今更だけどChromePlusが便利な12の機能と使い方
2011年12月21日 公開

今回紹介したいのは、Chromeを主体に若干の変更を加えてリリースされているオープンソースプロジェクトのChromePlus。ブラウザです。
CoolNovo ChromePlus
2009年あたりから日本でも結構利用者を拡大してきてはいるものの、たまーにアップデートでお気に入りがふっとんだり、IEタブ機能にバグがでたりと、私も避けてきました。
しかし、使っていくうちに利便性が非常に高いため、今はChromePlusがほぼメインになっちゃってます。
さて、ChromePlusと言えば、「左にお気に入りを表示できるChrome」として有名になったのですが、それ以外に、どれくらいかゆいところに手が届くのかをご紹介して見ようかと思います。
主要5つの機能
最初に紹介しておかなければならないのは、公式でもアピールされている5つの機能。
この5つは、GoogleChromeでいう「ちょっとかゆいところ」を解決するまごの手のようなものです。
1)タブのダブルクリックでタブ閉じる

マウスのホイールクリックでもタブが閉じることができるため、個人の好みになりますね。細かい仕様ですがON、OFF切り替え可能です。ちなみにこれは設定のTabsの項目にある一番上の「Double click tab area to close the page.」をチェックするかしないかで切り替えします。
私の設定:マウスホイールで閉じる派なので、この機能は切ってます。
2)スパードラッグ機能

どういう機能かというと、気になるテキスト部分を反転させて、それをドラッグして離すだけで、そのテキストをGoogle検索するというもの。ちょっと気になる部分をものすごい楽な作業で検索することが出来る。

設定のTabsに、この機能の設定箇所があります。使うか使わないか、もし使ったなら、使用後すぐにそのページへ移行するか、もしくはバックグラウンドでタブを開くかを設定できる。
私の設定:使用後すぐにそのページへ移行を使ってます。
3)マウスジェスチャー

このマウスジェスチャーが素晴らしい点は「マウスジェスチャーがChromeの上にある」という点です。何を言っているかわからないかもしれませんが、通常エクステンションで実装したマウスジェスチャーは、「Chromeの中にある」のです。そのため、ブラウザで表示されている内容によっては「使いどころを選ぶ必要があります」
確かにFlash上では使えないという難点はありますが、その他の部分ではどんな状況下においても使えるため、非常に優れています。

右クリック押したまま↑←で左のタブへ、↑→で右のタブへ、↑で一番上へなど、必須機能はすべて揃っています。最大の難点は、未だ設定が英語だという事ですね。
私の設定:デフォルトのまま使ってます。
4)IEタブ

検索窓のサイドに付いているアイコンをクリックするだけで、IEエンジンを利用するかを変更することが出来ます。設定で変更は出来ますが、デフォルトであれば一度IE表示したサイトは記憶され、次に開くときは自動的にIE表示してくれるようになります。
5)ダウンローダーサポート

レジューム機能の付いたPlusダウンローダが標準搭載。ダウンロードリンクを右クリックしてChromePlusDownloadを選ぶだけ。その他FlashGetといった多くのダウンローダーを選ぶことができるらしいのですが、この機能は使っていないため未検証です。
私の設定:デフォルトのレジュームダウンローダのみ利用しています。
とまぁ、ここまでが公式でプッシュされている部分です。ここから更におすすめの機能と良い点をご紹介。
さらに便利な7つの機能
6)Chromeからの移行がわずかワンクリック

Chromeなので当たり前といっちゃ当たり前ですが、これも素晴らしい点。今は、利用しているエクステンション、パスワード等の記憶、クッキー、お気に入り、デザイン、すべて統括して移行できるため、わずかワンクリックで放置しておけば、いつものChromeになってます。
7)左サイドバーブックマーク

左側の星マークにポインタを置くと自動で開きます。
なんのことはない、IEでよく見かける左サイドバー式お気に入りです。個人的にはもう、ずっと長いことChromeを使ってきたので「お気に入りはツールバー」という認識になっています。そのため、あまり使わない機能ですが、左にお気に入りを表示させたい人も地味に多いのと、ディスプレイがどんどん大きくなり、横に長くなっているため、常時左サイドバーにブックマークを表示することができるようになってきました。
こちらもかゆいところに手が届いてますよね。
私の設定:ツールバーメインなのでサイドバーは隠蔽しています。
8)タブの閉じるボタン「×」の調整が可能

これアイデアが素晴らしいですよね。
タブの設定ページにある「Hiding the close-button on tab」の項目。
設定変更の様子を以下の画像で確認してみてください。

おわかりいただけただろうか・・・。
上のスライダーの調整によって、×ボタンを表示する位置を変更することができるのです。また、そもそも閉じるボタンをなくすことも可能です。これによって、誤って閉じてしまうという事故がなくなるのです。
特に、大量のタブを開いた時の×ボタン事故は非常に多い為、かなり重宝します。個人的にはイチオシの機能ですね。
私の設定:Always hide the close-buttonで×ボタンを消してます。
9)マウススクロールでタブ切り替え

正直これも一度使うと癖になるだろう。タブの所でマウススクロールをするだけでぐりぐりタブの切替ができる。マウスジェスチャーとあわせて使うことで、驚くほどスムーズに仕事ができるようになるだろう。
10)ボスが来たボタン

私のボスは現在のところ私なので、今はあまり必要ないんですが、必要な方もいるかもね?
ということでご紹介。これを押すとたちまちタスクからもブラウザが一瞬で消えます。そしてもう一度押すと元の状態で復活してきます。
11)Googleに「なにか」を送信が無い

Google Chromeは何かあるごとになにかしらの情報をGoogleに送信しています。しかしChromePlusはこうした動きが一切ないため、少なくともChromeより余計な動作がありません。(※このあたりは微妙なニュアンスになり、GoogleChromeのバージョンアップによって、Chromeの方が高速という場合もあります。また、ユーザー登録して、さらに共有機能などを使っている場合は履歴、お気に入りなどの機能に送信が発生することはあります)
12)ツールバーの自動クローズ

画面上部のツールバーを自動で隠し、URLバーにポインタを合わせるとにょきっと出るように設定変更ができるようになります。ノートPCなど、画面の小さいものを利用するときに重宝します。
私の設定:ノートでは自動クローズ機能を使いデスクトップではそのまま表示しています。
以上。
気になる機能はありましたか?
もし気になったものがあればぜひお試しあれ。
CoolNovo ChromePlus
それでは、また。