶことも出来ます。
一度読みきったブログを、この流れを考えながら読んで見ると、また新しい発見ができ面白いですよ。
ではでは。