ニュースって何だろう?あえて言いうなら『非常識』を見つけること
ニュースを発信し続けるニュースサイトや、ニュース番組等において、その非常識度がニュースへの関心を高めるという事に繋がるからです。
世間一般では、特に自分の身の回りにまったく関係のないニュースが多々流れます。
そういったニュースの中で、自分の常識外の報道というものに人は知らず知らずのうちに心を奪われてしまうのです。
非常識を批判する自分が自らの心を満たす
例えば、ゴキブリが家に出たからといって110番する人もいますし、産婦人科の先生が男という理由でセクハラだという人もいます。
こういう事態をただ、第三者が報道することで、『非常識ニュース』が出来上がります。
多くの人達が、ある物事に対して『常識じゃないの?』と思えるような事を超える人を『非常識な人』と呼びます。
そうした非常識を目にすることで、自分は大丈夫、とか、上から目線で他人を見ることに満足を得るというのは、古くから人間に備わっている性質とも言われています。そういう視線を持っていない人も、こうした『非常識』を見たいという欲求を持っている人は多いのです。
ゴミを捨てられないで、家中ゴミ屋敷にしてしまった人。
部屋中人形やマネキンを配置し、それらを家族と呼ぶ人。
家からほとんど出ない、お金もほとんど使わないで株で数千万と稼ぐ人。
毎月10000円だけで生活している人。
1秒間にボタンを16連射できる人。
米を洗剤や石鹸で洗おうとする人。
こうした人を『逸脱している』と報道することで、人の注目を集める事になり、コンテンツとして形成されるのです。
ニュースとは常識を覆すこと
未成年でタバコをすって捕まった、ということがいちいち報道されることはない。
ところが、未成年の芸能人などがタバコをすった場合は大変な報道となる。
人間の頭の中は不思議な構造で出来ていて、会ったこともしゃべったこともない芸能人をテレビで見ると、頭の中で勝手に性格やイメージを想像し、人間像を作ろうとします。
それがいつの間にか常識となってきます。
清楚なイメージを持った人は、そのイメージから性格などを作り上げ、『まさかタバコなんてすわないだろう』と、はっきりとは考えなくても、頭の片隅にインプットされていきます。
これが、『実はタバコをすっていたの?』という常識を覆される事で、そのメディアに対して興味を持つことになるのです。
芸能人が隠れて交際していたという報道も、こうしたある一部の人達の常識をくつがえす作用がある為、ニュースとして成り立ってしまうのです。
ジャーナリズムと人の関心の差
とある2チャンネルまとめサイトの管理人とは、古くからの友人でしたが(去年発覚したんだけど)、彼もこれについて色々と語ってくれました。
なんか鋭い刃物で切られたような感じがしましたね。それらはジャーナリズムの違いであって、起きた出来事を、正しく世に広めたいとか、本当に困っている人たちの現状を伝える報道が一番いいだとか、人それぞれの考えが存在している。
ところが世間一般の目は、非常識に向けられる。
テレビのニュースの約9割はそうだろ?
お笑い若手芸人だって結局、面白い奴は日常的に味わえないような非常識をやってのけるからみんな見るんだろ。
普段熱湯風呂なんて入るか?w
はいらんだろ?しかもその熱湯風呂が小島よ○おちゃんのおかげで実は熱くなかったという非常識が発覚するや否やネットじゃすごい騒がれたし。
2chのまとめサイトって言うのは結局そういう非常識を持ってくる事に命かけてるんだよ。
ほんと、『痛いニュース』とはよく言ったもんだ。(痛いニュースの管理人ではありません)
中国がなんでネットで話題なのかって言うのも、それ以外の理由はないと思うぞ。
でもたまに感動するスレとか爆笑するスレがあるからこの世界はたまらないんだよ。
テレビも一緒だよね。
ただ、ネットに限って言えば、人様の役に立つ事もメディアとして成り立つんだよな。
ブックマークしときゃいいわけだし。テレビだと役に立つ事を言っているなと思っても、わざわざ録画するの面倒だし。
皆さんがもしも、ニュースブログなんかを書こうと思ったなら、まずは非常識を探してみるのが一番手っ取り早いかもしれませんね。
ただ、あまりにも有名な出来事(テレビでも普通に報道されてたり)の場合は、既に多くの人々の頭の中で、非常識じゃなくなっている可能性も高いので、探すのは結構大変です。
そんなときには、自分の身の回りに転がっているちょっとした非常識を発見してみるのも一つの手ですよ。
私のまわりで言えば、最近外で焼肉をやった時、18歳の子が炭に火をおこす為に風をおくろうと、脇の臭いをとるガススプレーを掛けた人が居ましたが、こういうのもきっとコンテンツとして成立するとは思いますし。
非常識だけを公開する事が正しいとは言えませんが、一つの参考までに。
それでは。また。