webサイトのリピーターを増やすさりげない5つのコツ
Yahooサーチエンジンのアルゴリズムなんかによく泣かされた事があったけど、webサイトっていうのは結構リピーターを作りやすく施工しておく事で、あまりそういった影響をもろに受けずにすみます。
webサイトと、エンドユーザーとの道。
ユーザーパイプライン。
これを整備しておくと、サーチエンジンの気ままなアルゴリズムの変動がきても、涙目になる事もないのです。
パイプラインを作る意味
ビジネスサイトにおいて、いったい何が重要なポイントになるかというと、多くの場合、そのほとんどがリピート率と検索エンジンからの訪問者数となります。
リピート率が高いサイトは比較的物が売れやすく、また、検索エンジンからの訪問者数が多いと売るためのチャンスがほかのサイトより高くなる為、成功しやすいと言う事になります。
検索エンジンに関しては、Googleから訪れる訪問者と、Yahooから訪れる訪問者では、お金を落としてくれる割合が何をどう逆立ちしてもYahooのほうが高い。
ただし、Googleからの訪問者も、実際はリピーターとして何度も訪れてくれる人は、購入に結びつきやすいケースが高い。また、あくまでも私の感想としては、Googleユーザーは登録してお金を買う事があまりないが、アマゾンや、楽天といったアフィリエイトは結構買う傾向にあるので一概にYahooラブとか言ってる人は間違っている。
さて、こうしたユーザーが再訪問してくれる道をきっちり作る事が、ユーザーパイプラインです。
なぜなら多くのユーザーは
偶然、たまたまあなたのサイトを訪れただけ
というケースのほうが多いからです。
そしてwebサイトを作る時に顧客とあらかじめシンクロしておくと良い7つの基礎の4項目目『トップページは入り口ではない』という理由から、ほぼ全てのページから、ある程度の対策が必要になります。

※これに関しては7つの基礎に書いてます。
こうしたパイプラインの対策を怠ると、たまたま訪れただけのユーザーは、決して自分の意思で2度目の訪問をしてくれません。逆に言えば、しっかりとしたパイプラインが繋がると、ユーザーは2度目の訪問をしてくれる可能性が高くなるのです。
つまり、検索エンジンのアルゴリズムがいきなり変わって、一気に売り上げをダウンする事もなくなるのです。
再訪問してもらうテクニック
お気に入りに追加してもらいたいなんて言うのは、誰もが簡単に思う事です。
また最近では、ツイッターによるフォロー。
ブログであればRSSなどがあげられます。
メールマガジンなんかも有りますが、少し古い感じが否めません。
スパムメールも多い時代なため、結構メールを読んですらもらえない事が多いです。
ユーザーにお気に入りに追加してもらう事は、その時点で再訪問してくれる確率が上がり、勝利は目の前です。
また、ツイッターによるフォローや、RSSの購読は、その時点で再訪問しようという意思が発生しているため、こちらもチャンスに近づきます。
しかし、めちゃくちゃ鬼門でもあります。
そう簡単にユーザーはお気に入りには追加しませんし、フォローもしませんし、RSSの登録も行いません。
何よりもまずしなければならないのは、発想を逆にして、どうしたらお気に入りに追加してもらえるのかというのを追求しましょう。
お気に入りに追加してもらえるテクニックとしては以下のようなものがあげられます。
まず、大事なのは、お気に入りに入れようと考えたユーザーは、そのサイトに
自分が求める情報が他にもある
自分が求める情報が、これから追加されそう
自分が求める情報が今の時間だけでは全部みれなそう
後で誰かに紹介しよう
という実にシンプルな理由で判断します。
これらの問題をうまくクリアする事がリピーター率向上につながるのです。
1)相手が求めている情報ページを作成する。
特に私が提唱している事のひとつとしてQ&Aのコンテンツ化です。
なにを出したらいいかわからない場合はQ&Aを使って、顧客が求める情報をさりげなく提供するといいでしょう。
たとえばあなたの企業に対する不満・不安が考えられる場合、それらをQとして、問題を作り、それに対して先に回答しておくという方法です。
エステであれば、
Q・痛みなどはないのでしょうか?
A・特に強い刺激などはなく、痛み等もありません。
といった簡単なもので良いのです。
最近であればムーバブルタイプ、wordpressのおかげで、webサイトにブログを手軽に導入できるため、これらをブログ形式で、さらにカテゴリーなどを決めて書いていくだけで、十分なコンテンツに昇華する事でしょう。
ただし、これは再訪問してもらう材料としては弱いです。

