心理トリック-人は見た目に思った以上に左右されてしまう
2007年03月18日 公開

昔こんな実験がりました。
ある男性が横断歩道で、信号無視してわたります。
その時に歩行者達が彼につられて信号を無視して横断を始めるかどうかを観察します。
このとき、男性がきちんとネクタイを締め、コートを着ているときと、同一人物で、作業着姿のときでは、周囲の人たちの反応はどう違うのでしょうか。
この心理トリックの結果にはホームページデザインとの密接な関係にあります。
見た目に騙されてしまう私たちの脳
この実験の結果は実に明確にでて、スーツにコート姿の男性につられて信号無視する人が多いのに対して、作業着姿の人につられる人はあまりいなかったそうです。
アメリカの心理学者、レオナードビックマンの行った実験では、電話ボックスの棚に10セント硬貨をすぐ見える位置においておき、電話する人が電話ボックスにはいってから2分後に、『ここに10セント置き忘れたのですが、ありませんでした?』とたずねる実験があります。
たずねる人の服装を分けて、硬化を返してくれた確立を割り出します。
きちんとした服装をしている場合77%。
みすぼらしい服装をしている場合38%
また、服装が心理に及ぶ話はこのほかに、もう一つ代表的なものがあります。
それは『服装がそのときの心理状態を支配する事がある』です。
お気に入りのネクタイや服装を着たとき、心理的にリラックスする効果があるということです。
実はこの話、往々にしてホームページのデザインと直結している部分があります。
ホームページのデザインが現実に会った事が無い人たちにとっての第一印象
これはショッピングサイトの企業に対して言える事になります。
趣味でホームページを作っている人たちにとっても、例えば大規模なサイトを作るときにも応用される事といえます。
現実に会った事もない人から商品を購入するという事は、そのサイトに惹かれたからです。
上の実験で言える事は、それは少なからずサイトのデザインによってその会社のイメージが良かったからといえます。
又、ホームページがもつ情報量にあわせてデザインを変えていく事が大切です。
例えばページ数のないサイトで、3カラムにしたとしてもあまり意味が無く、情報が少ないと判断され、すぐに閉じられる確立が高いです。
その場合は、画像を効率よくいれてあげるだけで、非常に見やすいサイトになり、他のページに対しての興味がわきます。
逆に悪い言い方かもしれませんが、みすぼらしいホームページに対しては良い印象を持つ事が出来ない人が多いです。
ですから、WEBデザイナーさんたちが日夜勉強しているデザインにはそれだけの価値があるということになりますね。
良いデザインのサイトを見てみよう
下のようなサイトでは、かなり力のはいったWebデザインを見ることが出来ます。
いけてるサイトドットコム
ただし、上の素敵デザインのサイトはデザインは素敵だけど検索エンジンに嫌われるフルフラッシュサイトなどもいくつかあり、デザインだけを追い求めるのもまた危険な香りがしますね。
また、いちいちnowloadingするようなフラッシュには『待たされる』というイメージが強く、好かれません。
ようするに、周りのホームページと比較して、自分のサイトがどうかということをしっかりと確認していくことが大事なのかなと。
現在ではブログの力も強まっており、人間性を会わずに見せるという効果的なアピールが簡単に出来るようになりましたので、一概にデザインに固執する必要も無いかもしれません。
私の場合、同じ情報販売のサイトに出会っても、きれいで凝っているところのサイトは気になったりしますが、画像を一切使わずにつくられた適当なページでは、明らかにあやしい臭いを感じてしまいます。
これは皆さんも一度感じた事ではないでしょうか?
一度御社のホームページを他社と比較してみる事をお勧めします。