そろそろネット接続する行為に何らかの免許を設けようや!
暇な時に接続すれば暇が潰せるし、仕事として活用すると便利だし、なにより情報を探すのがすばやく行える。地図だってすぐにみれちゃう時代だし、動画だって見れる。
言いたいことが言えるブログもある。人の感情や考えに触れる事だって出来る。
でも、ここ最近のネットユーザーはなにかおかしいよ。
いい加減、インターネットに免許というか、学科くらいあっても言いと思うんだ。
資格ではない。免許が必要だと感じる。
ネットが怖い84%
2009年3月に発表された『ネットの怖さに関する調査』インターネットコム株式会社と株式会社マーシュが行った調査では、インターネットが怖いと感じるユーザーが実に8割を超える結果となりました。
皆さんならもうわかっていると思いますが、『怖い=わからないから』というのが大半です。
わからないから怖いのですが、そもそもわからないままネットを続けるというのはかなりまずい状況ではないでしょうか。その危険性すら見えていないユーザーも多いはずです。
若い携帯ユーザーにこそ必要なネットの基礎学習
学校裏サイトなんかでも、加害者は何気なく悪口を書いて、それを読んだ人が自殺するなんていうケースもありました。
半年前に知り合いに頼まれ、娘さんの学校裏サイトを探して欲しいといわれ、探した事がありました。まぁなかなか見つかりませんでしたけど、モバゲーで見つけることが出来ました。
中学生の裏サイトですが、かなりグロい内容でした。
その時は娘さんの事について書かれていたものではありませんが、○○はあそこが臭いだの、○○の給食にみんなで唾いれてやっただの、○○死ねだの。
本当は唾なんて入れてなくたって、本人にとってみたら相当なストレスとなるに違いない。
書き込みは、見ればわかるけど大体同一人物臭い。
一人が何人かのフリをして一人を徹底的にいじめているように感じる。
やってはいけないことを知るべき世代
こうしたものは止められないものだろうか。
加害者のほとんどが、捕まらないというわけのわからない根拠を持っているように感じる。ネットをある程度かじった事があるならば、たとえ2chでも逮捕されている事例がいくつもある事を知っている。
そもそもネットなどとは無縁のニュースを読まないモバイルユーザーというのが、こうした加害者になりやすいのではないだろうか。
書き込んだ人間が特定されるという事も知らない人が多い。
これが、知っていたらどうだろうか。
学校で誰かの靴を隠すよりも、はるかに捕まり易く、証拠が残る媒体なのだから、知っていたらかけるわけがない。
韓国だか中国だかの学校で、集団で暴行している様子を携帯のビデオで撮影し面白がっている学生達が、何をおもったのかYouTubeで動画をアップし、問題が発覚したケースもある。
こうした問題が起こるたびに、リテラシーという言葉を振りかざす人が多い。『リテラシーが低い』と言う人の大半が、自分の知識を誇示したいだけの人が多いのでリテラシーという言葉自体が大嫌いです。
そもそも、知らないという事が原因で様々な事件が起こるわけだから、もういい加減義務教育で教えるべきところまで来ているだけだと断言できる。
今は、車の免許を持って無くても車が運転できる状態になっている。
車がいくら楽しかろうが、便利だろうが、ルールを知らない人が乗るべきではないのは当然の話ですね。
関連
■学校裏サイトチェッカー
■けんじろう と コラボろう! > 学校裏サイトで娘が実名で攻撃され、父としてメールを送ってみた。
■岡山・中3女子自殺「うざい、消えろ、キモイ」‐ネットいじめまとめ - ニュース記事
■「学校裏サイト」3万8,000件、半数のサイトに「キモイ」「うざい」など中傷
インターネットにこびり付いてくる業者達の存在
ネットでの詐欺もとどまるところを知らない。
2008年1月からの6ヶ月間で、国内ネット詐欺件数2,192件に達している。
前年に比べ21.2%増です。
これも知っておくべき事ではないでしょうか。
『サイト利用料が滞納しています。本日中に連絡がない場合は法的手段にでます』こんなCメールもある。
連絡したら終わりだ。
まぁものは試しで連絡してみるとわかりますが、『本人確認が必要です』と言われ、お名前、住所を真っ先に聞かれる。
当然、そんなあやしいサイトを見たことがある人も、ない人も、請求されるわけがないと思っているので、なにかの間違いですと言いたいだけです。
どこか間違ってますよと親切で電話する人だっています。
しかし、奴らに名前と住所を聞かれたら、かなり面倒な事になります。そうなってしまったら、即座にそのまま警察に行ってください。
奴らは携帯番号090-xxxxx-yyyyに対して、1~9999に連番でメールを打ちまくっているだけなんですが、引っかかる人は引っかかってしまうわけです。
関連
■2009年のスパム・メールはさらに進化する!?
