ブログにおける最高の戦術は生き残った者によって伝わっていく
2012年01月31日 公開

『最高の戦術は生き残ったものによって伝わっていく』っていう言葉。これ実は、ゲームオブザイヤー2011を受賞したスカイリムというゲームの中でローディング中に出るランダムメッセージの一つなんですけどね。
これ見て「なるほど確かにその通りだ」とおもっちゃったわけです。
ブログにおける最高の戦術とは?

単刀直入に結論から。
『書くこと』
これだよね?
何言ってるんだこいつと思われるのはわかっているんだけど、例えば2年間書き続けても、人が来なくて一日100に満たないPVのブログでも、3年目に一気に月50万PVにまでなったブログとかありますよね。最近みかけるわかったブログもそんな感じの下積みの長かったブログですし。
初月からどーんときたブログがあっても、結局書き続けないでどんどんと人前から姿を消していくブログとかもよく見かけます。もちろん、最初からサラブレッドなみに素晴らしい記事しか書かない人もまれに現れます。そういう人は、他人が書いたよい記事を見続けていたり、それまで働いていた職種にもよるし、学んできた経験による差はあります。
しかし、人気ブロガーって全員そうなのかっていうと違うんですよねこれが。
つたない文章ではじまり、炎上したり、罵倒されたり、コミュニケーションをとったりして、少しずつ、本当に少しずつジワジワと人気になっていくわけです。
間違って欲しくないのは、なんでそんなマゾみたいな苦行を強いるの?とか思うかもしれないけど、単に「ブログにおける最高の戦術」なので、ブログより収益があるものがあったり、楽しい物があったり、仕事があれば別にそんなもの考える必要は無いんですけど、結局ずーっとロングランで残り続けているブログって、なにはともあれ書き続けているって事が言いたいんです。
その時感じたこと、考えたこと、学んだこと、起こったこと、これらを書いているんです。
そして、ブログを書きたいと考える理由は様々ですが、そのなかで、副収入に繋げたいと考えた場合は、以下のような自分がしてしまう言い訳についても改めて考えなおす必要があるんじゃないかなと思うわけです。
ネタが無い、時間が無いといういいわけ

「書かない」人の6割以上は「書くことがない」っていう回答があります。でも、この書くことが無いっていう言葉の裏には、単に「書かないという事実」へのいいわけになってるんだよね。
文章は技術なので、文章が苦手なら文章に関して学べばいいだけだよね?外でアルバイトしたほうがよっぽど高収入になるかもしれないのに、家から出ず、指先だけで副収入にしたいと思うくらいなら、やっぱりアルバイトと一緒で最初は下積みと苦労は耐えなきゃならないんじゃないかなと思います。
ネタが無いっていうのは多くのブロガーを悩ませる最大の種だと思うけど、とりあえずどんな情報でも書いてみたらいいんだよね。
書かない人が言うネタが無いっていう言葉は、ほぼ100%情報の価値が全くわからないっていう事なんです。
情報の価値が全くわからないから、調べたり検索することも出来なければ、発見しても紹介できないんです。つまり、情報にはどういう価値があるのかというのを学ぶ必要があるって事なんだけど、これが最もわかりやすく勉強できるのが、書くことなんですよね。
逆に、常に書いている人が「ネタが無い」と言い出すと、情報の価値を元に、選びすぎているという事になるわけで、そういう人の「ネタが無い」とは全くの別物なわけですよ。
これはコンスタントに週1で記事書いているAさんと、5ヶ月目でまだ7記事くらいのBが話しているのを聞いていて、Aが「いやーネタに困るなー」B「ほんとにネタ探しって大変ですよねぇ」って言うのを聞いて、いやいやいやそれはちがうよおおお!って突っ込んだわけなんだけど、まぁ、結局はそういうことなんだよね。
たとえそれが全く人に相手にされないような事であっても、どのネタを書くべきかと悩むためには、そもそも価値を知っているから悩めるのであって、わからないなら書いてフィードバックを得なければ、どの情報に価値があるのかなんて、悩む事すらまだできないんです。
ところが、ネタが無いっていう人は、そういう色んな情報すらも書くことを放棄しちゃう。とにかく書かない。さらに続けて言うと、時間がないっていうセリフも出てきますよね。でも、実際に会ってみてわかりましたが、人気ブロガーさんって、かなりの割合で2重生活しています。
なにか仕事しながらブログ書いてるんです。私もフリーになる前は仕事しながらブログ書いてました。通常勤務+残業150時間でも、2007年から書き続けているわけですよ。むしろ仕事しながらブログ書いている人のほうが、ネタ的に面白い事を書く人が多いくらいなので、それは長所と見てもいいくらいです。
結論を言えば、現在人気ブログと呼ばれているブログの、全てのブロガーが持ち合わせている最低条件が、書き続けているっていう事実なんだよね。
あの人みたいな素晴らしいブログを書きたいって思うのは、あの人みたいな素晴らしい漫画が書きたいにすごくよく似ていると思う。漫画の上達の早い人はとにかく書いて書いて書きまくる。遅い人程、色んな情報を先に仕入れて楽しようと考える。
こういう考えの違いが、大きな差となってくるんじゃないかな。
思い立ったら書き始めてるくらいの勢いがあってもいいと思いますね。
それでは、また。