最近主流となっている、ログイン詐欺動画サイトへ誘導する悪質なブログの共通点
悪質なブログの定義
今回掲載する『悪質なブログの定義』ですが、これは世間でさまざまな感覚の違いがありますので、これからいう悪質なブログの定義を2つほど。
1)アダルトな欲望をそそり、動画サイトの『ログイン詐欺』サイトへ誘導するブログ。
2)ウィルスの配布を目的としたサイトへ誘導するブログ。
これらを候補に、私がこれまで見てきたブログの共通点を洗い出します。
仕掛けまで誘導する仕組み
特に、『芸能人名 ヘアヌード』等の検索結果にでてくるエロブログに多く、最近の手の込みようといったら半端じゃない。というか尋常じゃない。
記事の内容も、まず、そそられる言葉でYouTube動画が張ってあり、しかも、そのYouTube動画の内容が削除されているものがわざと張ってあります。
そしてその動画の下に、『ヤバイ動画なので削除されていたらこちら』という親切丁寧なリンクが張ってあるのです。
これらの誘導記事が、大量生産されています。
そのリンクをたどると、なんかのエッチな動画サイトっぽいところへ飛んでいき、あたかも動画配信サイトを装い、動画の再生ボタンをクリックさせる。
ここで様々な分岐があります。
『専用プラグインがインストールされていません』とでて、インストールを求める。
はれてウィルスが落下してくる仕組み。
ひどいのはトロイの木馬や、PCのマイドキュメント内のファイルすべてをとあるサーバーに自動送信するものまであった。
さらに、この業界で今もっともはやっているのは、ログイン詐欺です。
ログイン詐欺とは、世間一般でいうフィッシング詐欺です。
まず、動画サイトを閲覧するためにユーザー登録が必要。
ユーザー登録には、個人情報の入力やらがあり面倒な仕様になっている。
そこで、次のようなアナウンスがある。
YouTubeのログイン情報でもログインできます。
Yahooのログイン情報でもログインできます。
Gooのログイン情報でもログインできます。
中でも笑えるのが、mixiのログイン情報でもログインできますとか・・・。
こういったフィッシング用フォーマットが用意されている。
ログイン詐欺動画サイトは、基本的に、ユーザー登録ページと、利用規約ページしか閲覧できません。
その利用規約には、きっちり書いてあります。
登録=10万円や20万円といった価格が掲載されているのです。
もしも、YouTubeや、Yahooのログイン情報を入力してしまうと、そのユーザー名とパスワードを悪意ある人間に渡してしまうことになります。YouTubeやYahooの自分のページに住所や名前などが掲載されていれば、有無を言わさず契約が成立してしまうのです。
これらサイトへの道は、これまで結構遠かったわけですが、最近では、Googleの上位検索結果にまで掲載されるようなものまであります。
これらのネット詐欺の対策方法
これらの誘導ブログの最大の共通点は、まず記事が1~2しかない。
そして、『タイトルが、その動画を案内するためだけにつけられた記事名』となっている点です。
まずアーカイブや過去ログの部分をきちんと見ましょう。
記事が1~2しかないブログは今の日本では疑わざる得ない状況になっています。
1個しか記事が無いのに上位にいるブログはほぼ100%やばいブログです。
さらにワンクリック詐欺誘導や、ウィルスインストール誘導のため、ニセ動画サイトが用意されています。
動画の再生ボタン以外のリンクもJavascriptが仕込まれている。
ご丁寧にですね、YouTubeみたく、動画の下にコメントまでついてるんですよ。
『さいこーーー!』
『これは抜ける・・・』
『いつもありがとう』
といった動画に対する嘘コメントがあり、それはもう疑いにくい状況を作っちゃってます。
また、『ネット初心者です』と名乗っているにもかかわらず、『専用アバター画像』を作ってプロフィールを充実させすぎているブログも結構スパマーの間ではやってたりします。
最近は、国外のアダルトサイトが結構はやっており、海外のサイトを装いサイトを作っているところもあります。
また、普通の動画サイトもどんどん増えていますので、ユーザーは『メールアドレス』だけなら登録してもいいという人も増えています。
まず、そうした動画サイトに引っかからないように、それらに誘導する悪質なブログを見極めれるように、記事として残しておきます。
本当は、そういう動画サイトの画像キャプチャーとか取ったんですけど、利用規定に重い罰則が書かれていたので自重します。
それでは。また。