「汚染牛肉は一般家庭で検査してください」問題だらけの汚染牛検索システム開始
2011年08月02日 公開

放射性セシウムに汚染された稲わらを食べてしまい、そのまま流通してしまった牛肉の問題で新たなシステムが導入された。
しかしそれは、なんともずさんな方法というか・・・。
きっと国民を馬鹿にしてるのかなって言うレベルだった。
どんなシステム
独立行政法人 家畜改良センター
上記Webサイトの左メニューから。

牛肉の放射線物質に関する検索システム
クリックすると以下。

こんな感じ。
1件目、2件目っていっぱいありますが、なぜそんなにたくさん入力欄があるのかが不明です。
とりあえずお肉を買うと必ず固体識別番号という番号があり、それを入力して検索すると、そのお肉の状態が出ます。

出る答えは3つ。
- 回収対象牛肉
- 追跡検査対象牛肉
- 検査済みによる回収の対象外牛肉
一般家庭でやってくださいという問題点
すんごい疑問なのが、一般家庭に投げてしまっている点・・・。
とりあえず自分の身は自分で守ってくださいというスタンスなので、皆さんお肉を食べる時は検索を。
一般家庭で調べてくださいというスタンスの最大の問題点は、飲食店で食べるものに関しては手が出ないって言う事ですよね。
あと、ネットに詳しくない人がこのサイトにたどり着けるかどうかは疑問です。
そもそも知ってる人自体すくないかと・・・。
つながらない問題
とりあえずつながりにくい。重い。いらいらするの三拍子そろったWebサービスです。
なんともやっつけ感がただよう感じで・・・。
まだ返品、返金体制が整ってない
基本的に、国と販売業者との連携サービスではありません。現段階では、国と消費者との情報共有が目的のサービスです。
そのため、現段階では、販売店と消費者とのやりとりについては、国は介入していません。
でも販売店のサービスの一つなので、おそらく販売店が泥をかぶる感じがします。なんだかちょっと納得いかないですよねぇ。
ひとまず8月1日から開始された検索システムなので、まだ知らなかったという方がいたら頭の隅に置いといてください。
それでは、また。