マナーを守っても不快なメールの書き方はダメよ

マナーのあるメールの書き方 | キャリワカ:コミュニケーション | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
こちらの記事にて、西出博子氏の驚くべき内容のちょっと適当に作ったと思われるマナーが掲載されていた。
よりによって日経がこんな記事を出すとは思わなかったけど。
世の中の人がコレを万が一参考にしたために、大事な取引がお流れにならないかとハラハラしたので、一言だけ言わせて貰いたい。
怒るっていうのはよほどの事
冒頭から始まり、メール本文が以下。Sさん:先日、お客様から「おたくの会社はメールの書き方もしらないのか」とのお叱りを受けました。先生、このメールのどこがいけないのでしょうか?
そして、あろう事か、From: aaaaa@bbbbb.cc.jp
Subject: 広告の件
Date: 2010年 3月 17日 9:24:20 JST
To: saiton@ccccc.dd.jp
斉藤さま
拝啓 おはようございます。
先日は色々と楽しいお話しありがとうございました。
広告の原稿頂きました。
文字化けしているので再度お送り下さい。
宜しくお願いします。
敬具
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●○会社 ●○部
日経太郎
〒100-0000 東京都●○区○○1-1-1
TEL:03-1111-1111 FAX:03-1111-1112
お客様が怒った原因が何と、メール本文ではなく、ヘッダー情報の
このように、相手の名前+様が無い事が原因だというのだ。To 日経BP社_日経太郎様 <saiton@ccccc.dd.jp>
ページをめくり、本文のへんてこりんな文章はどのように直すのかなって楽しみに見ていったら、そんな本文には一切触れず、最後にマナーの本を買ってくれと来たもんだ。
この業界ではまだ12年しか働いていないが、
様がついていないことでマナー違反だといわれた事はなく、まして様がついてなくて不快になるという人が一体この日本に何人いるのだろうか。
普通怒りますか?こんな事で。
私個人としては、こんな事で怒る人など間違ってもいないと思っているので、今回の記事は西出博子の嘘話の例か、もしくは、本当に合った話であり、怒っている部分がそこではないのではないか?と思っている。
まさか日経の記事がデマなわけがないので、ここは、先方が怒っているポイントを西出博子さんが勝手にToの部分だと決め付けていると考えていいかなと、「私が勝手に決め付けて話を進めます」。

もっとわかり易くいうと、ここに「様」を入れるのが、常識だと主張してるのです。
適当な事を、適当にマナーにするのはやめてもらいたい、という言葉をぐっとこらえて、根本的にこの人にメールのマナーを教わった人は、さらに同じような過ちを繰り返す可能性が高い。
それくらい致命的なミスを、放置しているのです。
ではそれは一体どこなのでしょうか。
問題としては、このメールを見て、お客様は怒ったのです。
つまりよほど常識はずれな事をやらかした可能性が高いのです。
気になったポイントは2つ
ひとつめ。以下の部分。
こんな挨拶をしてくる企業の担当者をまず見たことが無い。拝啓、おはようございます
これは有り?無し?
個人的には無しかなと。
ビジネスメールに、おはようや、こんばんは、等は必要に無いように思います。
また、拝啓、敬具等もいままで見たことが無いのですが、必要なのでしょうか?
正直「拝啓、おはようございます」っていうのが、人を小馬鹿にしてるように見えます。
ネタ帳的にこんな相談が万が一きたなら以下のように教えなおすと思う。
恐らくもっと丁寧にかける人は大量にいると思われます。From: aaaaa@bbbbb.cc.jp
Subject: 先日頂いた○○広告の件
Date: 2010年 3月 17日 9:24:20 JST
To: saiton@ccccc.dd.jp
○○様
○○のYamadaです。
広告の原稿頂き、ありがとうございました。
早速確認させていただいたのですが、いくつか文字化けをしていました。
お手数をおかけして申し訳ありませんが、再度ご確認の上
もう一度送って頂きますよう、お願い申し上げます。
********************************************************
●○会社 ●○部
日経太郎
〒100-0000 東京都●○区○○1-1-1
TEL:03-1111-1111 FAX:03-1111-1112
また、クライアントとの立場がどのような関係かが掲載されていないのでわかりませんが、そもそも、相手がメールの書き方ごときで、怒れる立場のクライアントである時点で、相手が優位な立場の人というのが推測できます。
そのようなクライアントに対して、
これは無いでしょう(笑)広告の原稿頂きました。
文字化けしているので再度お送り下さい。
この文章はいかがなものかと思います。
様がついて言うよういまいが、このお客様は怒るべくして怒ったんじゃないかと思います。
適当なマナーを流布するのはまぁ構わない。
それでビジネスマナーの本を売るのだって別にいい。
今回のお話だって、マナーではなく、相手が気分がよくなるメールのコツとでも書いてくれたら「おお、そういうテクがあるのか!」って、なるような話だし、メールを受け取った相手がもしかしたら「なんかこの人には、様っていれられてるんだな」なんて思って気分を良くしてくれる事だって考えられますので、悪い話じゃない。
ただし、マナーではないものをマナーという言葉で押し付け、あまつさえ、本当に直さなければならない文章をほったらかしにして、マナーだけ訴えるのはどうも納得いきません。
って、真剣にここまで書いてから気がついたんですがこの方、
「残業する時はプライベートな用事があろうとも、仕事を優先するのが社会人としての基本」っていうセリフを社長自らが言える人だった。
大変申し訳ありませんが、今度の金曜日にお休みをいただいてもよろしいでしょうかw? ニートの海外就職日記
なんか、あぁ、そうか、、、
まぁなんだろ。
釣りか・・・これ・・・。
それでは、また。