mixiをしていたごく普通のOLが、何故はてなというフィールドに舞い降りたのか?

この顔写真を見て、ピーンと来る方も恐らく一人や二人ではないくらい、ソーシャルメディアである『はてな』では、ある程度名の通った方です。
この方、iGirlというブログを運営しているasami81さん。
数年前まで、ごく普通にOLをして、ごく普通にmixiで日記を書いてたごく普通の女性でした。
そんな『ライトユーザー』が多い世界から、なぜ、男の多い『へビィユーザー』が集まる世界へ足を踏み入れたのか?
このあたりの謎がどうしても気になる方へ向けた記事となっております。
おたく社会かー。こわいな。
とりあえず直接ご回答をいただけましたので、そのまま公開いたします。
最初のイメージはやはり『怖い』だったそうです。当時付き合っていた彼氏(今の旦那さん)が「はてなってゆう会社があってな!日本のGoogleみたいな会社ねん!」
と興奮気味に教えてくれたのが、はてなを知ったキッカケでした。
「変な会社のつくりかた」という近藤さんの本も読みました。たぶん内容をあまり覚えていないので全部は読んでないはずw
当時のはてなのイメージは、「おもしろそうやけど、むずかしそう。2chとかに書き込んでる人用のブログなんかな?おたく社会かー。こわいな。」というもので、かなり壁が高かったのです。
そのとき私はmixiばかり書いていたのですが、「いいもの書いても、検索にひっかからへんから、mixiだけやったらもったいない」と言われ(これも今の旦那に)、「ほなまたブログ書こうかなー。せっかくブログするんやったら身内ネタばっかりやなくて、何か自分のためになること書いていこう」と決めたのです。
そして以下の3つの点をクリアしたブログサービスを探し始めました。
1・無料で使える
2・会社からアクセスできる
3・コメント、トラックバック機能がある
(2)は、今でははてなも会社からアクセス禁止されていますが、当時はYahoo、ライブドア、アメブロぐらいしかブロックされておらず、はてなを使うことができたんですね。
「いいもの書いても、検索にひっかからへんから、mixiだけやったらもったいない」
これは、多くのブロガーが意識するべき事だと最近つくづく思います。
日記だけを書きたいのであれば、本当にSNSの方が楽しいと感じるはずです。
ブログで日記を書き始めたところで、人が来なければ楽しくも無いし、また、外部から余計な野次や罵倒を浴びる心配も増えてしまいます。
そういう意味ではmixiとブログという使い方は、地味に違うわけです。
最近企画されて書かれた記事。
ヲタファッション革命第一弾 - iGirl
このエントリーは相当話題を呼びましたが、こういう不特定多数の人に役に立つエントリーというのは、ブログの最も楽しい部分でもあります。批判誹謗、罵倒なんかもそりゃ当然のことながらありますが、より多くの人に楽しんでもらえるエントリーというのは、mixiでは味わう事ができないです。企画内容のあらすじ
オタファッションを革命するよ!一緒に買い物でかけよー!
このあたりの変化をもたらしたのが、海外のとある女性でした。

MacBook Proを買うため、天板に広告をレーザー刻印 - GIGAZINE
この出来事に感銘を受けて、asami81さんは次のように語っています。
ある意味すでに多くのユーザーの認知度は高く、一つの企画も完了しています。これを企画した人が女性プログラマーで、しかもふつうにかわいい!!!
「プログラマー=男」というイメージしかなかった私には衝撃でした。
しかもその女の子がネット上でこんな企画をして、見事成功しているなんて!
すごい、ネットすごい。海外すごい。日本やばい。
ものすごい勢いで脳内解釈し、「日本あかん!わたしあかん!もっと何かできる!何かしたい!」
って思ったんですね。インターネットが大好きで大好きで、もっと知りたい、何かしたい、何かできるはず!ってずっと思っていたのですが、情報が多すぎてどうすればよいか分からなくなったり、何がしたいのか自分でも分からなかったり、そして自分ひとりでなんて何もできるはずがない
なんて考えちゃう。
でも、ブログぐらい続けられそう。
ということで、はてなを書き続けています。わたしもいつか、「MacBook Pro に刻印するんで、スポンサーなってください」とか言える度胸が欲しいです><
こういう事が出来る日も近いかもしれませんね・・・。
女性は増えてほしい、でも、変わってほしくはない
はてなという一つのコミュニティにおいて、女性ブロガーは確かに少ない。
あまり適当な日記を書いても、何の反応も得られない世界です。
逆に多くの人の関心を集めるような記事を書くと、ブログをはじめて3日の人でも膨大な人の目に記事を届けてくれるのがはてなです。
たぶんあまりSEOを理解しておりませんがこの辺りが恐ろしい子。2007年2月に始めたので、一応1年以上は使った上での感想。
やっぱり「はてブはすごい!」「はてなのSEOはすごい!」「ネガコメが強い!」
・・最後はネタです(笑)
男性ユーザーが多いようなので良いも悪いも「男の世界だなー」と思いますね。
はてブコメントやエントリへのコメントの内容を見ていても私では理解できないことが多々あります(汗)
でも逆に、異性だからネガティブコメントというか正反対な意見を言われても『ふむふむ、なるほどー』とある程度受け入れられるのかなとも思っています。
はてなに女性ユーザーが増えたらいいなとは本当に思いますが、はてなは変わってほしくないですね。
特異なものは面白い!
インターネットの楽しみ方は無数に存在します。
人それぞれ価値観の違いが生む様々な人間模様は、インターネット独自の文化が確かに存在するからです。
その中で、なんかやろう!と思ったら、彼女の言葉も一つの参考になるかと思い記事に。
中でも現在最新のエントリー
はてなアイドル10ヶ条 - iGirlは、普通のブロガーでも参考になる『ネガティブコメントスルー力』や『ネットの時間と現実の時間の切り分け』等、色々と勉強になる記事だと思います。
ぜひ、これからもがんばって色々な事に挑戦していただきたいと思う人でした。
それでは、また。
(おまけ)この記事が出来るまで
asami81さんと初めてコンタクトを取ったのは確か、去年の11月。
[追記]11月といえば、読んでいるブログを告白する月。というエントリーを書いた後に、お礼のメールを確かいただいたのがきっかけだったと思います。
当時は、『爪』と呼んでいました。すいません。とにかく爪がすごい人なんですよね。
それから色々とお話をお伺いすると、普通にmixiしていた人がなぜここでブログを・・・と、小さな疑問がわき、聞いてみたのです。
ものすごい悩んでいたらしく、去年の12月に聞いて、返事が来たのが今年の5月。
『あけましておめでとうございます』と、スパムかと思い消すところでした。恐ろしい子!
そんな彼女のブログは以下で。
iGirl
爪を捜してみるのも一つの楽しみですよ。