相手が必要としている情報を、1ページで提供し、そのページですべて解決した場合、ユーザーは満足し、帰ってしまうのです。
2)一度の訪問では見切れない情報量がそこに有る。と言う事がわかる状態になっている。
大事な部分なので、2度言いますが、情報量がそこに有る、と言う事がわかる状態にする事が大事なのです。
一般的にトップページは、非常に多くの情報が詰め込まれていて、情報量が豊富だなぁと言うのは伝えやすいページです。
しかし、訪問者が訪れるのは、先に書いたとおり、トップページだけとは限りません。
トップページを無視し、どこかのページに検索エンジンから真っ先に訪れるケースが多いのです。
その場合、相手が求めている情報らしきものが、そのページで解決できるのか?と言うのがひとつのポイントとなりますが、その情報ページに関連するページへつながるようにしておくと、よりリピート率が上がります。
そのページにたどり着いたユーザーが、興味を持っているかもしれない情報を考える事、それが始まりです。

興味を持ってくれるかもしれない情報は、そのページから惜しみなくリンクをはっておくと、『あとでそっちもみたいな』と思ってくれます。これがお気に入りにつながるのです。
これらは、関連する情報として提供する事で比較的高い効果を発揮します。
3)まったく関係ない情報ですら、なんとなく答えが知りたくなるような情報の陳列
きちんと情報とその解決を提供する、と言うのはweb業界では有る意味常識的なものになっています。
たとえば、お酒のページには、お酒が売っている。
しかし、ある商品名で検索した場合、それがなんなのかが比較的わかりやすく、詳しく説明されているページが検索結果上位に現れます。
つまり、お酒だけが売っているページよりも、はるかにそのお酒について、詳しく書いてあるページのほうがアクセス数が高いのです。
はい、ここまでは大体多くの方が実際に行っている事です。
次に考えるべきは、やはりリピーターを作る事です。
良く使われるテクニックとして、ひとつのページに必ず一個の問題定義を作りあげ、別の情報への興味をかき立てるという方法です。
例えば、お酒を検索して訪問してきた方に、おちょこ選びで男の力量がわかる!?等の簡単な説明をさらっと入れ、そのページからおちょこのページへ案内する、といった方法があります。
これはひとつのページでひとつの物語を完結するのではなく、ひとつのページに、ある程度の問題定義を配置し、それらの回答としてリンクが存在するという状態を作り上げるのです。

この方法は、実は多くのブログでも良く見かける方法で、過去記事などへのリンクを文章内に散りばめたりするのが、このテクニックに当てはまります。
こうする事で『情報量が多いな』と思ってもらえるため、お気に入りに追加したり、ブログの購読者になってもらえたり、またはブロガー自身に興味をもったならついったーでのフォローが発生する事でしょう。
4)更新されているのかどうか
もう10年以上前から言われ続けているお約束的基本。
最近では、それこそブログ、ついったーによる発言から、多少は生きたwebサイトを運営しやすくはなりました。
更新する事。
それ自体、大変な労力でもあり、力でもあります。
継続する事ができれば、比較的楽にリピーターを増やしやすい結果になるでしょう。
また、ブログなどを導入していない場合、ちょっとした更新でも、更新アナウンスを作るように考えるべきです。
更新した、新しくなったという情報というのは、ユーザーは無意識のうちに求めている情報なのです。
5)口コミしやすいか
何かの話題となり、口コミで広がる事で、そのサイト事態に対して、安心感を最初から持ったユーザーが訪問してくれるため、リピーターが発生しやすいです。
これに関しては、一朝一夕で身につくものではなく、様々な失敗の中から答えが見つかっていく事だと思います。
一言で口コミされやすいといっても、例えば、極端にデザインが素敵な場合は、それだけで口コミで広がりますし、値段が安い、サービスがすばらしい等の場合も同様です。
口コミされるブログの作り方や口コミされるビジネスブログの秘訣『ポストタイトル7対1の法則』とは?では、口コミマーケティングのコツが書いていますので参考までに。
以上5つのコツ
上記の1)相手が求める情報を提供する場合は、以下の3つを参考に考えると楽です。
・自身のビジネスサイトに適した情報を考える。
・どんな情報を自分のサイトにくるお客様が求めているかを考える。
・それらをなるべく解消できるような情報を掲載する。
これらを考慮しながら情報を作ります。
その後、その情報ページから、関連した情報へ、または問題を投げかけて、他のページへ案内する。
こうした仕組みを作っておく事で、リピート率が増加することでしょう。
リピート率の増加によって、商品の販売につながりやすくなり、さらにサーチエンジンからのアクセスが大幅に減ったとしても、ユーザーパイプラインをしっかり整備していれば、独自でリピーターを確保し、涙目にならずにすむようになるでしょう。
お試しあれ。
それでは、また。