国が数億かけて作ろうとしたものを、たった数万円で一人で作った事実をもっと声を大にして伝えたい
数億かけようとしていたシステムを、たった一人の男性が数万円(サーバー、回線費用等考慮)と2時間で作り上げました。
簡単なシステム概要を言えば、ネット掲示板などに書き込まれた犯罪予告と思われるコメントを自動的に収集するシステムです。
国内ITニュースサイトでは結構話題になっていますが、一般の方までもっと浸透してほしいという願いをこめて記事を書かせていただきます。
本来あまり国内で話題のニュースを取り上げるのは私のブログポリシーに反しますが、もしかしたら何かの検索結果(当サイトではモバゲー、mixiで検索されて来る人も多い)で私のサイトに偶然たどり着き、たまたまこの記事を発見する可能性もあると思ったからです。
まずはこの快挙を声を大にして伝えたい。
その男の価値。数億円。
犯罪予告検知のソフト開発へ=来年度予算で要求-通り魔事件受け増田総務相(時事通信) - Yahoo!ニュース
これに触発され、そんなシステムを一人で、0億円で作ったのが矢野さとるさんです。増田寛也総務相は11日、インターネット上の犯罪予告を検知できるソフトウエアの開発費を、来年度予算の概算要求に盛り込む方針を明らかにした。同日開かれた、東京・秋葉原の通り魔事件を受けた再発防止のための関係閣僚会議終了後、記者団に語った。
開発が検討されるソフトは言語技術を応用し、違法・有害情報の検出精度を向上させるもの。通常とは異なる急激な書き込みの増加や、自殺や殺人予告などの言葉を使った議論の流れなどを分析し、犯罪につながるような情報を認知できるようにする。業界関係者によると、ソフト開発には少なくとも数億円の費用が掛かるという。
実際は国が数億かけようとしたかは定かではありません。業界関係者がそういっていただけであり、その業界関係者というのがすごい無知というのが露呈した一件。
ただ、この事実はまさに快挙。
すごくすっきりした。
通称 さとるさん
矢野さんは元Yahooの社員だったと聞いております。
字幕.inという個人開発にもかかわらずすごい化け物サイトの生みの親。
字幕in以前から個人で色々作ってて素敵だなぁと思っていたのですが、字幕inから結構な有名人。
他にも様々なサービスを作り上げています。
satoru.net←ここに全て掲載されています。
さてそんなさとるさんが今回作ったのが、国が作ろうと考えていたのと同等の動きを見せる予告in - 犯行予告共有サービスです。
精度がちょっと悪いとチャチャを入れる人も居ますが、基本さえ出来てしまうと、数億もの税金の無駄遣いをしなくてもいけると思います。
この事実がIT関連のニュースサイトではなく、一般の方が見るようなmixiや、個人ブログ等で掲載され、もっと多くの方に伝わっていければと思います。
税金を使ってこの予告inよりさらに精度の落ちるシステムを数億かけてつくっちゃうかもしれない。
逆にこのサイトを作ったさとるさんに対して、国もなんらかの報酬をもたらしてもいいと思う。
皆さんの中にも、もしも税金の無駄遣いを止める可能性のあるこのサービスを、もっと世に広めたいと思った方が一人でも居ましたら、ご自身のブログで声を大にして書いていただければと思います。
そんな願いをこめて。
それでは、また。
関連メディアエントリ
犯行予告収集サイト「予告.in」公開 「0億円、2時間で作った」(ITmediaニュース) - Yahoo!ニュース
矢野さとるは数億円の税金の無駄遣いを止めたのかもしれない。 - CNET Venture View