ページキーワードが予測不能のページを多く持つようなサイトはAdsense剥奪か。API利用も注意が必要。
以前書いた『Googleの対応は迅速。AdSense八分解禁へ。必読するべきAdSenseの3つの注意事項。』という記事の周りの反応から、マッシュアップサイトはやばいという話を聞いた、というコメントがありました。
一度GoogleAdsenseがドメインごと停止したのですが、わずか1週間で復帰したという記事です。
そこにはまわりから『マッシュアップ』がやばいという情報を頂けていたのですが、見事復帰してしまったので、その真相がわからぬまま終わりました。
そしてこのたび、またやってしまいました。
Adsenseのドメインごと配信停止処分。
今回の件で、いよいよマッシュアップの仕方と、API利用の考えを少し改めなければいけないなと感じました。
Adsenseについて興味のある方は続きをどうぞ。
最も注意すべき事『キーワード検索の結果』
このたびの教訓では、規約違反URLそのものが指定されておりましたので、よくわかりました。
大規模なシステムは構築しておらず、正規サービスとして使っていく前の下ごしらえとして、多くの試験サイトを作っては放置していました。
その結果わかった事が1つ。
キーワード検索の検索結果がまずやばいです。
どういうことかといいますと、通常検索する場合は、検索キーワードを次の検索結果ページへ渡します。
ここでは、管理者が全く意図しない、いや、意図したとしても、どういったキーワードが投げられるかという不特定なものになるのは間違いありません。
この検索結果が例えば卑猥なキーワードで検索されたものの場合、データベースの中身にもよりますが、卑猥なページが誕生します。
ここにAdsenseがあった場合、そのページが停止処分の対象となります。
これがPOST送信された場合は別ですが、その場合は、全くと言っていいほどGoogleからマッチした広告は配信されてきません。
GET送信によってURL固定が誕生した時点で、そのページは存在すると言う事になり、アダルトコンテンツを含むと言う点で問題が発生します。
気づくのが遅い言われればそれまでですが、あらゆる場面で目にするはてなブックマークサービスのAdsenseも、実は検索結果には存在しません。
『タグ検索』においても、恐らく許可したキーワード以外は、表示されません。

卑猥な言葉で検索した場合、『はてなのサービス』という項目が現れます。

特に、動画サイトのAPIを利用したときなどは、かなり高確率でそうした言葉が検索されますので、動画サイトの検索結果には致命的。
Adsenseによる収益を上げようと考えているのであれば、第一に検索結果に対する考え方を持ったほうがいいですね。
自動的にページを生成するページ
簡単に言えば、ある人気サイトのRSSを使って、WEBで公開するなどの仕様。
この場合、その人気サイトが卑猥な言葉を使った場合、あなたのサイトも停止処分の対象となります。
こちらも、人気動画を表示するAPIを使っていた場合、動画を投稿する人がその動画のタイトルを決めていますので、いつの間にかいやらしいコンテンツとなってしまい、こちらもAdsenseの停止処分の対象になります。
掲示板など、不特定多数が触れるもの
このあたりは、ごく一般的に言われている事でが、こちらもどのような内容のページになるかが不明なため、注意が必要です。
こうした例を見る限り、かなりの数の規約違反が存在する事がわかります。
例えばユーザーが、なにかキーワード検索を行ったとして、その結果へのURLが『最近検索された言葉』等の表現で、リンクを発生させた場合においても、同様の規約違反が発生する場合がありますので気をつけてください。