■スパムメールに返事を出したら――体験レポート
真弓です!言われてた写メールアップしといたよ!
なれなれしいメールも死ぬほど来る。間違いを装ってメールしてくるアホもいる。
すげーよあんた達w真弓です。言われてた写メアップしといたよ!かなり恥ずかしいけど(笑)
一応写真アップしたのは、私がいつも使ってる登録制のサイトだよ。
mixiみたいなやつだけど、mixiだとエッチな画像アップできないんだよね(^^;)
簡単に登録で来ちゃうからもしもまだ登録してないなら登録して見てね。ってこの前間違って違う人にメールしちゃって恥ずかしい写真おもいっきり見られまくって、電話番号も載ってるからかなり迫られちゃったよ・・・。
真弓さんからの招待メールです。
以下からログインできます。
巧妙すぎてものすごく気になっちゃうじゃないか・・・。
けどこれもアクセスするのすらダメ。
アクセスした時点で、『どのメールアドレスの人』が『どんなメールに引っかかったか』というのがばれます。その後、その情報は0.2円~0.8円というわずかなはした金で売られ、死ぬほどメールが送られてくるので注意したいところ。
またアクセスすると
という仕掛けのサイトもある。間違っても電話番号を入力してはいけませんので注意しましょう。ログインは電話番号を入力するだけ
予備知識が少しでもあれば回避できるような罠でも、全く知らない人は引っかかってしまう恐れが強い。
携帯サイトフィルタの意味を親が知らないという問題
親が知らないというのもかなりの問題です。
携帯で検索すれば、即座にアダルトな画像にたどり着く事を知っているのだろうか。
また、やはりもっとmixi、モバゲーの内情を知るべき。
mixiが出会いの可能性があるサークルを閉鎖したのは事実だけど、それだけでフィルタをすり抜けさせる国も頭のネジがおかしい。
業者は死ぬほど居る。モバゲーにだって業者は死ぬほど居るのだ(かなり撲滅はしているが)。
それを、知ってて許可するなら親もそれなりの対策が出来ますが、知らずに許可している親が恐ろしい。さらに、それを知る機会というものが現在存在しない。ニュースでたまに見るくらいじゃなかろうか。
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■未成年携帯フィルタリングという「愚策」 インターネット-最新ニュース:IT-PLUS
■ 携帯フィルタリング加入率57%、学校持ち込みには賛否~東京都調査
■子どもの携帯のフィルタリング、解除した? 親の2割「よく分からない」 - ITmedia News
一度死んだ手法が今、中学生や高校生をターゲットに復活したものがある。
それが占いサイト。
SNS、ブログ、プロフから占いサイトへ釣る。
占いサイトは『名前』『性別』『年齢』が必要。その返答はメールで行うので、メールアドレスを入力させる。
あとはもうわかると思う。
診断結果は当たり障り無く出るが、メール、名前、性別、年齢が業者に知れ渡る。
簡単な仕掛けだし、占いになにか情報を求められるのは当然と考える人も多いので、予備知識が無ければ即座に抜かれる。名前、地域、年齢がわかる女子中学生、高校生のメールアドレスの単価は32円を超えるそうだ。なんとも世の中腐っている。
こうした側面が必ず存在するのがインターネットだという事。
ウィルス被害も同じ。ウィルスの期限が切れているというメッセージが出ていようとも、5年間その意味がわからないという人だっているのです。
全てにおいて知らない事が原因で起こる事故です。
大人も子供も、最低限のインターネット危険予知が必要だといえる。
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みなさんはこのままで言いと思いますか?
実際、8年以上前なら、教えてくれる恐怖がいっぱいありました。
サイトを開いたらブラクラでPCフリーズ、98死亡。
いきなり爆音でスピーカー死亡。
c\con\con\conショートカットにマウスポインタ合わせただけでブルーバック98死亡。
変なファイル開いたらPC上にフォルダが増え続けHDD死亡。
そんな目に見える恐怖があったからこそ、勉強しなければと思った人は多いはずです。
今はそんな露骨なサイト、めったにお目にかかれなくなりましたので、余計知識をつけようと思う人が少なくなったんじゃないでしょうか。
もちろん、この記事だけを参考にしないで、自ら色々調べないと見えてこないのがネットです。作文をネットから引用した小学生がいるくらいですから、調べれば言いというものでもありませんが、真実は1つのページからつかむ事はできないでしょう。
さて、こうしたネットに関する危険予知訓練。
学校で教えるべきと考えるのはおかしいでしょうか。
最近の小学校は多少授業でネットについての勉強がありますが、パソコンの使い方なんてぶんちゃけどうでも良くて、ネットの恐ろしいといわれている部分を怖がらなくても良くなるような基礎知識をもっともっと教えていかなければならないと感じる今日この頃。
今ならほんと、身の安全を確保せず、高速道路を自転車で爆走している状態にしか見えません。
それでは、また。