プロとアマの違いってぶっちゃけたったひとつ
流れ的には以下のエントリから始まり・・・。
「プロ」と「アマ」の13の違い | Lifehacking.jp
んん?なんかちょっと違うなぁなどと思いながら。
プロとアマの本当の違い - 煩悩是道場
このエントリに激しく共感。
単なるプロフェッショナルをはるかに超える、「感動を生む仕事」をする人の13の特徴 - 分裂勘違い君劇場
でもって、まったく別次元のお話がでてきました。
こちらは『仕事を選ぶ考え方』の根底のお話になってます。
ぶっちゃけ私のような人間がこのエントリに言及できるわけがありませんので、言及などいたしません。
ただ、プロとアマの違いは、ひとつしかないと思うのでそこを書きます。
結局お客がプロだというならプロ
繁盛しているとある飲食店のオーナーに、食べ物の産地や、鮮度などにこだわる理由について、私は『やっぱりプロ意識がそうさせるんですか?』などと、アマチュアなことをたずねたら、こんな答えが返ってきたのを覚えている。
そのとき、はっとしたのを覚えています。私たちをプロと呼べるのは私たちではなく、お客様でございます。
私たちがプロの意識をもつからこだわるのではなく、お客様が望むからそうしているだけです。
お客様がアマチュアだというのであれば、私たちがどんなに尽くそうとも、私たちはアマチュアです。
今回のエントリーでも、プロとかアマとかを論争しても、結局お客が『あんたは大層な事をやっているようだけど、まだまだ甘いよ』と一言もらせば終わり。
お金を支払うという行為をしてくださる人に、認められることこそがプロです。
逆に考えれば、お金を支払うお客から見ると、入社3ヶ月の新人達も、お金をもらう側にいる限り、プロでなければならない。
どんな言い訳をしようとも、顧客から見ればその時会社の看板を背負っている人が会社のプロであり、サービスや言動、態度が悪ければ文句を言いたくなるのです。
知らないことも多い新人時代ですが、それが現実であり、顧客はそんなあなたをプロとして接してくれているからこそ、クレームがつくのです。
経験や、知識がもたらすのは『逸脱』
どの業界でもそうですが、顧客がほどよく満足する基準というものがマニュアルです。
それ以上のことをすれば、嫌われたり、好かれたりというものが生まれたりします。
コンビニで積極的に営業する人を好きになる人もいれば、嫌いになる人もいるわけです。
また、クライアントからの要求を全てそのまま聞き入れることが、本当の満足につながるとは限りません。
クライアントのためになることであれば、要求を断ったり、提案したりすることが最終的に満足につながることも多々あります。
営業の世界では、これらが攻めの部分です。
攻め無くして本当の満足は得られません。
また、そんな攻めをしているからこそ、嫌われることもあるのです。
ですが、顧客の事を第一位に考えて攻めれば、必ずあなたを認め、好きになってくれる人も多いのです。
これまで、いろんな世界で営業してきましたが、成功している営業マンはすべからず『攻めずに嫌われない営業』はしてませんでした。
逸脱することがまた、全てではないのはクライアント次第
ただし、攻めるだけが全てでもないというのも真理です。
仕様書通り、全てきっちり書かれているとおり作ることが顧客満足につながる仕事も多々あります。
IT業界や、ものづくりの業界は、こうした寸分たがわぬ作業こそがプロと呼ばれる事が多いのです。
最後にものを言うのは、お客が本当に望むものを見る努力が出来る行為こそが、プロとアマの違いだと思います。
また、プロとアマというキーワードだけでは、スポーツ選手というジャンルと、一般の企業の社員というジャンルでまったく異なる思想になってしまいますが、最終的に、結果を求めるための努力を怠っている人は成功しないといえます。
目標はあくまでも目標であり、こだわらなければならないのは、顧客に対する結果です。
だから、プロはこうあるべきだとか、アマはこうだから駄目とか、難しいことを考えずに、目の前の仕事をどうやってきちんと納めると、お客が喜ぶのかということに焦点を合わせ、その事に対して努力すれば、きっとあなたはそのお客から見てプロになれると思います。
その点で言えば、上の3つのエントリのうちプロとアマの本当の違い - 煩悩是道場だけが、見る人のモチベーションをアップさせるためのエントリではなくて、顧客側を見ています。
・目の前の仕事はきっちりこなす
・気まぐれであっても納期に結果を出す
・時間の観念がなくても結果を出す
要するに、つらかろうが気まぐれであろうが、顧客のための結果を出すということに焦点が合わさっている。
「プロ」と「アマ」の13の違い | Lifehacking.jpは、お客がまったく見えていない。あくまでも『プロとアマ』の違いではなくて、モチベーションアップのための指標にすぎません。
どのようなモチベーションの高い崇高な考えを持っている人間が現れようとも、結局お客は『満足する結果』に対してお金を払いたいのです。