ブログの被リンク数が増える口コミしやすい記事の共通点

ブログに書いた記事、内容は様々な使われ方をする事をある程度予測しよう。読者は書いた本人が考えうる範囲の予測を、軽く凌駕した使い方をする。
使われやすい文章とは何か?
テキスト文章は、実にユニークな生き物です。
あなたは、自分が書いた記事が、どのように使われるかという事を考えた事はありますか?
また、他人のブログを引用したりする時に考えた事はありますか?
あなたが生み出したその記事は、あなたが意図できる範囲を軽く飛び越え、様々なところで使われる事を知っておく必要があります。この現象を想定する事が出来れば、被リンクが増える理由が見えてくるのです。
結論を言えば、あなたは自分の記事を読者に『使われやすい』ようにする事で、被リンク数を自然に増やす事が出来るのです。
読者にどのように使われるか?
そもそも、ブログの記事が読者にどのように使われるかを考える必要があります。
例えば・・・
- TwitterでタイトルとURLを貼ってくれる
- 名言っぽい言葉を抽出してブログで引用する
- Tumblerで引用される
- 揚げ足を取られる
- どこかの文章がコピペされる
- 手順の1つとして紹介される
- 参考になったと紹介される
- 説明が必要な部分のソースとして利用される
- 調査・統計結果として引用される
- 批判される
- 暇つぶしとして紹介される
- ネタとして扱われて紹介される
- etc
多くの場合、ブログの記事というのはタイトルが先行して引用されますが、ネット上では、それが全てというわけではありません。文章の一部が引用されたり、どこかのまとめ記事に載ったり、なにかのソースとして引用されたりするわけです。
こうした現象をネットでは口コミと呼びますが、検索エンジンからの訪問とは少し違います。
検索エンジン向けのタイトルのつけ方とは異なり、どれだけタイトルが素晴らしかろうとも、中身が無ければ口コミされる事はありません。
そして、引用される(口コミされる)記事というのは、実は、優れたコンテンツが全てというわけでもありません。
引用され易い記事というのは、共通して文章、及び記事がパーツ化されているのです。
文章をパーツ化する
ブログの記事をポストする時には、以下の2点を確実にチェックしてみましょう。
- 1つの記事で1つの話題が完結しているか
- その上でさらに記事の中身が分解されているか
1)そのポストは1つの物語で完結しているか
簡単に言えば、1つの記事で1つの物語が完結しているのかという事です。
例えば、ブログのタイトルに『今日は社内で色々やった』とつけたとします。
中身をよ~く見ると、サーバーの組み立て、食事の内容、WEBデザインの打ち合わせのコツ、といった、様々なことが書かれている記事というのが『膨大に』存在します。
これは非常に引用されにくいです。
必ず1つ1つのポストを完結するようにしましょう。
こうした意識を全くする必要が無いmixi等の書き込みは、見れば殆どがコレにあたるのがわかります。必要が無いものを無理にこうした形に変える必要は無いのですが、例えば社長ブログなんかもこうしたポストの仕方が多いです。
一言で言えば非常に勿体無い。
口コミされる芽を自分でひねり潰しているという点に注意しながら書いてみる必要があるのです。
例えば昼時にラーメンを食べたという情報をブログに書くとすれば、それが1つのポストで完結させるべきなのです。すると、別にサーバーの組み立てに興味の無い人でも、その記事を引用して使いまわす事が出来るのです。
また、読者からしても、コメントしやすいのです。おいしそうですね、とか、ご紹介ありがとうございますとか。これに、ついでにサーバーの組み立て方を入れてしまうと、双方の意見がコメント欄に反乱し、お互いのコメントがつけにくくなったりするのです。
また、サーバーの組み立てが1つのエントリとして終了しているなら、別に昼時の食事に興味の無い人でも、その記事を読んで、それを口コミしてくれたりするわけです。
さらに、これらのパーツ化にはもう1つ隠れた使い方が出来る利点があります。
それは、自分が引用し易いという事です。
まず情報とは大きく分けて3種類存在しますが、
- 役に立つ情報記事
- 誰も知らない新鮮なネタ
- 娯楽として求められるコンテンツ
先ほど例に挙げた、『今日会社で色々な事をした』という記事を『サーバーの作り方』だけで完結すれば、後でその中に入れるソフトの話をしようとしたときに、手軽に引用できるわけです。
つまり、『日記』として書かずに上の3つに当てはまるように記事をパーツ化することで、被リンクは増え易くなる、ということです。
このように、話題が2つ以上になっていないかを、今一度確認してみましょう。タイトル『こいのぼりを上げました』
ついにこいのぼりを我が家でも上げました。
そうそう、デザインの勉強会も行ってきました。
2)記事の中身も使いやすく分解
コレに関しては以前書いた、初心者が簡単にプロっぽく記事の内容を仕上げるテクニックを参照してもらえるとわかり易いかと思います。
記事の中身を分解する事で、引用のし易さが変わります。
引用され易くなる最大の理由は、重要なポイントとなりえる部分が分散される事にあります。
私のブログの記事も引用してご紹介してくださる方に支えられているわけですが、例えばWEBで自分が伝えたい事をきっちり相手に伝える為の7のコツでも、
- 7つの見出しを引用して紹介してくださる方
- 1つをピックアップして、記事に言及してくださる方
- 3の箇条書きの説明が勉強になったと紹介してくださる方
しかし、これらを7つに分けずに書いた場合、引用する方も、『どこを引用するべきかわからない』という事になります。パーツが1つ1つ別れている事で、1つのパーツに対する声と、全体に対しての声との二つの意見を言いやすくなる、と言う事でもあるのです。
例えば画像をバーっと貼る場合でも『画像番号』をつけるだけで、コメントするほうは番号で指摘できます。友達に教える時だって、『21の画像が良いからみてみ』と言いやすいです。こうした引用され易い形を作ることで口コミ効果はアップするのです。
心がけるたった一つのコツ
ちょっと難しく考えている方は、
「あとで自分が使えるようにする」
と言う事を意識するだけでも良いと言えます。
これだけで比較的楽にこの課題をクリア出来ます。
例えば、
と書いたものを、後で自分が引用するかどうかを考えてみると良いのです。タイトル『鬱な日』
今日は1日雨で憂鬱だった~
明日は頑張ろうと思う。
そうそう、面白いサイトを見つけた。
自分が引用し易い記事は、読者も引用し易いという事でもあるのです。
口コミ効果を上げるにはどうしたら良いかと考えている人がいましたら、まずは試しにチャレンジしてみてくださいませ。
それでは、また。
修正
Twittre→Twitterに修正しました。はてぶよりご指摘ありがとうございます。