ネタ帳の記事はどのように作られどれくらいの時間を使っているのか
2011年02月26日 公開

東京でお会いした人にも聞かれましたし、ツイッターでも最近よく聞かれるので、ひとつひとつ答えるのがなんだか大変だなぁと思い、「そうだソース元作ろう」という事でご紹介。
ちなみにこの記事は2時間でした。
記事の属性を知る
初めに、記事がどこから生まれどういう活用になるのかを考えます。それによって、記事にいたる時間が大幅に変わります。多くの場合以下のようなリストに分かれます。
- パッとひらめく
- リサーチした情報をまとめる
- タイトルだけ決めて考えながら書きだす
- 既にある情報を掘り下げる
- 体験談をそのまま書く
これらに対して、勉強する時間、リサーチの時間、書く時間がかわってくるかなぁと思います。
1)パッとひらめいたり、気づいたりする
ひらめきや、気づきは意外とスムーズに書き終えます。
この「ひらめき」に関しては、ただ漠然と思いつくわけではなくてあくまでも、自分が勉強した、経験した内容の範囲でしかないと言う事を忘れてはいけません。
- 【15分】集中力が切れたときに集中モードを復活させる行動7つ
- 【45分】ブログマーケティング3.0の時代
- 【1時間】サービスの説明がコンテンツではない|関連する情報にこそ有益な情報がある
- 【10分】Web屋人生の見方が変わるかもしれない3つの教え
こうした記事は、ある情報をみて思いついたり、情報の角度を変えてみたり、時には他の情報をくっつけたり、比較する事で創作されます。
これにかかる時間は「今までの人生で学んできた時間」+「15分~2時間」という感じになります。
だいたいただのひらめきでずらずら~っと書いて、最後に読み直して画像が必要だったら画像作って、説明画像を入れれば文章省けそうなら説明画像作ったりします。
2)リサーチした情報をまとめる
まとめ記事に関しては、4年もやってるとなれてくるもので、記事を書くだけならば、リンク集さえあれば1時間~2時間くらいです。
- 【30分】あなたの文章や会話のプレゼンテーションを向上させる9つの記事
- 【3時間】人生を素敵に変える今年1年の究極のライフハック記事まとめ
- 【1時間半】OSを選ばないウェブデザイナーのための使えるウェブアプリ15
- 【2時間】ペーパーデザインのWEBサイトを作るときに見るべきまとめ
- 【45分】webデザイナーの色彩スキルを磨くエントリーまとめ
私の場合はEvernoteにまず新規ノートを作成しタイトルを書きこんじゃいます。情報も何も無い状態でタイトル決めます。
それに対して、日々のリサーチ時に発見した関連したリンクを追加していきます。
すると気がつくと1エントリーできあがってます。
一日のうちリサーチ時間はかなり裂いてるかもしれないです。
朝6時から8時か9時までで、およそ50~70記事くらい見てるかも。計算した事ないので多分ですが。
また、ひらめきと重複しますが「あ、このまとめなら今いける」と思ってから調査開始する事もあります。この場合はリサーチも記事作成の一部に入ると思いますので、9~15時間くらいいくかもしれないです。
ちなみに、これまでの記事で最も記事作成に時間がかかったエントリーがこちら。
3時間x20日くらい=60時間くらい費やしたかも。
3)タイトルだけ決めて考えながら書きだす
とりあえず書きたい事をタイトルにしてしまい、あとから肉を付けていく方法。
これは早ければすぐに完成しますし、途中でねじれたり、わけがわからなくなったりもするので、かかる時は6時間くらい行く事もあります。単純に2日。
大体の記事は3時間以内で収まります。
- 【40分】Twitterやめれば生産性は高くなる
- 【1時間半】iPhone4購入から1ヶ月|失ったもの、そして得たもの
- 【5時間】最近話題だからという理由でツイッター始めた人の為のツイッター講座
- 【6時間】あなたのブログの再訪問者を増やす50の方法
最初に50とかつけたり30とかつけたりして、それを目標に書いて行くパターン。
これは目標に向かって頭の記憶を搾り出すゲームみたいなもので楽しいです。
また、思った事、感じた事をタイトルにしちゃいます。
そこから「自分はどうしてこういう考えにいたったのか」を深く考察します。どういう考えでいたったのかを考えた後に、今度はその考えに対してユーザーにとって役に立つ部分はどこかを抜粋し、構成していきます。
最終的に完成した記事に、善でも悪でもなければ、可も不可もない中途半端な記事ができたらお蔵入りです。
一ヶ月に2記事くらい公開できなかったわが子がいますが、それは仕方ないと諦めてます。
特にこの考えながら書くパターンは、自分でも考えていなかった新しい発見が出来ます。
自分自身がその考えにいたる理由を知らずに生活している人はおそらく沢山います。具体的に文章にすると、かなりの新発見があります。それに気づけるというだけでもブログは面白いと言えます。
ちなみにこれまで、もっとも時間のかかった記事はこちら。
12時間くらいかかった記憶があります。
4)既にある情報を掘り下げる
既に情報があるにもかかわらず、まとまってなかったり、わかりにくかったりする場合、それを掘り下げたり、まとめたりすることでコンテンツを創作します。なので、リサーチが必要な場合はそれなりにかかりますし、レビューや紹介であれば、使い方さえ分かっていれば数分で終わりますし、自分で理解できて無かったら結構時間がかかります。
- 【45分】ちょっとした飾りに使えるCSS3.0ジェネレータ『CSS3.0Maker』
- 【30分】3分でわかるペニーオークションでの稼ぎ方
- 【1時間半】5分でわかるグルーポンの仕組みと抜け道
- 【3時間】話題のabout.meであなたのプロフィールページを1分で作ってみよう
- 【30分】商用利用可能な女性アーティスト写真160枚をリリース|写真素材の足成
これらは日々のリサーチの中で生まれやすいです。また、情報リークなどを採用する場合、比較的スピーディに書く事が出来ます。
自分で必要な情報や、求めている情報が「うーんなんか探しにくいなぁ、わかりにくいなぁ」と感じたら書きます。
5)体験談から書く
もはや記憶との勝負です。また、できるだけ多くの人に読んでもらうために、その体験の結論とそれにいたるストーリーの順番を考えてから書きだします。
- 【3時間】ばあちゃんな。おれのこと、覚えてないんだよ。
- 【4時間】1日50本くらいタバコを吸っていた人がタバコをやめると色んな変化が襲ってくる
- 【30分】WEB業界の匠、私の師匠の5つの苦言
- 【6時間】親父よ。あんたは幸せだったのかい?
- 【3時間】1998年web制作デスマーチレポート
記憶と体験がある限りいつでもかけますが、いくらでもかけると言うものではありません。また、書くに当たっては、記憶との勝負になりますので、思い出せるかどうかがポイントかもしれません。
まとめると
1記事で考えるのではなくて、一日で考えるほうが分かりやすいかもしれないです。
大体朝6時から7時半。これはほとんどリサーチです。
面白そうなのがあっても、記事にする時間なんてないので、あぶれたらツイッターに投稿してます。
昼は普通に仕事してますので、家に帰宅して2~3時間リサーチか書きだしに使ってます。
合計すると・・・3時間半~4時間半くらいブログのリサーチか、書き出しをしていると言う事になりますね。
丸一日リサーチに終わる事もあれば、丸々記事を書く事もありますので、一概にはなんとも言えませんが大雑把に言うとそれくらいです。
あと、上記のリンクに時間を書いてますが、計ったわけじゃないので大雑把なのをご了承ください。
それでは、また。