Facebook日本のこれまでの大まかな流れのまとめ

概要:現在日本ではどのようにFacebookが使われてきているのか
どうでもいい事にイチイチかみつくのがネタ帳クオリティというわけで、本当にどうでもいい事に噛み付くわけですが、朝のテレビ番組で「ソーシャルネットワーク」っていうあの映画の、そう、多分それが話題と言う事で無理やりfacebookの特集が組まれたんだと思います。
するとテレビ中の人が
『Facebookなどのソーシャルネットワークは友達がいない人がするツール』って言うんだ。
いくらなんでもひどい話だ。
とりあえずそんな簡単な話ではないし、そんな小さなツールではない。
今回はFacebookの流れと共に今どのように興味を持たれ始めているのかをまとめて見る。
もともとは友達同士がするソーシャルネットワーク
日本での使われ方は、海外のそれとは大幅にずれちゃったわけだけど、もともとFacebookはリアル友達同士がするものです。(Facebook誕生時の使われ方はここでは割愛)
この時点でマスコミがどれほどFaceBookについて勉強していなかったのかと言う事が分かってしまって悲しい。いくらなんでも「友達がいない人が始めるツール」という印象を与えるのもどうかと思う。
現在の日本では、それもわからなくもないけど、「多くの人が今そこに居る感じ」と言うのは、おそらく今のところFacebookでしか味わえないスピード感覚かもしれない。また、個人ブロガーも知り合いネットワークからの広がりを利用しやすいため、プラットフォームとしてFacebookを利用し始めている。これは海外で流行り始めた流れと全く一緒です。
※はてコメから SNSのミクシィやGREEなんかもこのFacebookをまねて作られた”どれも2004年2月とほぼ同時期なので違う。mixiやGREEがモデルにしたのはFriendstarやorkutでしょというコメント頂いた。上の一文は不適切のため変更しました
興味のある人は始めてみるといいかもしれないですね。
Facebookをはじめたばかりの戸惑いそうなことをFAQでまとめ
そんなわけで日本でのFacebookのあらすじ
日本でもはるか昔からFacebookを利用している人もいるし、登録して放置してたっていう私みたいなユーザーも数多くいるかもしれない。
それが少しずつだか確実に利用者は増えてきている。
また、Facebookは、ブロガーさんが利用して、Facebookに人を流すような仕組み作りがうまいため、そういうサービスも充実しているところから、ブロガー利用者が増えてきているような気がする。
ともあれ、流れを簡単にまとめると以下のような感じ。
1)FacebookがGeekの間で静かに火がつき始める。
閃光のようにFacebook(フェイスブック)が爆発した理由
2)多くの利用者同士がまずはどんなのもなのか手探りで、同時に利用し始める。
3)その結果、家族や友人を中心としたリクエストの広がりではなく、無差別なweb上の知合いネットワークが形成されていく。
4)海外のFacebookと大きくずれたのは、web上での知合いネットワークが形成されたため、リクエスト人少数も海外に比較すると、はるかに多くなった。
5)同様にリアル知り合いネットワーク色が弱いため、実写アイコンではない、及び、本名ではない登録が多いのも日本Facebookの特徴となる。
6)海外ではアプリケーションなどの利用によって、住所を抜き取られたり個人情報を抜き取られるといった悪質な騒ぎが多いが、日本はとりあえずアプリを使う傾向にある為、スパムアプリが日本を狙っている。既にスパムアプリの餌食に見事引っかかった人は昨年末から何度も見てる。
7)リクエストが多いため、海外とは全く違う楽しみ方が生まれる。個人間で渡しあう「いいね」の存在感、スピード感は、海外のそれとは全く違う文化となる。これらはファンページを利用すると、残念ながら味わえない。
8)リクエストが多いため、友達5000人MAXになる人増える。その為、Facebookに5000人になったらどうするの?って質問するえらい人が現れる。結果「いや、ファンページ利用してください」という流れに落ち着く。
9)Facebookによる、謎のアカウント削除と復活がたまにある。おそらく下ネタと言われているが原因分からず。実名、実写ではないからと言う声から様々あるが、復活する人もいるので不明。
10)つまり結局ファンページが必要なのかと言う事で、各個人ユーザーがファンページを作成する運動が始まる。その為、個人用アカウントの方の既にリクエスト認証された友達ユーザーを削除し、ファンページにいいね!を押してもらう活動が少し活発化してくる。
11)同時に、膨大に増えたリクエスト者を抱えるアカウントを「公式」とし、新たに少数のみのリクエストを送る「仲のいい人だけアカウント」を作成する人も増える。
