ホームページを作る人のネタ帳

読者ユーザー層を増やす「情報」の使い方

ユーザー層を増やす方法
人に読まれるブログとそうでないブログの違いは「誰に、なんの説明をしているのか」というのが頭の中でイメージできるかどうかにかかっている。

優れた情報も、ブロガー自身で霞ませている、価値を落としている場合があります。
どのように解決していけばよいのかを考えていきましょう。

情報の幅がユーザーを決めている


情報自体が持つ意思は、人を選びます。コアな情報であればコアな人しか求めないし、情報自体少ない。逆に誰でもわかりやすいものであれば、誰もが知っているため、情報自体も豊富です。
情報グラフ
この黒い幅は一つの情報に対する情報量です。

例えば、WordPressのある一つのプラグインの説明と言うのを上のラインで考えてみてください。
ここではプラグインの説明だけなので、そのプラグインを探している人のみが対象者となります。

プラグインのみの説明
縦の幅が狭い状態です。
これは情報量に比例して、広げることが出来ます。

例えばプラグイン自体のカスタマイズ方法という情報をプラスすると以下のようになります。
少し掘り下げる
これを「情報を掘り下げる」と言っていますが、掘り下げる事で、さらにコアなユーザーに読んでもらえる記事に仕上がります。

また、逆のパターンで、プラグイン自体が英語だった場合、翻訳してあげたり、プラグインの導入方法までをわかりやすく説明してあげたりすると、以下のようになります。
解説のわかりやすさ
図のようにわかり易さ、プラグインというものを知らない人向けに、こういう事をすると、こういう風に便利になるプラグインだよと教えて上げる事で、その記事を閲覧する人の幅を広げる方法です。これを「間口を広げる」と言っています。

例えば
「ブログにTwitterのツイートボタンを設置する超簡単な方法」
という記事を書いたとします。
恐ろしく簡単に、このプラグインや、コードをコピペするだけ、という説明だけを行ったとします。

この記事が持つ意思は
  • Twitterを知らない人なんてどうでもいい
  • Twitterのツイートボタンを設置したい人だけ見てくれればいい
  • Twitterのツイートボタンを導入すると、何が変わるのか、どう良いのかは知らない
と言う事になります。

当然、そもそもTwitterを知らないということであれば、そこから説明するのは至難の業です。
そういう部分のユーザーを省くのはごく当たり前の事ですから、私も良くやりますし、この記事自体、WordPressを知らない人にとって何を言ってるかわからない記事である事はお気づきの通りです。

つまり、情報自体が、ユーザーを選んでいるというのは、わかった上でやるべきであって、ただわからずにやってしまうと、もったいないのです。

導入するとどういうイメージになるのかという画像を作ってあげたり、サンプルを作ってあげると言うのは、間口を広げる効果があるのです。


その情報自体の価値を全く伝えずにおわる事が多い


とくにweb業界の人はなにもかもが「当たり前」というように感じる業界です。TwitterやFacebookといったツールを使って知り合いを増やしていくと「その中で交わされる話がweb標準」に錯覚するからです。

web屋さんだってTwitterを良くわかっていないという人は未だにいる事はいるのです。

上で紹介したプラグインについて紹介しようと考えたからには、何かしらの考えがあって紹介をします。
例えばそれが「人気記事一覧を簡単に表示するプラグイン」として、簡単に導入できる手引きをしたとします。

多くの記事はこれで終わる事が多いのですが、そもそも人気記事一覧を表示したらどういうメリットがあるのかと言う説明まで行うことで、より記事はクリエイティブになっていきます。

良記事になればなるほど
「プラグインなんて物はしらないけど、人気記事一覧を、なんだかこの記事をみて入れたくなってきた!ちょっとプラグインってやつに挑戦してみようかな!」
というユーザーを作るのです。

プラグインの機能の説明だと、その機能を追加したいユーザーにしか声は届きません。何が違うかは一目瞭然だと思います。「ちょうど探してました!」はほめ言葉ですが、記事としては一押し足りないと言うことです。
「試してみたくなりました!」や「この記事みてやってみようと思います」をいただいた時に、心の中で「よっしゃ」と思うわけです。

つまり、「情報」自体の需要を作ってから情報を紹介する事で多くの読者を確保するきっかけになっていくのです。

もう気がついている人も多いかと思いますが、実はこの記事、少し前に書いたブログで商品の需要を作る方法と言ってる事は全く同じです。ターゲットを変えて書いてるだけです。

『情報』も『商品』も、扱い方は全く同じであり、「良さ」を広めたい、使ってもらいたい、お勧めしたいっていう心の中にある気持ちを、ストレートに伝える事で、新たなユーザーを確保していく事ができるのです。

また、単品でさらっと紹介するというのがスタンスのブロガーさんは、そう言う記事を後からまとめるという方法があります。この記事はこういう時に役立つとか、この記事はこういう場合に使って欲しいという思いを乗せてまとめてみると、単品記事の価値が値上がりするのです。

おためしあれ。

それでは、また。

@yamada_nt
Posted by@yamada_nt
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Comments 2

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WgimP  

はじめまして。

はじめまして、よくブログ拝見させて頂いています。
特に「人に読まれる為のブログノウハウ」については、非常に興味深く、最近夢中になって読み漁っています。

僭越ながら、今回の記事は「簡単に「コンテンツ」と呼ばれるブログ記事を作る方法」と、一緒に読むと更に大きな武器となるように感じました。

単体の記事でも、起承転結をつけることにより背景を説明し、読者により理解を広げてもらう。さらに、視点を変えることにより、日記をコンテンツにまで昇華させる。正に、目から鱗です。

これからも、こっそりとブログ拝見していきたいと思います。ではでは、、

2011/03/05 (Sat) 05:24

karashoku  

勉強になりました

ありがとうございます。すごく勉強になりました。私のブログも、情報の幅を広げて、もう少し間口を広げるように、記事を書いてみたいと思いました。

2013/07/01 (Mon) 17:44

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