[追記]もしも、ブロガーが死んでしまったらブログはどうあるべきなのか?

昨日から稚内へ吹雪の中移動し、一泊して仕事をし、今帰宅いたしました。
最近出張続きでネタを探せず、文章主体が増えてしまってますが、また今回も文章です。
道中、往復10時間も車を運転していると、ふとこのまま山に落ちて死んだらブログは更新されず、そのまま放置されてしまうのはもったいないなぁなどと思いました。
誰かが意思をついでくれるなら上げてもいいかなとか、ブログをうっぱらって家族の肥やしにでもなるのかなとか。
現時点で40万PVあるブログは、一体いくらで売れるんだろうとか。
でもよくよく考えると、買う理由によって変わりますが、悪用される確率のほうがはるかに高い。
これまで愛読してくれた人に対して失礼だなという結論になり、それなら意思を継いでくれる人に譲るのが妥当だなぁなどとありもしない事で運転時間を潰していました。
ここは悪気があっていうわけではなく、あくまでアルファーブロガーという影響力を考えて書きますが、例えば90万PVを誇る404 Blog Not Foundの著者、dankogai氏が亡くなられた場合、あの方のブログというのは、ある意味『財産』になるのではないだろうか。
(ご本人様からエントリが有りました。リンクは文章の最後に)
そこから発生するアマゾンの売り上げなど、会社としての利益ではなく、個人として銀行口座に売り上げが振り込まれているのであれば(仮定)、それはきっと財産として見られ、銀行口座は凍結する。
今後もそのブログそのものの利用価値は恐ろしく高く、本人が意図しないところで、相続する人がそれを売ることも可能になってくるのではないだろうか。
そんな事を考えていくうちに、自分が死んだらブログは一体どうするべきなんだろうかという妙な考えで10時間が過ぎ去っていきました。
意思表示カード?
臓器提供カードではないですが、今後、死にましたのでブログの更新はストップいたしますと書いてくれ、という親族に対して伝える意思表示カードなるものがあればいいのか。
それともそのまま放置してしまえばいいのか。
コメントスパム、トラバスパムの餌食になるくらいなら消すべきなのか。
又は、誰かにこのIDとパスワードを伝えてほしいという事を表明しておくべきなのか。
生命保険のような、ブログ生命保険屋が、死後、ブログをどうするかをあらかじめ決めて、それを代行するビジネスが出てきてもおかしくないなどと、妙な考えを起こす。
様々な考えの中で、あきらかに危険なポイントが見つかった。
それは販売。
財産として見られようがなんだろうが、ブログは売ったらおしまいの気がする。
匿名で書くブロガーばかりの中、突然私のブログを誰かに親族が売りつけたとして。
こんなエントリを書かれたらどうだろうか。
『これまで色々やってきたり書いてきたブログですが、本気ですごい情報商材が見つかりました。』
と、あたかも私のフリをしてこうしたエントリを書かれたら一体どんな効果が出てしまうのだろうか。
恐らく一斉に攻撃をうけ、瞬く間に炎上。
一時的ではありますがアクセス数が爆発し、すごい広告効果を持つツールとして使われそうです。
これがアルファーブロガーともなれば、さらに恐ろしい売り上げを上げるツールとして、ブログが使われる可能性が高い。
完全に自身を今まで支えてくれた人たちを裏切ることになる。
死んだら放置が一番なんだろうか
色々考えて、やっぱりIDとパスワードは個人の物として、そのまま墓に持っていくべきなのかなと。
アクセス数があっても無くても、個人として書いてきた物はその人の歴史としてそのまま放置され、眠るべきなのかというのが結論です。
そんな結論に達したとき、その亡くなった方のブログを、いとも簡単に広告ツールとして使える人がいたら、その人はすごい力を持つ人だな。
などと・・・考えたら・・・・いた!
既にいました!
FC2ブログがそれだった!
去年からいつの間にか導入されたのですが、1ヶ月更新しないと、まるでエントリのような感じで広告が入る。

無料ブログを使わせているんだから、我々はこうした展開を自由にするよという事はごもっともで、なんら文句など無い。
でもこうした変更を、ある日突然行うことが可能なFC2。
Adsenseのような表示の仕方なので、なんとなく広告と言うのはわかるけど、これがもし、あたかも本人が書いたエントリのような文面の広告。
『すばらしい情報商材を見つけました。』などという広告が入った場合どうだろう。
国内ブログユーザーNo1(スパムユーザー含む)FC2がもしも本気でユーザーを無視した広告展開をするとなれば、本当に絶大な力を持っているんだなという事が、今回の考察のたどり着いた答えになりました。
やっぱりそろそろドメインを新たにとり、鯖を借りる時期なんでしょうか。
そんなわけで、ブログ生命保険屋がいるならば、希望としては、RSS購読者に対して、もう更新は出来ませんということを伝え、スパムの餌食になるのも嫌なので、1年位したら削除したいと言うのが私の死後ブログの希望ですね。
皆さんは死後、ブログ生命保険屋がいたら、何をお願いしますか?
(ブログ生命保険というのは、ニュアンス的に勝手に名づけただけで、なんの保険がおりるんだ?という考えに至る人もいるかもしれませんが、あくまでも、ブロガーが死後、ブログに対して希望通りの事後処理を行ってくれるサービスをさします。)
追記
404 Blog Not Found:ネット遺産の傾向と対策
コメント、トラックバックの閉鎖と言うのは納得。本blogとはてなアカウントに関しては、相続にやや不安が残る形となっている。これに関しては、「管財人」をあらかじめ指定しておきたいところではある。具体的な作業は、フリーズ、すなわち「消す」のではなく、「中の人」の死亡告知およびコメントおよびトラックバックの閉鎖ということになるだろう。livedoor blogに関してはわずかではあるが料金も発生しているので、それに関する手続きもある。
というわけで、弾のネット管財人となってもよいという方は、私宛までご連絡を。
その形のまま残るのであればそれはそれで良いのかなと。
料金が発生するブログと無料ブログの違いは、こうした場面で今後現れるんでしょうね。livedoor blogに関してはわずかではあるが料金も発生しているので、それに関する手続きもある。
管財人を立てることで回避するためには、回りにそれなりの知識をもった人間がいないと出来ないのがポイントでしょうか。
技術能力のある特殊な保険が必要になりますね。
今後の無料ブログサービス提供もとの動向も気になるところです。