12)映画ソーシャルネットワークを見てはじめました^^リクエスト認証お願いします。が少し増える。
13)他人のウォールに「いいね押してください」と、ファンページを宣伝する活動がたまに見られてくる。
14)企業のファンページとはどうあるべきなのかが少しずつ多くの人の興味になってきつつある。これらは流れ的に、今すこし無茶をするとスパムと判断されかねない状況になっている手探り状態のためだと考えられる。
15)企業ファンページでは何を展開していけばいいのかについて、話し合う機会が増える。また、数万円というお金が動き、Facebookセミナーも増える。
16)web屋に求められるスキルのひとつにファンページの作り方が食い込んできている。←いまここ
知らないと損するFacebookファンページの作り方
ざっくりこんな感じでしょうか。
振り返ってみると結構色々なイベントとかありしたが、大まかな流れで言うとこんな感じ。
いよいよ日本でもファンページの存在が少しずつ注目されてきている感じ。
ただし、この流れのまとめは昨年からの物です。つまり以下のユーザー層によって有る程度考え方、捕らえ方が違います。
第1次ユーザー層
元々古くから海外でFacebookを利用している日本人、当時から使っている日本の方が第1次ユーザー層。
なので、現在の「いいね爆発」とか意味がわからないという人も多いし、リクエスト超過も意味不明。
何より、後からきた第2次ユーザー層、第3次ユーザー層が、もっともらしくFacebookを語るのがおかしくて仕方がない。
第2次ユーザー層
Facebookを当時から利用登録したが、あまりアクティブではなかった人達。
第3ユーザーによって掘り起こされ、古くからやっていると言う事で、もっともらしくfacebookを語る。私の事かもしれないぞ。
第3次ユーザー層
とにかく「いいね」のスピード感と、会話のスピード感を楽しむユーザー層。たまたまその中にあまちゃんというカリスマがいた事で、大きな普及への火種となった。このあたりから、初めて見たけどなんだか分からないと言う人がFacebookを逆に批判し始める人も増える。
第4次ユーザー層
第3次ユーザー層が楽しそうと言う事で登録し始めたが、ぶっちゃけ全く楽しさが分からず、ついていけない層。
リア充だけのツールと決め付けられる事もしばしばある。
第5次ユーザー層
映画「ソーシャルネットワーク」や、テレビ、雑誌等でのFacebook熱を見て、とりあえず始めてみましたと言う一般的なユーザー層。一般ユーザーが増えてくることで「外部ブログやサイトのいいねの価値が高くなる」
フェイスブック、ミクシィ、グリーで使われている OGP (Open Graph Protocol) とは何か - IT戦記
でも書かれていますが、FaceBookユーザーが増えてくると、このブログの下にも設置していますが、いいねのボタンの価値が高くなります。
それは一般ユーザーがFaceBookアカウントを持っていれば、誰でも気軽にいいねが出来ます。
その結果、FaceBook内でのユーザーのページにこのブログがさらっと紹介される事になります。
これらの効果はユーザーが増えれば増えるほど高くなります。
現に、アクセスアナライザでの結果として、FaceBookからのアクセスが、この3ヶ月で伸びてきています。
日本で流行るのかという結論を急ぐ事なかれ
この一連の流れの中には膨大な「facebookは日本で流行らない論記事」があります。
インターフェイスがダメ、機能が多すぎる、そもそもmixiやGREE、モバゲーがある、といった様々な記事がありましたが、まぁその辺は横によけておきます。
と言うのも、まずユーザー目線から「楽しいのか楽しくないのか」という部分。
この辺は参加もしてないのに分かるわけないし、参加して楽しくなければそれで終わると思う。終わるなら終わるでまぁ仕方ない。ただ、そういう終わったユーザーが増えれば、ファンページなんて作ってもゴミになるだけで何の役にも立ちませんって言う人が凄く多いわけだけど、そうとは言い切れないと感じます。
例えば1企業、1個人のファンページがものすごく面白いものが誕生したらどうなるでしょうか?
それを見る為だけに始める人がいるかもしれない。
突然ユーザーが増えだす可能性も否めません。
まだまだ先が見えないのは誰もが一緒かもしれませんが、多くの人が望む「楽しい」が生まれれば、私はそれをそっと応援したいなと思います。
と言うわけで私のブログのファンページにいいねしてあげてもいいよって人いたら是非!
Facebook-ホームページを作る人のネタ帳
Twitterもあるよ。
Yamada (yamada_nt) on Twitter
それでは、また。
P.S
ソーシャル中心な社会がやってくる。
ネットワーク社会はいま、ソーシャルネットワークになりつつある。
って、真顔でエライ人達が言ってるんだけど、恥ずかしい気がするのは私だけなんだろうか・・・社会中心の社会って・・・