海外との文字入力文化の違い|小学2年生で「普通に文字が打てる」という事のすごさ
2011年05月18日 公開

ゴールデンウィークだというのにまた入院してしまい、色々とご迷惑をおかけした方もいらっしゃるかと思いますが、すみませんです。
今回の入院中に知り合った子で、小学2年生の男の子がおりまして、その子がまたすごいんですよ。
当たり前っていう人もいるかもしれないんですが、携帯電話でぽちぽちとメッセージを打って、メールのやり取りなんかをしちゃってるんですよね。
私からしてみると「すげー」と思ったわけですが、入院中暇だったので、携帯について色々考えてみた事を書き残します。なぜに私は、これをすごいと思ったのかを考えてみたかったのです。
日本は海外に比べてキーボードを使う敷居が高い

とりあえず日本語のあの配列に慣れるまですごい労力が必要です。
また日本人は
「ひらがな配列を覚えるか、アルファベットを全て覚えた上で、ローマ字を覚えなければ文字が打てない」
というのがあります。
そう考えると、小さい子、特にローマ字をまだ習っていない幼稚園児などがこれらテクノロジーを利用することはできません。
英語圏では文字を覚えてすぐに使うことができますが、日本ではできないのです。
日本でガラパゴス携帯が圧倒的人気なのは指ビリティのせい
日本語圏では圧倒的にガラパゴス携帯、ガラケーが人気です。
これはキーボードのわけのわからない日本語配列よりも、押しボタン配列のほうが、日本語に適応しているからではないかと言えます。

あ行、か行、さ行といった、きれいに並べられた配列は覚えやすさが半端じゃありません。
これ、今でこそ当たり前の事ですが、よく考えてみると、アルファベットの場合単に3つ区切りになっているため、日本語よりも明らかに難易度は高いです。
つまり幼稚園、小学生、中学高校と携帯電話からインターネットに触れたユーザーからしてみると、ガラケーのほうがブラインドタッチで打てますし、予測変換もPCと違って最初から入っていますから、文字列を作るのが早いという現実もうなずけちゃうんですよね。
キーの違いでPCよりもガラケーのほうが愛されているのかも?
こうして考えると携帯で3000文字とか普通に打つユーザー層からしてみれば、キーボードの必要性などないのかもしれません。今では携帯で文字を打つ事が余裕過ぎて膨大になるため、逆に1000文字限定小説というものまであるとか。
もちろん両手で打つ人もいますし、スタイルはそれぞれかと思いますが、今の若い世代の人たちは慣れないキーボードよりも携帯から文字を打つほうが楽だと言う人はとても多いですよね。正直私も最初はiPhoneのフリック入力に戸惑いましたが、慣れてしまうとかなり早く打てます。

現在ガラケーからスマートフォンに切り替えている人も多いです。
フリックによる日本語入力はコレまでと同じ配列ですが、より高速に打てます。これらが普及していけば、もしかしたらPCも、キーボードが使われなくなりフリック操作パネルみたいなのが誕生しちゃうかも知れないです。
日本人にとって文字を「打つ」という事の意味は、やはり海外とは一味違ったものになっていくのではないかと思います。皆さんはどう感じますかね?
それでは、また。