嘘を嘘と見抜けない人間がバカという風潮

全くもってそのとおりでもあるし、間違いでもある。
最近だと、聞きあきたのでもう口にもしたくないがステルスマーケティングとか。昔からあったわけだけどね。
そういえば最近ステマ会社からお問い合わせきたけど、一番高いプランでやりますので、結果をブログに書いていいですかっていったら断られた。
さて、嘘っていうのは結局ソレが嘘であるということが発覚して初めて嘘になるので、それを見抜けない奴がおかしいという風潮はどこかおかしい。それとは別の問題で、ちょっとした検索で色々と楽しい真実が見えるのに、そういう事をする人もいなくなってきているのかなと。とりあえずiPhone片手にツイッターやってる時にいつも感じるのが、スマホには限界があるって事かなと最近思う。
「頼りすぎるな」
この一言なんだよね。
普段、家で仕事ばっかしているので、たまにコンビニ行くとこの真冬にでも暖かい缶コーヒーを買って外でiPhone片手にぐぐたす、facebook、Twitter、Readerなんかを眺めたりする。
この時「おーすごい情報だこれ、ツイートしよう」って思うことが過去に結構あったんだけど、今ではその場でツイートをほとんどしなくなりました。
なぜかというと、「おーすごい情報だ」と思ったそれに対して、周りの反応はどうなってんのかなっていうのも見る癖がついてしまった為です。つまりiPhoneじゃまわりの反応を調べるのに一苦労なわけ。その周りの反応っていうのは、ブラウザだとエクステンションのお陰でさささっとわずか1クリックで見れます。
このあたりがなんだかスマホの限界かなぁと感じるラインです。(今のところ)

左から
クリック一つで話題も確認できる。
※はてな拡張

※TwitterCounter

個人が手軽に情報を発信できるからこその確認作業
だれもが本当に簡単に情報を発信できる。スマホを買った理由が「Twitter」っていう人だって少なくないのだ。ただ、手軽に発信できるということは、手軽に情報がはいってくる事を意味している。
今までよりも、一層多くの情報が、そして自分にとって良い情報が簡単に手に入るようになった。これは、Google時代から考えると全く別の進化とも言えるし、そもそも「検索」をしなくても何かしらの情報が入ってくるようになったと言い換えることができる。
これまで、良い情報は多くの人とシェアしようという人と、それを閲覧する人は基本的に別々だったのに対して、今はその両方を同時に、同一人物がわずか数秒で行えるようになった。だから閲覧する側としては「これまでのように一つのページだけを信頼仕切るな」という意味ではない。
時代が変わったのだから、見方も変わるべきだと思う。
どう変わったのかは上で紹介したエクステンションの通りだけど、周りの反応も含めて一つの情報と捉えて、それを楽しむべきだと私は思う。
これまでのように、単一ページの情報だけよりも、はるかに濃厚な情報が手に入る。
例えば今までの経緯で言うと、ある記事が凄く話題になっていて、書いてあることにも納得した。しかし、周りの反応を見ると、実は私と、その記事を書いた人が特異な考え方をしていただけで、世論では全く認められていない、という部分まで見る事ができる。
また、ある時は面白いWebサービスを探していて、見つかったと思って喜んでいたら、周りのコメントでは大きなセキリティホールがあり、利用するべきではないという意見が多数あったのを見ることができた。
私の記事でもそうだが、著作権等についてあまりブログに書く人はいない。デリケートな問題はだれも触れたくないのだ。しかし、誰かが書いた記事には、いろんな事を教えてくれる人が多数いる。書いた私としては、あまり見たくない情報ではあるが、それに目を塞ぐわけにはいかない。直接私のブログにコメントを残すのではなく、外部サービスのコメントで多くの事を学ぶ事ができる。
今見ている記事が、本当の事なのか、嘘のことなのか、それを確かめる手段はとても難しい。しかし、世論とあわせて読むことで多くのことを学びとることができる。これは素晴らしい事です。
なんのためにみんな記事を読むのか
よくよく考えてみて欲しい。なぜ皆さんはやっきになって多くの記事を読むのだろうか。それは単に面白い、勉強になる、誰かと話題を共有するため、色々な理由があると思いますが、知的好奇心はなかなか止めることができない。
その知的好奇心をさらに満足することができる方法があるのだから、それを試さないのはもったいない。まして、私も過去にツイッターで多くの記事を紹介してきましたが、確認しないで紹介した記事がデマだったり、世論からは嫌われていたりしていたものだったり、「紹介した結果、自身の評価を下げる」事になったこともあります。
ステルスマーケティングをステルスと見抜けとか、嘘かどうかわからんような記事に感動するなとかそういうお話ではありません。今は周囲からどのような関心を集めているのか、どのように思われているのか。そういう部分まで目を通して、情報をもっと楽しく吸収していければいいなぁというのが私の考えです。
そうやっていくうちに、自分で「あれ、この記事なんかおかしい」と自分で考える事ができるようになってくるのかなとも思います。
なんにせよ、人を疑いすぎても、信じすぎてもダメですが、自分の目も、実はあんまり信用出来ないものだと言う事です。
ネットでは、他人も、そして自分すらも頼りすぎてはいけない。集積された情報を元に、自分で考えて、判断する必要がありますよね。
余談ではありますが、最近の詐欺は、パンフレット、電話、Webサイトが3種の神器と言われています。そのWebサイトだけを信じて詐欺にあっている人は多数います。周りを見ましょう。周り人の情報価値にも目をむけましょう。
なんだか、周りを見て、情報に価値をつける行為って、Googleのしていることに似てますね。
それでは、また。