企業が改めるべきソーシャルメディア戦略|価値の高いアカウントを育てるために

とにかく増えていくfecebookとTwitterによる企業マーケティング大戦略。
なぜならこれほど優れたマーケティング&広告ツールが、「無料」で開始する事が出来るからだ。
お金をかけずに無料で出来るならそれに越した事はない。
しかし現実は決して無料ではない。
そろそろ多くの企業が気付いても良いころではないだろうか。
ソーシャルネットワークの最大の魅力は人間力である

もはや疑いようの無い事実。
ソーシャルメディアの肝は「人間的な魅力」「人間力」です。
「人間力」を使わずに成功しているのは一部の大手だけ。
それは単一の、もしくはユニークでアグレッシブなページを作成し、大規模なプレゼンを打って出ているところがほとんどです。最初から土台のない、弱中小企業がこれをまねた所でうまくいくはずも無く、空振りして終わります。
それでも「無料」だから・・・。
そう考えるのはとても甘いです。
ソーシャルメディアに対して抱く無料は幻想です。
あくまでそれに対する人為的な費用や労力がかかっているのです。
知らず知らずのうちに、そちらに時間を費やされ、本来売り上げを上げる部分での労務時間が減っている可能性もあります。
また、商売を中心としたアカウントには、全く言っていいほど魅力がありません。アカウントとしての数字をとる事は簡単ですが、それが結果に結びつくかどうかと言うのは別問題となります。
数字もあまりあてにならない

アカウントとしての数字とは、例えばTwitterであればフォロワーという数値。
facebookページであればいいねの数がそれにあたります。
これまで色々試してみましたが、もっともあてにならないのはフォロワーの数字です。
何度も言いましたが、フォロワ10000でもフォロー12000とかあると、多くの人がそのアカウントに対して「信用できない」と感じます。
また、フォローして、フォローが返ってこないとリムーブし、またしばらくするとフォローをして、フォローされるのを待つという神々の遊びみたいな事しているちょっと救いようの無い人や、救われないマーケティング屋にすっかりだまされてしまった中小企業の社長さんとか多いですが、これ自体が「わざわざ労力を裂いてまで行っているのに信用を落としている」という事にそろそろ気がついてもいいころではないでしょうか。
facebookのファンページのいいねにはそこそこの力がありますが、いいねを増やすのにもっとも手っ取り早い方法は、女性美人広報アカウントで、直製「いまちょうどキャンペーンでいいねを増やさなきゃならないのですが、もし良ければいいねをおしてもらえますか○○さん」と言えば、結構びっくりするくらい「いいね」を獲得できました。
しかし、問題は「ロイヤリティが異常に低いユーザーしか獲得できない」という点です。
数字だけ集めるのは簡単です。もし何もわからない企業のマーケティングを行うのであれば、アカウントとしての数字を取ると喜ばれます。しかし、結局はロイヤリティの低いユーザーばかり獲得する形になり、肝心の売り上げはついてくるのかと言うと、えぐい程ついてきません。
ロイヤリティの高いユーザーとは
企業のメッセージが届くユーザーです。
メッセージの届かないユーザーの数字だけをとっても、あまり意味が無いのです。
ロイヤリティの高いユーザーを獲得する方法

まずはじめに、すごく大事なの事がひとつあります。
それはソーシャルマーケティングとかいう言葉に踊らされない事です。
マーケティングの答えはある程度、すでに決まっています。
心配であればマーケティング原則の基本は勉強しておきましょう。
何かをすればコレくらいの数字が上がるといった、具体的な方法はいくらでも有ります。しかし、こうした方法に踊らされるのではなく、ありのままの姿を公開していく事がロイヤリティの高いユーザーとあなたとを結び付けます。
例えば自分がいつも見ている情報をただシェアするだけでもかまいません。
無理なくこれを継続する事が大切です。
ただし、羽目をはずしてしまうとこれもまた痛手を負う事になります。
自身の事を書いたり人の悪口を言ったりという事には細心の注意をはらってください。
ありのままの企業の姿。
ありのままの社長の姿。
ありのままの自分の姿。
コレを表現してみましょう。
そして意識して新しい事に挑戦したり、考えを表現していきましょう。
その結果、もしもアカウントの数字が伸びなたら「それは間違いなくあなたの声が届くユーザー」と言う事になります。
TwitterやFacebookで成功する秘訣は、自分を将来にわたり売り込める事を表現する事です。
立場別に解決してみましょう。
自分が所属する企業の為に活動している広報の場合
無理に企業としての広告活動を前面にだしても意味がありません。
まずは広報としての自身を売り込んでみてください。そして将来にわたり、そのアカウントはあなたの人生となるように意識すると、大きく結果が変わります。
実名である必要などみじんもありません。ですが、将来にわたりと考えると、人を中傷したり、匿名に隠れて変な事をいったりはしなくなります。
もしも会社を辞めたとしても、引き続き「人」として継続出来るようなアカウントとして育てましょう。
人との付き合いもこうして考えると必然的に増えます。
そしてその一環として企業の宣伝も行ってみましょう。
こうした広報の声は非常に多くの人に届きます。
自身が経営している企業アカウントの場合
こちらも「人」として情報を発信していきましょう。
将来にわたり、人と人との付き合いを広げる事を目的に参加してみましょう。
必然的にロイヤリティの高いユーザーとの交流が増えていきます。時にはあなたのメッセージを多くの人に伝えてくれるお手伝いをしてくれる事もあるでしょう。
どうでもいい数値を増やしただけではそうはなりません。あなた自身のアカウントとなるように心がけてみてください。
ロイヤリティの高いユーザーが100人いた場合、100人があなたの情報を広めるお手伝いをしてくれるかもしれません。そうすると、見た目のアカウント数字は少なくとも、爆発的な拡散力が期待できるのです。
完全なお知らせアカウントの場合
最近では、個人的なアカウントと宣伝等のアカウントを完全に分ける場合が多いです。このとき、「分けている」という事実をきちっと伝えましょう。
相手に選んでもらう事でチャンスを広げる事が出来ます。
ここまでの事をまとめると実は

すでに気がついている人は多いかと思いますが、ここに書いてある事。
実はこれ、ただソーシャルネットワークを楽しむ一般的な個人ユーザーになってくださいと言っているだけです。
一人の人間として参加する事で最初に述べた「人間力」が誕生します。
メリットデメリットは有りますが、あなたや、あなたが提供する情報に興味のない人間のほとんどは、そもそもあなたをフォローしたりいいねしたりはしません。
それを無理やり数値として増やしても、あなたの声など全く届かないのは当たり前なのです。
面白いものとは何か、人間性を磨くとはなにか
結局最後に行きつくところは、あなた自身の成長が鍵を握っているのです。
それでは、また。